トップに戻る 2021年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
県道を3.5km程度進むと、防長バスの東園停留所手前に「秋川牧園へ350m」の案内が立っているので右折。道なりに進むと交差点へ着くので直進。右に墓地、左にお地蔵様を過ごし、中国自動車道53ガードを潜り、作業道をわずかに進むと、右に駐車スペースがあったので車を置いて登山を開始した。
この砂利道を更に進むと、ガードレールが左右にある橋の手前に着き、この付近に広い駐車地が整備されている。ここまで侵入すれば、往復13分の時間を節約することができるが、運転に自信の無い私は、かなり手前からスタートした。
さて、登山を開始し砂利道を進む。背後に東西鳳翩山を眺め、のんびり進んでいると、右には古い水源かん養保安林の案内、更に先には堰堤を過ごす。この先には広い駐車地が2ヶ所あるので、大勢で登山をするのに支障は無い。
更に進み白いガードレールが左右に設置された橋を渡る。川の上流には滑滝を眺める事ができた。砂利道を道なりに進むと左に「蕎麦ヶ岳・重石」と書かれた登山口の案内が置かれていた。いよいよこの地点から山道に入る。
足下にはシダが目立つものの、歩きやすく刈られているので全く支障は無い。道なりに10分程度進むと蕎麦ヶ岳と重石の分岐へ到着、最初に重石へ向かう。
そのまま道なりにほんのわずか進むと、前方に大岩が見えてきた。この岩場の中に入ると眼下に滑滝が細長く続いていた。これはすごい滑滝、これを眺めるだけでもこの地に来た甲斐がある。
背後を振り返ればそびえるような大岩が立ち、その左から滑滝へ向かって下るロープが渡してあった。これは下りてみようと、この方面へ向かったのだが、反対側には簡単に滑滝の上流に下りることができる周回道が用意されていた。ただしこれは、滑滝を周回したからこそ分かったことである。
さて、ロープの補助を借りて滑滝の下流に下り、下から重石を見上げる。これはすごい大岩で、こんな大きな岩を間近で眺めたことは久しぶりである。滑滝の横を少しずつ進み、高度を上げていると左上へ周回する道が続いていた。ここにも補助のロープが渡され、とても登りやすくなっていた。すぐに先ほどの岩場へ戻り、再度滑滝を眺めて蕎麦ヶ岳への分岐まで引き返した。
蕎麦ヶ岳へ向かって進むと、北西方向に東西鳳翩山がそびえているのがはっきり見えた。快適な登山道を進んでいると、右下から沢の音が聞こえ始めた。障害物がなくなれば、これが滑滝と言うことが分かった。滑滝を眺めながら歩けるのは、とても珍しいことである。
やがて沢が右に現れ、この先で沢を右から左へ渡る。この先沢沿いを進み、今度は右から左へ沢を渡る。そのまま道なりに進むと、登山道は歩行部分が掘られたような道に変わり、少し高度を上げると周囲の展望が開けた。
南東方向に小麦ヶ岳のピークが現れ、これから向かう目標を確認することができた。進路は東へ向かい、最初は緩やかな傾斜だが、少しずつ傾斜の角度が増し、大岩の目立つ尾根へ着けば左に丸山川コース、右が蕎麦ヶ岳への道が続いている。
この分岐は蕎麦ヶ岳を目指して右道をとり、すぐに仁保村の境界石柱を過ごす。前方に小麦ヶ岳を樹間越しに眺め、尾根道を進む。周囲に目印のテープ等が配置されており、道に迷う不安はない。
わずかに坂を登り、周囲に岩が目立って来れば小麦ヶ岳の山頂に着いた。四等三角点の置かれた山頂からは周囲に樹林の背が高く、展望は得ることができない、小麦ヶ岳は、登山道の途中に置かれた三角点という感じの山まである。
すぐに山頂を出発し、次は蕎麦ヶ岳を目指す。少し進むと左への分岐を見つけた。これは以前登った経塚岳へ続く道だろう。この分岐を左に過ごし、主路を進む。鞍部へ下り登り返すが、この登り返しの疲労感が心地よい。
ピークに着けば境界石柱が置かれていた。この先から本日始めて蕎麦ヶ岳を確認することができた。そのまま道なりに進むと真田ヶ岳、泉水原ゴルフクラブ、狗留孫山、石ヶ岳、蕎麦ヶ岳等を見晴らす展望地に着いた。
しばらく展望を眺めた後、アップダウンは続くが、快適な登山道を一気に進む。前方に蕎麦ヶ岳まで450mの案内が見えてくれば、一貫野コースと合流した。
この先は何度も通っているおなじみのコースで、道なりに進むとすぐに蕎麦ヶ岳の山頂へ着いた。明るい山頂からは北東に白石山、狗留孫山、石ヶ岳、東に蕎麦ヶ岳、南に大平山、矢筈ヶ岳、右田ヶ岳、北西に東西鳳翩山、山口市街などの展望も一望で、蕎麦ヶ岳の展望は素晴らしい。
山頂で昼食後はすぐに下山を開始。元来た道を忠実に引き返し、丸山川コースの分岐へ着いた。シダとの格闘を想像した後、分岐を左折し元来た道の重石コースをとり、駐車地まで帰り着いた。重石と滑滝、展望の蕎麦ヶ岳、素晴らしい登山をすることができて満足の一日だった。
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