四国まで展望広がる嵩山(だけさん)山口県周防大島町 | ||||||||||||||||||||
2010年12月29日 長寿の森登山口 →0:20→ 見返り坂入口 →0:20→ 山頂 →0:20(車道歩き)→ 長寿の森入口 全歩行時間 1時間 0分 周防大島町和田地区にそびえる大見山の登山口を出発、次は嵩山を目指す。大島オレンジロードを下り、国道437号を日良居方面へ向かう。土居の交差点を左折、この先から大島オレンジロードに入る。但し、国道に出ず、そのままオレンジロードを走った方が早かったのかも知れない。
嵩山はどこから眺めても美しい オレンジロードを帯石観音方面へ進み、帯石観音の案内に従い分岐を左折、この先で嵩山への案内に従い分岐を右折、そのまま一本道を進むと嵩山登山口の長寿の森に着いた。
大島大橋側から嵩山を目指す場合、大島大橋を渡り左折、久賀方面へ向かって国道437号を進む。旧久賀町に入り、バス停「総合庁舎前」を過ぎて「周防大島町久賀庁舎」の標識に従い右折する。すぐに道は左にカーブし、「延命の滝」への分岐先の交差点を右折、嵩山の標識に従い県道101号嵩山久賀港線を進む。
大島オレンジロード(農道)の交差点を帯石観音方面へ向かうと再び分岐が現れる。この分岐は嵩山の標識に従い右の道へ向かう。更に5分程度車で進むと正面には嵩山が聳え、駐車場の整備された長寿の森の入口に着く。
長寿の森で山口県の山(山と渓谷社)の著者中島先生と落ち合い、今年最後のご案内をして頂く。岩屋権現の門をくぐり、まずは嵩山岩屋権現へ向かう。この岩屋権現は、仕合わせ祈願所(四石合わせ奇岩)としてこの嵩山岩屋権現、帯石観音、堅岩観音、巌門観音にお参りすることにより、夫婦和合、家庭円満、子孫繁栄、健康長寿の願望が叶えられ、人間真のしあわせになれると言われている。
落ち葉の敷き詰められた広い遊歩道を進むと、苔むした石垣でさえ美しく感じる。岩屋権現に着くと、正月休みで帰省中の3名の女性が岩屋権現の前で写真を撮っていた。この岩屋は大規模な集塊岩で出来ており、とても感動的な風景である。
岩屋権現 岩屋横の急傾斜につけられた偽木階段を登り、奥の院へ向かうが、どうしたことか足が上がらない。これは最近の運動不足が足にきているようだ。奥の院手前にはロープが渡されており、この階段がいかに急階段であるかを物語っている。祠の中には蔵王権現が鎮座されており、この祠は昭和7年5月に建立された比較的新しいものだった。
岩屋権現の風景(動画) 遊歩道を進むと最初に山頂へ向かう「けやき坂」が現れ、次に現れるのが「せせらぎ坂」、更に「見返り坂」と続く。この先に「椿坂」もあるが、倒木により入口が荒れていたため今回は「見返り坂」を採り、山頂へ向かうことにした。
偽木の階段をゆっくり登り、 少しずつ高度を上げる。やがて嵩山登山のハイライト、展望テラスに到着。海に突き出たような展望台からは、金魚にたとえられる周防大島のしっぽの部分が一望で、眼下に安下庄湾が美しい。見飽きることのない展望をしばらく眺めた後、山頂へ向かって出発する。 展望のテラスから広がる風景 展望テラスから眺める風景(動画) 少し登ると東屋の建つ展望所を通過、通信施設の横を抜ければ アンテナ、展望台、フライト基地の整備された嵩山山頂に到着した。展望台の最上階からは周囲360度のパノラマが広がり、源明山、嘉納山、文珠山、瀬戸内海を隔てて岩国の銭坪山なども指呼の先である。
この嵩山は県外に出ても目立つ山で、この山を目印に位置を確認することも多い。山頂にて恒例の記念撮影の後、夕暮れも迫ってきたので下山を開始する。下山は車道を採り、途中で嘉納山への縦走路を確認、のんびりと車道を歩き、無事登山口の長寿の森に着いた。今年の最後の山は展望広がる嵩山、来年もたくさんの山へ登りたいものである。
嵩山 岩屋権現 奥の院 安下庄湾
登山口周辺の地図はこちら 山口県周防大島町 嵩山 登山口付近のMAP |