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2017年10月27日
→0:20→ 案内板の立つ精錬所跡 →0:30→ 山頂 →0:40→ 主稜鞍部
→0:40→ 登山道入口 →0:20→ 向峠バス停
舗装道を進むと左に道は分岐し、登山口まで25分と案内されている。すぐに竹林帯に入ると獣除けの鉄柵があり、ゲートを開けて中に入る。この手前にも登山口への案内があり道を間違えることはない。作業道を更に進むと右に壊れかけた「小五郎山莊」の小屋があり、中には登山ノートが置かれているようだ。この小屋はかなり以前からこの場所に置かれており、月日の過ぎることを感じさせるものである。
登山口から約30分で登山道入口の案内の立つ分岐へ到着。ここから折り返すように右上へ続く道に入る。ここから山頂まで1時間50分と案内されている。ここまでの行程はほぼ案内通りだったので、この先も案内通りに行けるかどうかが平均的な速度との兼ね合いであろう。この入口付近にスズメバチの巣があると書かれているので慎重に進む。先日の虎ヶ岳では、スズメ蜂の攻撃にひるんだことが生々しい記憶である。
岩の目立つ道に入りしばらく進むと周囲にアカマツ林が広がる。アカマツを眺めながら高度を上げ、そのまま山腹につけられた道に入る。更に進めば整然と林立する植林帯の人工美がすごい。密集した植林帯を右に眺めながら坂を登る。突然という感じで足下にくぼみを見つけた。これが炭焼き窯跡で昔の生活の名残を今に伝えている。
少しずつ高度を上げると、周囲には紅葉している木々が現れ、登る度に美しい景色が広がる。全体的には黄葉が多く、周囲は黄金色に包まれている。やがて頭上が開け、青空と黄金色のコントラストが素晴らしい。この中に紅葉が入ると更に幻想的な風景となり、小五郎山の面目躍如という感じである。
やがて急登が終わり緩やかな尾根道を辿る。全体的には紅葉の始まりという感じで、全山黄金色とは言いがたいが紅葉の始まりもなかなか美しい。紅葉を楽しみながら進むと、間もなく寂地山や吉和冠山を見晴らす展望地へ出た。寂地山を正面に見て左側の斜面にも紅葉が見受けられ明るい日差しを浴びた姿が美しい。
山頂からは寂地山、吉和冠山、大峰山、鬼ヶ城山、遠くには広島湾、手前に羅漢山と続き、島根県側には安蔵寺山、香仙原が樹間越しに見えている。山頂で昼食を摂り、マユミの実を確認、次は鉱山跡へ向かって少し進んでみた。
左右に笹を見ながら急な坂を下り、最初に横穴式坑道跡の分岐を過ごし、次に竪穴式坑道跡の前を通過、更に下って案内板の置かれた精錬所跡へ着いた。ここで案内板を確認し、斜面を石組みにより人工的な平坦地に変えた精錬所跡などを見学、竪穴式坑道跡、横穴式坑道跡の入口をそれぞれ確認して山頂まで引き返した。
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