白石山周回2015年(しらいしやま)山口県山口市

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2020年3月8日の登山記を見る

2015年3月28日

登山口駐車場 →0:30→ 下山分岐 →0:07→ 白石観世音 →0:03→ 物見岩

 →0:05→ 山頂 →0:10→ 下山分岐 →0:40→ 登山口

全歩行時間 1時間35分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山と渓谷社発行の山口県の山(著者中島篤巳)の再踏破を続けている。今回は山口市徳地町の白石山を目指す。白石山登山口の夏焼地区へ向かう起点を中国自動車道の徳地インターとすれば、インターの前を通る国道489号を北へ進む。

徳地インターからは北へ進路を採る 県道26号へ向かって左折(クリックで拡大)

 国道を5km程度進むと徳地町船路地区に入り、左に山口へ向かう県道26号の分岐案内が立っている。なお、この下には白石山の案内もあるので目印となる。分岐を左折し、県道を道なりに進むと、間もなく前方に白石山の特徴的な山容が見えてくる。更に進めば白石口バス停に着き、この先の左側に白石山入口の案内が立っている。

麓から眺める白石山 白石口バス停の先を左折(クリックで拡大)

 また、山口市方面からこの白石口バス停を目指す場合、道の駅二保を起点とすれば、道の駅から東へ続く国道376号を900m程度進み、引谷への案内に従い分岐を左折、県道26号を道なりに進めば、やはり白石口バス停へ着く。

二保からは「引谷」方面へ左折 白石山入口

 入口の案内に従い南へ700m程度進むと、間もなく駐車場の整備された白石山の登山口へ着く。登山準備をしていると先行者が下りてこられた。この方達は防府市から来られた二人で、7時から登り始めて9時に下山をされていた。

白石山登山口駐車場(クリックで別角度) 岩を見ながら登山開始

 登山準備の後、登山を開始、白石山の登山口は左右二ヶ所あり、通常は右側から山頂を目指し、下山は左側を採る。わたしも右側の登山口より山頂へ向かう。緩やかな傾斜の道なので、ウオーミングアップに丁度良い。

樹間越しに白石山 遊歩道のような登山道

 周囲には自然林が良い雰囲気を醸し出しており、すぐに大岩が顔を出す。前方には白石山の山容が木の間越しに見えてくるが、山頂部ははっきり見えない。足下はまるで遊歩道のように平坦で白く、人工的に作ってもこんなにきれいにはならない気がする。

馬の鞍岩・龍駄の岩

 左右にシダの茂る道を辿り、少しずつ高度を上げていると、前方に大岩群が続いている。先ず目の前に現れたのが馬の鞍岩・龍駄の岩、とても大きくてカメラのサイズ以上で、前回大きいと感じた岩は間違いなく大きい。

大きな一枚岩 大岩

 岩の間を潜り、左右にシダを眺めながら進んでいると、東に狗留孫山が見えてきた。前回狗留孫山に登った際、白石山が向かいにそびえているという感覚は無かったが、今回は向かいにそびえる狗留孫山をしっかり眺めることができた。この先で一枚岩の大岩を踏み、更に先へ進むと沢が流れていた。従ってこの付近でも水分を補給することができそうだ。

下山分岐 清水

 岩を眺めながら少しずつ高度を上げると、左に分岐が見えてきた。こちらは引廻し方面と案内されており、下山時に使用するコースである。この分岐を過ごした先の右側に清水の湧き出す場所があるものの、水量の細い時には水場として使用できない気がする。

展望の岩 基礎部が左右平行の岩

 やがて目の前に大岩が現れ、この場所からは東に展望が開けている。目の前には狗留孫山、その奥にアンテナを持つ山は石ヶ岳だろう。この展望岩の下には左右平行に見える岩が埋まっており、前回も感じた不思議な岩である。

大岩上の石仏 白石観世音の向かいに祀られた石仏

 少し上へ進むと、大岩の上には石仏が祀られており、狗留孫山を向いているのかと思ったら、南を向いておられた。更に進むと左に大岩があり、この岩の中には白石観世音が祀られていた。岩穴の中に祀られた観音様に参拝、その左には石仏も置かれていた。

白石観世音が安置された大岩 白石観世音

 奥へ向かうと登山道は左に続いているが、この先にある接待岩の中に入ってみる。大岩と大岩の間をすり抜けると接待岩の前に出る。岩は右側を上にして斜めに置かれており、中は広く、多くの人が宴会をするのに十分な広さである。

