亀尾山(大海山)〜勘十郎岳縦走 立岩コース 山口県山口市

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2004年10月11日 初回登山を見る
2007年 7月29日
の勘十郎岳・亀尾山(大海山)縦走見る
2011年 9月11日の亀尾山〜勘十郎岳 立岩コースを見る
2018年 1月20日の亀尾山仏岩コース〜勘十郎岳周回を見る
2021年 2月11日 散策コース〜北口近道コースを見る

2011年9月11日

登山口駐車場 →0:40→ 立岩展望所 →0:15→ 亀尾山山頂

 →0:35→ 勘十郎山山頂 →0:30→ 千坊川砂防公園

全歩行時間 2時間 0分

防長山野へのいざないの著者、金光さんのご案内により、山口市秋穂の亀尾山(大海山)へ向かう。

 この山に登るため私が最初に採ったコースは、山口県百名山(中島篤巳著)の案内に従い、行者堂からの往復コース。2回目は千坊川砂防公園から勘十郎岳・大海山を周回するコースだった。なお、この2回目の登山の際、亀尾山山頂にて偶然金光さんにお会いしたことは、とても懐かしい思い出である。

 今回ご紹介を受けたコースは、地元の方が新しく開かれた「立岩コース」で、登山道も整備されており、途中に絶景の広がる素晴らしいコースである。

交差点を左折、県道194号から338号に入る 交差点を左折、県道338号から25号に入る

 登山口は山口市秋穂東地区で、山口セミナーパークを起点とすれば、セミナーパーク前の県道194号を南に進み、交差点の信号を左折、県道338号を東に向かう。

 すぐに案内のある「千坊川砂防公園」へ向かえば、前回利用した勘十郎岳から亀尾山への周回コース登山口だが、今回はこの場所を下山口とする。

定食の店への分岐を過ごす 橋の先の左側広場に駐車

 そのまま県道を東へ進み、道の駅あいおを過ごす。この先の信号を左折、県道25号を北上する。左にセブンイレブンを過ごし、同じく左に道仙屋(どうせんや)という定食の店への分岐を過ごす。

 この先で小さな橋を渡ると左に広いスペースがあるので車を置いて登山を開始する。県道25号に入る交差点からは、約1.2km程度の位置である。

亀尾山とそそり立つ大岩

 なお、本日はご案内の金光さん、中島先生、Tさん、Hさんと私の5名で登山を開始する。駐車場を出発、県道を北東へ向かって道なりに150m程度進むと、押しボタン式の信号があり、この分岐を左(北西)に進む。正面には亀尾山がそびえており、その稜線の少し下に二つの岩がそそり立っている。この下の岩が立岩展望所である。

信号を左折 入口の目印

 分岐の入口には「みかんの樹のオーナーになってみませんか?」の看板があり、今ならこの看板が登山口の目印となる。そのまま道なりに北西へ進み、左に墓地を過ごす。この先の分岐を右に採り、作業小屋を右に過ごす。

右に作業後屋を過ごす 立岩コースは分岐を右折

 もう少し進むと左右に分岐が現れ、左へ向かうと不動滝コースとなるが、我々は立岩コースを採るため右道を採る。なお、周囲には木に掛けられた案内等があり、道に迷う心配はない。この先から新しく整備されたコースが続き、短い間隔で目印のテープが巻いてあるのでとても安心できる。

目印のテープがびっしり 足下はふかふか

 すぐに保安林の古びた標識を過ごし、シダの刈り払われたふかふかの絨毯のような道が続く。やがて足下に岩が増えてくると眼下に展望が開け、自然に配置された岩の上から瀬戸内海の美しい展望が開ける。小さな展望岩は頻繁に現れ、当然足の止まる回数も増える。

展望所への案内 展望所から

立岩展望所から眺める風景(動画)

 間もなく現れる立岩展望所の案内に従い、大きな岩の上に立つと、眼下に広がる展望に疲れも吹き飛ぶ。東に楞厳寺山と防府大平山、そのまま右へ向かって瀬戸内海の展望が広がり、南南東には九州の姫島、その先には国東半島まで眺めることができる。背後には麓から眺めていた大岩がそびえ、更にもう一段上にはもっと大きな岩がそびえている。

  

 展望所の大岩と上の段にそびえる大岩

展望所から眺める風景

 眼下に広がる展望に満足、そのまま元の道に戻り高度を上げる。少し進むと更に大きな岩が現れ、下から見上げる。やはり先ほどの展望所の岩より大きく見える。この岩の下から西方面を眺めると、最初に登った時の不動滝コースを確認することができた。

