竜ヶ岳 筏場コース〜谷コース(りゅうがだけ)山口県周南市

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1回目 2002年8月17日 正面コース を見る
2回目 2005年2月11日 大黒山〜竜ヶ岳往復登山 を見る
3・4回目 2005年11月19日・20日筏場コース・午王ノ内コース を見る
5回目 2009年10月31日 大黒山〜竜ヶ岳往復登山 を見る
6回目 谷コースは上級者用 2015年3月22日 筏場コース〜谷コース を見る
7回目 上級者用 2015年3月26日 支尾根コース を見る
8回目 2015年3月29日 西尾根コース を見る
9回目 
2015年12月26日 西尾根コース 登山道整備を見る
10回目 上級者用 2015年12月27日 支尾根コース 登山道整備を見る
11回目 2016年4月9日 大黒山から竜ヶ岳縦走・下山は西尾根コース を見る
12回目 2017年7月17日 西尾根コース(夏のトレーニング) を見る
13回目 2018年1月13日 筏場から西尾根コース 竜ヶ岳から大梅山縦走を見る
14回目 2019年2月16日 竜ヶ岳西尾根コース
15回目 2019年11月10日 竜ヶ岳西尾根コース
16回目 2020年2月2日 大黒山〜竜ヶ岳〜西尾根コースで筏場
17回目 2020年8月6日 竜ヶ岳 西尾根コースから登り、下山は大黒山林道へ
18回目 2020年9月20日 黒岩峡登山口〜札ノ尾山〜竜ヶ岳〜西尾根コース〜筏場登山口
19回目 2020年10月18日 竜ヶ岳〜大黒山〜毘沙門岩周回
20回目 2023年11月19日 大黒山〜竜ヶ岳〜毘沙門岩〜大梅山 8の字を描いて周回
21・22回目 2023年12月2・3日 西尾根コースを登り、下山は境界林道ルート
23回目 2024年1月2日 西尾根コースを登り、下山は正面コース
24回目 2024年1月6日 筏場コースを登り、下山は西尾根コース
25回目 2024年1月8日 正面コースを登り、下山は谷コース

2015年3月22日

登山口 →0:50→ 相ノ見峠 →0:15→ 山頂

筏場コース登山時間 1時間 5分

谷コースコースタイムは後日調査予定

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生のご案内により竜ヶ岳へ。今回は登山時に竜ヶ岳の筏場コースを採って山頂を目指し、下山時に西尾根へ続くコースを整備するのが目的である。

 と、言うのもこの竜ヶ岳には北から正面コース、東からは大黒山または大梅山より縦走するコース、南からは午王ノ内、黒岩峡、筏場のそれぞれの起点から相ノ見峠を経由するコースが用意されているものの、西尾根を通るコースは途絶えているからだ。

高速道路の高架下を右折(入口は2ヶ所) 小筏場橋の先を右折

 登山口の筏場へ向かう起点を熊毛町の三丘温泉とすれば、温泉の前を走る県道144号を周防高森方面へ向かう。前方に山陽自動車道の高架が見えてくれば筏場で、高架下の椎の木川に架かる小筏場橋を渡り、右へ分岐する道に入る。なお、この手前の分岐を右折しても同じ場所に出る。

小筏場橋の手前を右折 筏場コースのお地蔵様

 そのまま道なりに進み、山陽道の高架下(玖珂14)を潜る。県道から約500m程度進むと、右に筏場コースのお地蔵様が鎮座されている。更に100m程度道なりに進むと、左側に少し広くなった場所があるので、車を置いて登山を開始する。なお、この場所は後日紹介する「支尾根コース」の登山口にも近く、もう一つの谷コースにも使用可能な駐車地である。

筏場コースへ入る 笹が刈られて歩きやすい

 本日は筏場コースへ向かうので、100m程度高速道路側へ引き返すと、目印のお地蔵様の鎮座される筏場コースの登山口へ着く。このお地蔵さまには「右 二井寺三十一丁」、反対側には「文化3年3月」と彫られている。また、この地点にはNTTの電柱「川尻2 580」が立ち、入口の目安となっている。

背の高い笹の間を進む 沢の手前を右折する

 分岐より山道に入るときれいに笹が刈られ、快適な道が続いている。広い作業道のような道を進むと、間もなく「筏場官行造林地」の案内を過ごし、前方に沢が見えてくれば、進路は沢沿いに右へ向く。

1回目の沢渡り 耕作地跡の石組み

 この先で一回目の沢を渡り、沢を右に眺めながら進む。左には耕作地跡のような場所があり、水路の跡らしき溝も確認することができた。足下に石組みなど生活の跡を感じながら奥へ向かう。