接待岩(クリックで拡大) 接待岩の清水

 この下には清水の湧き出すところもあり、ここで簡単な料理を作ることもできそうだ。また、接待岩の右には石仏も祀られており、宗教的な行事が行われているのかも知れない。接待岩を後にして登山道に戻り、山頂を目指す。なお、この接待岩までは道も広く平坦な遊歩道だが、山頂へ向かう際には通常の登山道となる。

接待岩に祀られた石仏 木の根の張り出す登山道

 坂の傾斜を感じながら木の根の張り出す道を辿る。左右に自然林を眺めながら更に進むと、突然広く平坦な場所に出る。山頂へは右へ向かうが、左に展望広がる物見岩があるので立ち寄る。物見岩の上には平坦な展望地があり、東から南、西へと絶景が広がっている。

広く平らな物見岩(クリックで拡大) 物見岩から大平山・真田ヶ岳(クリックで拡大)

 西に蕎麦ヶ岳、左に真田ヶ岳と続き、南には矢筈ヶ岳とアンテナの建つ大平山、南東に四熊ヶ岳に嶽山、東に向かって千石岳、要害山、狗留孫山、その先にアンテナの建つ石ヶ岳と、本日はいつもに比べて少し霞が取れており、展望を楽しむことができる。

狗留孫山の後に石ヶ岳 白石山山頂

 さて、展望地から西へ向かえば、三等三角点の置かれた白石山の山頂へ到着する。山頂からは周囲の木々の背が高く、展望は樹間越しである。山頂から少し北へ移動すると、展望広がる大岩があり、岩上に立つと眼下に出発地点の夏焼地区、北西に特徴的な山容の龍門岳とその下には国際通信のパラボラアンテナ、北には物見ヶ岳と高羽ヶ岳など、山口県の名山が続く。

白石山山頂北の展望岩 夏焼地区や物見ヶ岳・高羽ヶ岳(クリックで拡大)

 この岩上に座り、お弁当を食べながら展望を眺めるのも悪くは無いが、丸っこい岩なのでお弁当などを広げていると、下に落ちかねない。さて、山頂に引き返し今度は切り開かれた西へ向かう。こちらには蕎麦ヶ岳と真田ヶ岳がすぐ近くにそびえており、岩上でお弁当を広げることができそうだ。

龍門岳 西に真田ヶ岳と蕎麦ヶ岳

 山頂にて小休止の後、先程の物見岩まで引き返し、周囲を眺めていると、少し下に四角い形をした岩を見つけた。そこでこの下へ向かうと、この付近は絶壁となっていた。勇気を出して岩上に立つと、眼下に広がる展望は、めまいがするほど素晴らしく、真下には耕作地、東から南へ向かって狗留孫山から大平山までの展望を楽しむことができた。

物見岩下の展望岩と狗留孫山(クリックで拡大) 物見岩を見上げる

狗留孫山や大平山など(クリックで拡大)

 これで山頂付近での散策は無事終了、下山を開始する。接待岩の横を抜け、大岩の展望地を過ごせば水場の先に下山分岐が現れる。下山は引廻し方面と案内される方面へ向かってみる。こちらの方面にも奇岩大岩が多く配置され、一つ一つの名前は不明だが、大岩を鑑賞するのは楽しいものである。

下山分岐 ロープの渡された場所
コウモリ岩(クリックで拡大)

 コース途中にはロープも配置されており、このコースも良く踏まれているようだ。やがて大きなコウモリ岩の前を通過、この岩は大きすぎて写真に入りきらない。岩に数珠が掛けられたように見える数珠掛岩を鑑賞、白石公団造林地の古い標柱を過ごし、わずかに下れば最後に大きな狼岩を眺める。

狼岩 明確な作業道
登山口駐車場へ850m地点(クリックで拡大) 分岐を左折(クリックで拡大)

 そのまま道なりに進むと、すぐに左右の分岐へ着き、駐車場へ700mの案内に従い左折する。明るい作業道を進むと、間もなく右へ進路を採る。明確な道を道なりに進めば、峠を越えた先が白石山登山口の駐車場である。

分岐を右上へ(クリックで拡大) 峠を越えれば登山口(クリックで拡大)

 白石山は接待岩まで広い遊歩道のような道が続き、高度を上げる感覚も無いので、疲れること無く山頂へ着くことができた。

徳地町から眺める白石山と狗留孫山(クリックで拡大)

白石山

馬の鞍岩・龍駄の岩

白石観世音の祀られている岩

接待岩

物見岩

狗留孫山

コウモリ岩

数珠掛岩

 前の山 竜ヶ岳 筏場コース〜谷コース を見る

 次の山 竜ヶ岳 主尾根コース を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県山口市 白石山 登山口付近のMAP

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