竜ヶ岳 支尾根コース(りゅうがだけ)山口県周南市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2015年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 1回目 2002年8月17日 正面コース を見る 2015年3月26日 支尾根コースのコースタイムは後日調査予定 竜ヶ岳の西尾根コースについて、地元の方に登山道入口などを教えて頂いたので、山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生のご指導の下、登山道の整備に向かった。
登山口の筏場へ向かう起点を熊毛町の三丘温泉とすれば、温泉の前を走る県道144号を周防高森方面へ向かう。前方に山陽自動車道の高架が見えてくれば筏場で、高架下の椎の木川に架かる小筏場橋を渡り、右へ分岐する道に入る。なお、この手前の分岐を右折しても同じ場所に出る。
そのまま道なりに進み、山陽道の高架下(玖珂14)を潜る。県道から約500m程度進むと、右に筏場コースのお地蔵様が鎮座されている。更に100m程度道なりに進むと、左側に少し広くなった場所があるので、車を置いて登山を開始する。
駐車地から北東へ続く舗装道を200m進むと、右にカーブミラーの置かれた分岐へ着く。この分岐を右折し、作業道を進むと耕作地へ着く。次に耕作地の南側にある分岐を右折し、わずかに進んでイノシシ除けのネットが見えてくれば、ネットを乗り越えて山道に入る。なお、このネット付近からは、しっかり目印のテープが巻いてあるので、テープを探しながら歩けば、山頂へ着く事ができる。
当日は、地元の方の先導でこの道に入り、後をついて行くと、踏み跡や昔のテープの跡等が多く残っており、途中にシダの茂る箇所も見受けられたが、おおむね平坦な道が続いていた。地元の方の説明をお聞きし、お礼を述べて登山道へ向かう。
さて、山頂へ向かってしっかり目印のテープを巻きながら尾根道を進む。途中でシダの茂る場所に遭遇するが、今回はシダを中央突破し、しっかりした道を作りながらシダを踏みしめる。やがて明るい尾根道へ飛び出し、今度は背の低いシダを踏みしめる。ここでイノシシのヌタ場を見つけたが、このヌタ場は意外ときれいに見えた。
そのまま更に尾根道歩き、周囲には樹林が茂り、足下には大岩が隠れているので慎重に進む。足下に地籍調査の杭を過ごせば、少し歩きやすい道へ着く。明確な道を辿れば、間もなく坂の傾斜を感じ始め、左側の木には熊の爪痕が残っていた。
明確な尾根道歩きが始まるものの、きついシダとの戦いも始まる。最初はシダを避けて巻き道を採ろうとしたが、尾根を外し気味となるので、そのまま尾根へ向かう。シダ道の急登は滑り易く、苦労しながら道を作る。それでもかまわず進んでいると、背後には明らかな登山道ができている。
更に少しずつ高度を上げると、三丘ヶ岳や熊毛烏帽子岳を見晴らす展望地へ出る。このコースはシダさえ無ければ展望広がる素晴らしいコースである。眼下には民家や登山口への取り付き地点などが見えており、今まで立っていた場所を眺めるのは、楽しい作業である。
やがて進路は東方向へ変わり、標高270m付近へ到着、東を見上げれば前方に目指す竜ヶ岳の山頂が顔を出した。この先の鞍部へ着いたところで時刻は12時を過ぎていた。平坦な場所で遅めの昼食を摂り、大休止の後再び山頂を目指す。
平坦な場所を過ごすと山頂へ向かう急登が始まり、急な傾斜を辿れば、間もなく谷コースとの分岐へ到着。これで二つのコースは繋がった。山頂へ向かってしっかりテープを巻きながら進むと、間もなく竜ヶ岳の山頂へ到着、今回も快晴の空の下、すっきりした展望広がる山頂である。
山頂から登山口方面を眺めると、今回の登山道入口と前回の谷コースの入口付近を確認することができる。山頂にて小休止の後、元来た道を引き返し、更に短い間隔でテープを巻き、足下を踏み固めて歩きやすくする。下山は登山時に巻いていたテープを頼りに楽々歩き、しっかりとテープを巻きながら登山口まで引き返した。 眼下に出発地点(クリックで拡大) 駐車地まで引き返すと、道をお聞きした地元の方が出てこられた。我々が尾根道を歩く姿が、この付近から見えたそうだ。この方より、お地蔵様を登山口とする「筏場コースの途中から竜ヶ岳へ向かったことがある」とのお話をお聞きした。そこで次回はこの「主尾根コース」を採ることにする。
登山口周辺の地図はこちら 山口県周南市 竜ヶ岳 登山口付近のMAP |