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→0:40→ 林道出合い →0:20→ 琴石山パーキング
進路を左にとり88番に参拝し遍路道に入る。少し荒れ気味の遍路道を辿り、柳井市街を見下ろす展望地まで足を伸ばし、第32番から北へ続く坂を下る。ピークに立つ案内には三ヶ岳へ約2kmとあり、北西に目指す三ヶ岳が顔を出している。
坂を下り射撃場跡と天皇陛下行啓記念の石柱を過ごし、この先で石垣の残る耕作地跡を右に見る。少し高度が上がり始めると、足下にドングリの実が残っている。急な傾斜を登り切れば急に頭上を覆っていた樹林が無くなり青空が見えてくる。
振り返れば石城山、柳井大平山、多賀山などの展望が広がり、南には樹間越しながら柳井市街を見下ろす。少し秋めいた風が尾根を抜け心地よい。やがて大岩の横を進み、植林の下に続く登山道は快適である。
緩やかな傾斜の道を進むと三ヶ岳への分岐が左に現れる。丸太の階段に取り付くと周囲の植生は自然林から植林に変わり、やがて尾根に着く。尾根の丁字路で進路を右にとり更に高度を上げると平坦な展望地に出る。
西には最終目的地の琴石山がそびえ、南には柳井市街の展望が広がる。最初に目指す三ヶ岳はわずかな位置にあり、前方には大岩が目立つ。この大岩を乗り越えながら柳井市街から平生、田布施方面の展望を眺める。これが三ヶ岳登山の一番のハイライトである。
少し草の茂る道を進むと三角点の置かれた三ヶ岳西峰へ到着、南方面は樹林の背が高くなりすぎ、展望は樹間越しとなっていた。北に高照寺山、氷室岳、蓮華山などの山々が一望で、やはり三ヶ岳西峰からの展望は素晴らしい。
西峰を出発し、以前通った日積割石への道を左に過ごす。中峰の山頂を踏み、中峰の祠に参拝、目の前には東岳がとても近くなっている。すぐに東岳へ到着、山頂にはススキが多く秋の気配を感じる。
登山道の明るい場所には雑草が目立っているが、樹林の中に入ればとても歩きやすくなる。間もなく作業道に下り立ち三ヶ岳峠へ着いた。一願地蔵尊に参拝し、琴石山まで1530m約50分の案内を見て登山道に入る。
最初から階段が続き、この階段は延々と続く。一気に高度を上げる感じで階段を辿ればモミジの丘の展望地に着く。展望地からは銭壺山、大将軍山が一望で、瀬戸内海の展望を眺めることができた。
展望地を出発し更に階段を辿り高度を上げると501mの標高点を通過、この先で鉄砲台展望台に着く。眼下に柳井市街や瀬戸内海が広がり、東には琴石山がとても近くなっている。2つ並んだベンチを過ごしわずかに下って登り返す。
やがて急な階段を登れば白潟コースが右側から合流した。この先から道なりに高度を上げていると右に修験ルートが合流、擬木階段をわずかに登れば、琴石山山頂に着いた。山頂には遅い時間ながら1組のご夫婦がおられた。今回は羅漢山を見るために双眼鏡を用意したが、中国山地は霞んでいるため見えなかった。
瀬戸内海を眺めながら坂を下るのはとても贅沢である。この辺りは修験コースと似ている。急な擬木階段を一気に下っていると右に琴石への分岐が現れた。そこで琴石へ向かってみると琴石はこの時期草に覆われており、はっきり大岩を確認することはできなかった。草に覆われた琴石はこの時期限定の景色なのかも知れない。
再び擬木階段を下り愛宕神社跡へ到着。この付近は1週間前に歩いているが、今回はきれいに草が刈られていた。さて、先週ヤマザクラ1にスズメバチが巣を作っていたのでヤマザクラ1を避けて下山をしなければ成らない。そこで西へ向かうコースをとり、東屋から直接四季の森コースへ下る。
今回は愛宕神社跡から西へ進み弁慶岩の前を通過、そのまま道なりに進むと修験コース前を通過し東屋へ着く。ここでヤマザクラ1の手前まで進み。スズメバチの状況を確認すると、スズメバチはまだ活発に活動していた。
そこで東屋から急な坂を下り、前回同様ヤマザクラの案内板の前を通過。そのまま四季の森コースを下って林道に下り立った。この先は何も心配のいらない鋪装道で、そのままやない美ゅーロードの琴石山パーキングに帰り着いた。
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