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→0:40→ 林道出合い →0:20→ 琴石山パーキング
なお、琴石山パーキングへ向かうには、JR柳井港駅から東へ約500m進み、左に琴石山への案内を確認して分岐に入る。道なりに北へ向かうと農道(やない美ゅーロード)が見えてくるので分岐を右折、少し東へ移動して堀越橋を渡れば駐車場の整備された「琴石山パーキング」である。
宝鏡印塔などを眺めて西へ進み、丁字路を右折し八十八ヶ所参拝路に入る。真冬だが木漏れ日の美しい道をゆっくり進み、柳井を見晴らす休憩所を通過。間もなくもう一方の巡拝路と合流し、三ヶ岳へ向かって進路を左へ採る。
ここで一旦高度を下げるが、前方の樹林上にはこれから目指す三ヶ岳が見えている。三ヶ岳まで約2kmの案内を見て、一旦坂を下ると射撃場跡へ着く。皇太子殿下行啓記念碑を見て更に進むと、右下に隠田跡を見る。石垣を組んで平地を作り、毛利の重税に対抗してこっそり耕作したのだろう。
やがて作業道へ出るので進路を右へ採り、笹の茂る道を少し進むと、左上へ登山道が続く。足下には雪が残り、なかなか風情がある。横木の階段に向かい、植林帯の下につけられた道を進む。少しずつ坂の傾斜が増すものの、周囲に展望が広がる。柳井市街や琴石山などを眺めながら進むと、三ヶ岳の山頂部が顔を出した。
特徴的な大岩を踏み越え、岩上へ立てばまさに絶景。植樹された山桜などを眺めていると、三角点の置かれた三ヶ岳西岳へ着いた。千回目の登山は1回目と同じくこの山である。周囲360度の展望広がる山頂からは高照寺山、氷室岳、矢櫃山、蓮華山、物見ヶ岳、大黒山、竜ヶ岳、三丘城山、熊毛烏帽子岳、虎ヶ岳、下松茶臼山など、実に多くの山を眺めることができた。
次は目の前にそびえる琴石山へ向かう。急傾斜の擬木階段を下っていると、初回登山の思い出がよみがえる。一歩登る度に広がる展望、これを追い求めての千回登山である。多くの山桜などの植樹された坂を下っていると「皇太子殿下御手播松植栽地」、「大正十五年五月二十九日県庁前庭御播種」、の石碑を見る。同じ石碑は宇部市吉部の岡山登山の際に見ている。
三ヶ岳峠へ着き、一願地蔵尊へ参拝して琴石山へ向かう。なお、初回登山の際、最初は琴石山へ行こうと思っていたが、この登山道が工事中だったため三ヶ岳へ向かっている。整備された横木階段へ向かえば、最初から坂の傾斜を感じる。安心感のある広い道なので、のんびり高度を上げていると、やがて背後に三ヶ岳の山頂部が顔を出す。
擬木階段を辿れば、すぐに広く平坦な琴石山の山頂へ着いた。山頂からは周囲360度の大展望、周防大島へ繋がる大島大橋と大島の瀬戸が美しい。山頂には登山口から途中まで一緒に歩いていた宇部市のKさん、田布施町から来られたご夫婦がおられ、しばらくお話をした。
山頂での記念撮影の後、アドベンチャーロードを摂り下山を開始、そのまま道なりに下って琴石の大岩と祠に参拝した。更に坂を下って旧愛宕神社前へ着き、ここで進路を南に採る。トイレを過ごし、巨樹ヤマザクラの案内に従い坂を下る。
途中で水場を過ごし、やがてヤマザクラ2の下へ到着。落葉のヤマザクラはとても大きく見えた。分岐から更に坂を下って作業道へ着き、道なりに舗装道を辿って「やない美ゅーロード」の駐車地まで帰り着いた。千回目の登山は天候に恵まれ、素晴らしい環境の中で達成することができた。
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