11月に入り少し涼しくなってきたので萩の田床山へ向かってみた。今回の登山口は陶芸の森公園の駐車場で、いつもの松陰生誕地からは南に位置している。駐車場から舗装道を東へ進めば、右側に田床山の登山口が現れる。登山口は解りやすく、入口には草も茂っておらず歩き易い。
そのまま道なりに進むと進路は左方向へ向かい、途中で晋作草庵入口の石碑を過ごして今度は進路が左方向へ変わる。この先からはしばらく一本道で、途中に萩大島の展望を眺めながら滑り易い道を進む。登山道には蜘蛛の巣もなく、とても歩き易い。
一夏を越したにもかかわらず、大してシダも繁っておらず、広く歩きやすい道を進めば唯一のアクセントでもある鉄柵を過ごす。やがて周囲に植林が増えてくれば、進路は自然に西へ向き、萩市の石柱の立つ場所で右折する。すぐに明るい場所に出るので右上へ続く急登へ向かえばアンテナの先が田床山の山頂である。
山頂には菊ヶ浜近くのお寺の方が昼食の最中で、この山頂からの展望が好きだったお母さんの供養に登られたとの事だった。当日はあいにくの黄砂舞う日だったが、とても良いお話を聞かせていただいた。田床山の山頂からは萩市街が一望で、とても記憶に残る風景である。
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