トップに戻る 2021年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
→0:02→ 修験ルート下山口 →0:35→ 東屋
→0:25→ 白潟コース入口→0:13→琴石山パーキング
柳井港から広域農道「やない美ゅーロード」に入り、琴石パーキングへ車を置いて登山を開始、南に瀬戸内海を眺め、農道を西へ進むと北には琴石山が美しい、手前にはハゼノキが紅葉しており、赤の色の先にそびえる琴石山は映えて見える。
農道に立つ琴石山登山道の案内に従い左下に下り、丁字路を右折。農道下のガードにも琴石山登山道の案内が掲示されていた。正面に琴石山を眺めながら舗装道を進む。季節柄畑にはみかんがたわわに実り、今年はみかんが豊作のようだ。間もなく変則の分岐へ着くので道なりに右の道を進む。
左側には琴石山案内図が掲示されているので、愛宕神社などの位置を確認しておくが、今回とる登山道は琴石展望の小径程度の記載で、ほとんど書かれていない。すぐに琴石山登山道3.2kmの案内を通過、ここにはヤマザクラへの行程も案内されている。
更に進むと左右の分岐へ着く。右道は四季の森コースや愛宕社参拝コースへ続く白潟林道入口で、左が今回とる白潟コースである。分岐にはこのコースについて、琴石山登山地道、道幅狭く急登あり、ミニアルプスの感あり、山頂まで約1時間と案内されている。
さて、いよいよ琴石山登山道に入る。自然林の下に続く急登が始まり、歩行速度が遅くなる。登山道は広く分かり易いので安心で、滑らないよう慎重に登れば大丈夫。途中で大岩が出てくると、とてもうれしくなる。
大岩を過ごし、北へ続く道が急に東へ向く場所にも琴石山登山道の案内が立っていた。背後を振り返れば樹間越しの展望程度で、やはり山頂付近まで高度を上げないとスッキリした展望は望めない。足下には岩の道が続き少しずつ変化が出てきた。背後には樹間越しながら柳井湾と皇座山の展望が広がっていたので小休止。この展望地の先には標高300m、山頂まで35分の案内が置かれている。
急登が続くので焦らず登っていると、突然という感じで周囲が明るくなり、樹間越しながら大島方面が見えてきた。わずかでも展望が広がると元気が出るものである。やがて標高400mの案内に着くと、山頂まで20分と書かれており、この先から少し坂の傾斜が緩む。
間もなく琴石山の山頂部が顔を出し、柳井湾などを見晴らす琴柱眺望の丘に着いた。ここにはベンチなどの休憩施設が用意されており、大勢でくつろぐことができる場所である。 琴柱眺望の丘から少し高度を上げれば三ヶ嶽林道から琴石山へ続く縦走路へ飛び出た。丁字路には琴石山へ250m、三ヶ嶽林道へ1280mと案内されている。
丁字路を右折し琴石山へ向かう。この縦走路は何回か通った道で、間もなく進路は左上へ続く。擬木階段を登り高度を上げれば、柳井市街の大展望が広がる。これが琴石山登山の醍醐味である。そのまま擬木階段を進んでいると、右下へ続く登山道が現れた。これが修験ルートで、下山時に使う道である。
下山は修験ルートをとる。元来た道を少し三ヶ嶽林道方面へ引き返すと、左に修験ルートが分岐している。修験ルートの案内に従い細い道に入る。周囲に紅葉の始まりが見受けられ、これから最高の登山シーズンが始まる。
すぐに前方が開け、柳井市街の展望が素晴らしい。岩の間を縫うように下って高度を下げるため、展望が長い間続くし、奇岩大岩鑑賞も続く。特に岩好きにはたまらない景色の連続である。
足下の狭い場所にはロープが渡され、滑り落ちないよう配慮されている。折り返し点には絶景が広がり、高度感あふれる展望に感動が続く。こんなにわくわく興奮したのは久しぶりである。
登山時に山頂直下に岩が多く見えていたが、今その岩の横に立っているのだと思う。立っている場所から主に見えているのは中国電力柳井発電所と平生の赤子山へ続く展望で、岩の先が切れ落ちている。登山道は細く急傾斜なので、展望を眺めるには下りの方が余裕を持って眺めることができる。
ただし、急登を登る度に広がる展望を眺めることも楽しそうだ。このコースは登るにしても下るにしても楽しめるコースである。下りながら思うのは、琴石山の岩の白いこと。下から眺めていた時にも思っていたのだが、間近に見るととても白い。これはこの登山道を通らなければ実感できないかも知れない。
下る途中の展望地で眼下に広がる展望を眺め、自分が居る位置を想像するのも楽しい。これは美ゅーロードに下りたときの楽しみでもある。やがて平らな岩の上から柳井市街の展望を眺めて岩場を下れば東屋の前に下り立った。
東屋に座り、柳井湾の展望を眺めながら昼食を摂り、ヤマザクラ1、ヤマザクラ2の前を通って四季の森コースを下る。やがて白潟林道に下り立ち、分岐を右折すれば登山時に分岐した白潟コースと合流、これで周回は終了した。
そのまま坂を下り、やない美ゅーロードまで下りて琴石山の山頂直下を眺める。最高点から少し左側から下に続く大岩付近を下りたのだろう。大岩が二つ並ぶ場所は記憶に残っている。このように下りた時に間近に見た岩を下から眺めるの登山の楽しみである。次回は修験ルートを登り、アドベンチャーロードを下ってみるかな。
前の山 大野岳 を見る
次の山 野丸岳 を見る