上の段の大岩を眺める 展望の岩が続く

 大岩を出発し明るい尾根道を進むと、やがて「立岩展望岩へ5分」の案内の立つ分岐に到着。この分岐を左に採ると不動の滝へ向かうことができる。なお、我々が採ってきたコースには「新ルート 第2大正池登山口へ」と案内されていた。

案内板が設置 山頂手前の分岐

 この先で直進方向に福西山への分岐が現れるが、我々は山頂に向かって左の道を採る。明るい道を進むとすぐに亀尾山の山頂へ到着。山頂では「かずの里山ハイク」のかずさんと久しぷりの対面を果たすことができた。

亀尾山(大海山)山頂風景と懐かしい「亀」

亀尾山(大海山)の山頂風景と周囲に広がる展望(動画)

 丁度昼になったので山頂にて昼食を摂り、皆様より多くのお接待を頂いた。山頂からは東に楞厳寺山と防府大平山、右に向かって田島山や錦山、遠く南には姫島と国東半島、更に右には小浜山、串山連峰等の展望を満喫。また、木の間越しではあるが北西には亀山を始めとする火の山連峰も眺めることができた。

山頂から広がる展望

 大海山の山頂を出発、次は勘十郎岳へ向かって縦走を続ける。山頂から西へ下ると左右の分岐があり、左に向かうと前回使用した「千坊川砂防公園」へ下るコースとなるが、今回は勘十郎岳へ縦走するため右のコースを採る。

前回は左の道、今回は勘十郎岳へ縦走 岩が美しい

 登山道に点在する美しい岩を眺め、更に急な階段を下る。周囲には親切な案内が多いので、自分のいる位置を確認しながら歩くことができる。目の前に大きな岩が目立ってくれば、背後に亀尾山が美しい山容を見せ始めた。

亀尾山を振り返る 勘十郎岳

 すぐに中岳の案内を過ごすと、前方に岩の目立つ山が二つ見えてくる。この左の山が勘十郎岳、右が東の岳である。坂を下り再び登り返すのだが、途中には手製のベンチが整備されており、休憩するのに丁度良い。

岩道が続く ベンチの置かれた休憩所

 小休止を採りながら少しずつ高度を上げ、再び周囲に大きな岩が目立ち始めると、岩山の勘十郎東の岳230mに着く。もう向かいの勘十郎西の岳まではわずかの距離となってきた。

東の岳 火の山連峰

 青空をバックにした東の岳を出発、火の山連峰を眺めながら岩の間を抜け、再び岩の間を登れば、勘十郎岳の山頂に到着、山頂には我々のグループと家族連れのグループでにぎわっていた。山頂の大岩の上に立てば、周囲360度の展望が広がり、いつまで眺めていても見飽きない展望が広がっている。

山頂手前の岩道 勘十郎岳山頂

 場所を変え、角度を変えて眼下に広がる展望を眺める。秋穂の景色がとても美しいことを再確認、今回の縦走は美しい景色ばかり記憶に残っている。ここで南に広がる九州の展望を眺めていると、由布岳と鶴見岳をしっかり眺めることができた。

展望岩 きららドーム方面

勘十郎岳の山頂から広がる周囲360度の展望(動画)

 最後に全員で記念撮影の後、山頂を出発、すぐに前回登ってきた道と出会うが、今回は公園へ下る「西よりのコース」を採る。第四展望所からきららドームと火の山連峰を確認、岩の美しい場所を更に下れば第三展望所、最後に第一展望所からロープを伝えば、頭上は木々に覆われる。

第四展望所から眺める風景

 木漏れ日と岩の美しい道を下ると平坦な場所に着き、案内を確認すれば、南尾根登山口、勘十郎岳−大海山縦走路1時間と書かれていた。水平道を南へ進み、背後に広がる勘十郎岳の山頂を眺めれば、この山がとても美しい山であることがわかった。

駐車場手前から眺める勘十郎岳 山道整備をされた皆さんと

 ここで、今回通った亀尾山立岩コースの整備をされた方と出合い、ご苦労などを伺った後、一緒に記念撮影。山道整備には本当に頭が下がり、感謝をしながらお別れした。もう少し進むと駐車場へ到着、無事縦走は終了した。

 なお、この公園から登山口までは2.5km〜3km程度の距離があり、このこのような縦走をする場合、事前に車を配置しておくと良い。我々はかずさんのご厚意により、登山口まで送って頂いた。皆様大変お世話になりました。

立岩展望所

亀尾山

勘十郎山

火の山連峰

遠くにきららドーム

亀尾山

 前の山 枡形山 坊ヶ原コース を見る

 次の山 槍ヶ岳 上高地〜槍沢ロッヂまで を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県山口市 亀尾山(大海山) 登山口付近のMAP

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