主尾根コース(右側)の分岐 2回目の沢渡り

 朝日差す幻想的な風景を眺めていると、2回目の沢を渡るようになる。なお、後日この地点の右側から山頂を目指す「主尾根ルート」を開設したが、この紹介は後日とする。苔むした歴史を感じさせる石組みを眺めて対岸に立ち、少し進むと左前方に美しい小滝を眺める。

足下に石が目立ち始める 小滝

少し坂の傾斜を感じ始めれば、足下に石や小岩が増えてくる。この先で3回目の沢、わずかに進んで4回目の沢を渡り、沢渡りが終了する。木漏れ日の差す風景を眺めながら進んでいると、細長い岩を加工しようとした形跡を見つけることができる。

4回目の沢渡り 石を加工しようとした名残

 この先から少しの傾斜を登り切ると、石仏の置かれた相ノ見峠へ着く。この峠から南へ向かえば札の尾山・黒岩峡と続き、東へ直進すれば午王ノ内・二井寺方面、北へ進路を採れば竜ヶ岳・大黒山方面となる。今回の目的は竜ヶ岳なので北へ進路を採る。

相ノ見峠のお地蔵様 峠から北へ向かう

 坂を登ればすぐに大岩が顔を出し、登るにつれ目の前に現れる岩が大きくなる。前方には竜ヶ岳の山頂部が顔を出し、南には札の尾山の風景が広がる。快晴の空の下、展望を眺めながら山頂を目指すのは山登りの醍醐味である。

大岩が目立つ 竜ヶ岳の山頂部

 間もなく竜ヶ岳と大黒山・大梅山の分岐へ着くので進路を西へ採る。この先で一旦坂を下り大きく登り返すが、分岐点から山頂を眺めると、もう目的地はわずかの位置である。不安定な岩場に取り付き一気に高度を上げるが、この急登が竜ヶ岳のハイライト、しっかり岩場登りを楽しむ。

竜ヶ岳へ向かう 岩登り

 やがて坂の傾斜が緩めば、山頂東端の展望岩の上に着く。東には大黒山、大梅山がそびえており、その手前の斜面にある樹木の背が以上に低いことが気になる。展望地から山頂方面へ移動すると、四等三角点の置かれた竜ヶ岳の山頂へ到着した。

竜ヶ岳山頂から大黒山等(クリックで拡大) 山頂の大岩

山頂の岩には、以前白いペンキで竜ヶ岳と描かれていたが、現在はペンキが消され、とても雰囲気の良い山頂に様変わりしている。岩上に立ち周囲360度のパノラマ広がる展望を眺めれば、何も言うことはない。竜ヶ岳は標高わずか365mに過ぎないが、北には中国山地まで見晴らす事ができる。

札の尾山 三丘ヶ岳

眼下に登山口が見える(クリックで拡大)

 西に三丘ヶ岳、南に札の尾山、東に大黒山と大梅山などを眺めて小休止を取る。時刻は午前10時半過ぎなので昼食を摂るには少し早い。当初の予定通り西尾根へ向かって道作りを開始する。なお、後日解ったことだが、眼下には今回の谷コース、次回紹介の支尾根コースの入口が見えている。

西尾根コースへ向かう 坂を下る

 後日「西尾根コース口」の案内板を設置したので、入口は明確で、西へ向かって坂を下れば左右の分岐が現れる。左は後日紹介する「西尾根コース」で、今回の谷コースは案内板に従い、直進から右方向へ進路を採る。

コース分岐 谷コースは右へ 昔の踏み跡を辿る

 このコースには、以前の踏み跡が残っていたので、踏み跡を生かすコースを採る。途中でシダの茂る場所は迂回し、歩きやすいコースを採ったので、少し遠回りと感じるかも知れない。

平坦な道を選びながら進む 炭焼き窯跡

 やがて平坦な場所に着けば、地籍調査の杭と炭焼き窯跡が現れた。この先からは快適な自然林を辿ることになる。目印のテープをびっしり貼りながら進むと、イノシシ除けのトタン板が見えてきた。人工物が見えてくれば終点は近く、間もなく作業道へ到着した。

トタン板が見えれば作業道は近い 作業道へ下り立つ

 作業道から南を眺めれば、先程まで立っていた竜ヶ岳はとても遠くにそびえている。さて、作業道を北へ進むと左に作業小屋を過ごし、間もなく舗装道へ着く。この舗装道を左折すれば、登山口の駐車場までは約12分程度である。

作業小屋を過ごす 丁字路を左折で駐車地へ

竜ヶ岳山頂

大黒山と大梅山

 前の山 高岳山〜三ッヶ峰2015年 を見る

 次の山 竜ヶ岳支尾根コース を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県周南市 竜ヶ岳 登山口付近のMAP

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