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2002年11月10日・2009年1月3日の登山記を読む
→0:35→ 陶ヶ岳〜八丁の鳥居〜石のトンネル〜鳥居
→0:23→ 陶ヶ岳観音山莊 →0:22→ 陶ヶ岳登山口
しばらく芝生の上を南下し、滑り台の所で右上へ続く階段を登り上の段に着く。ここから再び南下し、右に火の山登山口を過ごす。亀山から火の山までを見晴らす展望地でこれから歩く山脈を眺め、間もなく現れた亀山登山口の案内に従い登山道に入る。明確な道を辿り、途中の石組みのあるところにはハシゴが用意されていた。
山頂から少し南へ下がった所へ移動し、小休止を取る。やはり亀山への直登は厳しいものである。亀山の次は火の山へ向かう。進路を北に採り亀山から一旦高度を下げる。坂の途中からは前方に火の山の山頂部を確認、長い尾根道を歩くことが解る。
左右にシダの茂る道を進み鞍部から上り返す。背後には先ほどまで居た亀山が尖峰であることが見て取れる。松の多い庭園風園地を過ごすと前方に火の山が近づいていることが解る。間もなくピークに着けば遠下山の案内が置かれていた。背後にはやはり亀山の尖峰と歩いてきた稜線がくっきり見えている。
梅の木山からロープを補助に坂を下れば正面に岩山の展望が広がる。岩の多い道を登り返すと、背後には先程までいた梅の木山が尖峰であることがわかる。岩場に取り付き急登を辿る。高度を上げる度に背後には展望が開け、いつの間にか梅の木山、遠下山の先に亀山が顔を出した。やがて尾根道に着き、分岐を左折すれは石祠の置かれた懐かしい火の山山頂へ着いた。
石祠の中には八幡大菩薩、聖天大菩薩、石鎚大権現、火の山日輪ノ神、火の山守護神が祀られていた。丁度お昼になったので休憩を兼ねて昼食を摂り、展望を眺める。広い平野では農作業の終わりを告げるように野焼きが行われ、展望は霞みがちになっていた。それにしても歩いてきた長い稜線を眺めながらの食事は感慨深いものである。
少しずつ陶ヶ岳が近づき、目の前にそびえる山脈も大きくなってきた。鞍部に着き、上り返せば、足下が滑り易い小石混じりの道に変わる。間もなく松にかけられた南原之頭250mの案内を過ごすと、その横には陶二の岳252mの案内が立っていた。このピークの先からロープの渡された岩場を下り、樹林の下に続く道を登り返す。
この先のピークには陶一の岳の案内が置かれていた。ここまで来ると小さなピークの一つ一つに名前がつけられていることに驚く。陶一の岳のピークから正面北に陶ヶ岳を見ながら坂を下り、再び上り返せば陶ヶ岳の山頂に着いた。山頂には観音山の案内が置かれ、岩場にはやはり懐かしい山上三社大権現の石碑が置かれていた。目のくらむような岩上からは周囲360度の展望が広がり、いつまで眺めていても見飽きることはない。
縦走路を北に採り、岩の間を抜けて鳥居の建つ鞍部に下り、鳥居の右側から北へ続く道を辿る。手製の案内には「岩屋・磨崖仏へ」の案内があり、そのまま進むとシダの刈り払われた道が現れ、岩場の中へ進むと岩屋が現れた。付近の花崗岩には三十三観音の磨崖仏が彫られており、のどかな風景が続いている。周回して真砂の上に出れば、もともとの縦走路と出合い、そのまま陶ヶ岳への道を採れば先程分岐した鳥居の前に戻った。
鳥居手前で八丁の石仏を確認、次は三十三観音の磨崖仏と石仏に導かれて信仰の道を辿れば、間もなく陶ヶ岳観音山莊の広場に出た。広場から周囲を少し散策した後、下山道に入り登山口まで引き返した。最後の道がとても長く感じたのは平坦で緩やかな道が長く続いたからだろう。最初に車を配置しておいた、松永邸手前の登山口駐車場に到着、金光さんにセミナーパーク第5駐車場まで送ってもらい、ここで皆さんと別れて帰った。久しぶりの金光さんとの登山はとても楽しいものであった。
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