勘十郎岳・亀尾山[大海山]縦走(かんじゅうろうだけ・かめおやま[おおみやま]) 山口県山口市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2004年10月11日 初回登山を見る 2007年7月29日 勘十郎岳・亀尾山(大海山)縦走 砂防公園駐車場 →0:30→ 勘十郎岳北登山口分岐 →0:30→ 勘十郎岳 →0:20→ 中間ピーク →0:25→ 亀尾山山頂 →0:20→ 展望地 →0:20→ 砂防公園駐車場 全歩行時間 2時間25分
亀山方面(写真左)勘十郎岳・亀尾山(写真右)は霞んでいる 登山口は千坊川砂防公園で、登山口に向かうには、山陽自動車道の山口南インターで下りて、セミナーパーク方面に向かい、セミナーパークを過ぎて、長沢川沿いに南下し、信号を左折し県道338号を東に向かう。次の信号を左折するとすぐ左手に千坊川砂防公園の標識があり、標識に従い右折する。
さて、肝心の登山口であるが、今回私の取ったルートは勘十郎岳北登山口であり、夏場には草の茂る場所もあるため一般的なルートではないようだ。簡単で安全なルートとしては、駐車場の手前を左折し、その先の林道を北方向に進めば快適な登山道が山頂まで続いている。勘十郎岳に登られる際には、このルートを採られることをお勧めする。
安全な登山ルート図
さて、わたしの登山記に戻ることにしよう。駐車場から見ると東方面にキャンプ場・炊事棟・トイレ棟があり、この先には亀尾山(大海山)への登山道が続いているのだが、今回は最初に勘十郎岳の山頂に向かい、そのまま亀尾山を縦走する時計回りのコースを採ることにした。
正面に堰堤が見えてくると、堰堤の右に向かって斜面を登ることになり、堰堤を過ぎると未舗装の砂利道に入る。この付近から少し草が茂り始めてくるがまだまだ大丈夫、夏場の登山路はこんなものだ。右手上に亀尾山の登山標識を確認、安心しながら林道を進んで行く。左手には沢の流れが涼やかであり、夏場の山歩きにはこの沢の流れがよく似合う。
右手にテントのような施設を過ごすと分岐が現れ、この分岐は右に採る。この先で道幅が狭くなるのだが、頂上への標識が現れたので安心して進むことができる。草の茂る道を進んでいると再び分岐が現れ、右手が亀尾山・左手が勘十郎岳北登山口と標識に書かれている。なお、この標識は山楽山歩の皆さんが設置された標識である。
分岐の標識 左方面へは勘十郎岳北登山口 右方面は亀尾山登山路
よく踏まれた道を、高度を上げながら進んで行き、明るい場所に着くと同時にシダが腰の高さにまで成長していた。やはり日差しのある場所には草が茂っているようだ。上の方向を眺めると岩のゴツゴツした勘十郎岳の山頂方面が顔を出してきた。木の間越しには亀尾山も視界に入ってきたのでようやく安心することができる。このルートは地積調査の杭を目印に登っているようで、とても明確なる道となっている。
周囲には大きな岩が目立ち、まもなく目の前にも露岩の道が見えてきたのでとても嬉しくなる。やはり岩の道は大好きなのだ。大きな岩を乗り越えながら一気によじ登って行くとすぐに尾根道に到着、大好きな岩の道はあっという間に登り終えてしまった。
尾根道に着き、東方面に少し進むと岩の乱立する場所に到着、これが勘十郎岳の山頂である。山頂には雨宿りのできそう大きな岩が、石の橋のように置かれており、この岩の上からは周囲に素晴らしい展望が広がっている。全体的に霞が広がっているため、遠望は効かないものの、亀尾山・福西山・西には火の山連峰と素晴らしい展望地である。
勘十郎岳山頂風景
勘十郎岳から眺める亀尾岳
眼下の千坊川砂防公園と外屋池
滑り易い岩の道を慎重に下りて行き、右手に標識が立つ場所が鞍部となる。再び鞍部から坂を登り返し、ゆっくりと中間ピークに向かって登って行く。足下に岩の目立つ場所を過ごすと背後に美しい勘十郎岳の岩山が広がってきた。このような展望が元気の源となる。
まもなく中間ピークに到着、中間ピークにも地積図根三角点の標識が立っていた。中間ピークからは北方面に広がる福西山が美しく、小休止を兼ねてしばらく眺める。さあ、もう亀尾山はもうすぐだ。
中間ピークから眺める福西山(写真左)と亀尾山(写真右)
ますます快適な縦走路を進んで行くと、分岐の木陰で食事をしているグループと出会う。もう山頂は左手にすぐの場所である。付近の木には「公園下山新ルート・大海方面分岐アリ」の標識が掛けてある。 山頂への分岐にて山口グループと出会う
山口グループの方達が昼食を終えて下山を開始されたので、その後は金光さんと一緒の山歩きを続けることになった。分岐を左に取り亀尾山に向かうとすぐに山頂に到着、以前何とも思わなかった亀さんを今回はじっくりと眺める。
周囲の展望は相変わらず霞んでおり、眼下に広がる大海湾方面はほとんど見えない。山頂にて記念撮影の後、下山を開始することにした。途中木の間から眺める勘十郎岳はやはり美しく、何度も足を止めることになる。
まもなく左手に大海への分岐を過ごし、少し進むと松の木の展望地に到着、眼下に広がる大海湾を眺めるのだがやはり霞んでいる。空気の澄んだ日には素晴らしい展望が広がっている場所である。
展望地から眺める大海湾
草の茂る場所を抜けると公園の端に到着、沢を渡りキャンプ場を過ごすとすぐに登山口の駐車場に到着、無事縦走を終了した。金光さんに快適な登山口の説明を受け、最近よく歩かれている登山口の場所を確認することができた。偶然とはいえ尊敬する金光さんと出会えた事に感謝、本日の山歩きは忘れられない山歩きとなりそうだ。
キャンプ場から眺める勘十郎岳から亀尾山の展望
金光さん、楽しい山歩きをご一緒させて頂きありがとうございました。
霞の元は野焼き?
勘十郎岳手前の露岩
勘十郎岳山頂の岩
勘十郎岳東岳
勘十郎岳から眺める亀尾岳
亀尾山山頂
松の木の展望地
麓から勘十郎岳
空気の澄んだ日の大海湾
前の山 三輪 金比羅山 を見る 次の 御伊勢山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県山口市 亀尾山(大海山) 登山口付近のMAP |