羅漢山 正面コース〜みはらしコース(らかんざん)山口県岩国市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2002年 9月15日(日曜日) 初回登山を見る 2012年9月2日 ハイランドロッジ →0:45→ 小羅漢山 →0:25→ 羅漢山山頂 →0:20→ 憩いの広場 →0:20→ ハイランドロッジ 全歩行時間 1時間50分 久しぶりの山口県の山、今回は岩国市の羅漢山。先週標高1212mの御在所岳へ登った際、とても涼しかった事が忘れられず、山口県で手軽に登れる標高千メーターの山へ向かうことにした。らかん高原へ向かう途中、本郷村の城君寺山を眺める。以前、この城君寺山の次に法華山へ向かったが、突然の雨により断念したことが懐かしい。
さて、今回の登山靴は久しぶりのシリオ、ソールを張り替えて以来初めて使う。前回の御在所岳まで使っていたHANWAG( ハンワグ)社の登山靴は、ソールが外れそうになっているため、近いうちに張り替える予定である。 モニュメントの左側を東へ向かって直進 登山の起点は羅漢山ハイランドロッジ、らかん高原のモニュメントを眺めて、登山開始。ここでは中国自然歩道の案内を確認しながら進む。進行方向の左に見える中国自然歩道の案内は無視し、モニュメントの左側を東へ向かって直進する。
少し進むと左に羅漢山1.4kmの案内を確認、やはり左側に調理棟を過ごせばもう大丈夫。そのまま羅漢山の山頂まで整備された中国自然歩道が続いている。この先で少し草の被る場所を過ごし、植林帯の中に入る。横木の階段を焦らず進むとロッジより0.4km、山頂までは1.1kmの案内を過ごす。坂の傾斜は緩やかに見えるが、木の階段なので意外と手強い。
やがてベンチの置かれた休憩所を過ごし、左側から登山道の合流する場所に着く。この左側からの分岐は、らかん高原から最初の入り方を左方向に取った際の合流点である。この道を採れば、途中に笹の茂る場所を経由するため、手軽に笹こぎを楽しみたい場合はこの道を採ると良い。
さて、合流点から少し進むとロッジから0.6km、山頂まで0.9kmの地点に着く。10年前にこの案内を見た時、0.4kmに見えたので違和感があったが、10年も経つと数字の見方も寛容になる。この先より再び階段の道が始まるのでゆっくり歩き。昨日一日稲刈りで歩いていたため、身体が重く感じる。
すぐに残り800mの案内を過ごす。この標識設置の配慮がありがたい。この付近が羅漢山登山で一番厳しい地点であり、真夏の登山なので汗が噴き出る。ありがたいのは頭上を覆っている植林帯。植林により日差しがさえぎられ、時折吹く風がとても涼しい。
焦らず階段を進めば、間もなく坂の傾斜が緩み、小羅漢山の分岐へ到着、左に200m先の小羅漢山へ向かう。緩やかな傾斜の坂を進むと、足下にはピンクのカワラナデシコが美しい。すぐに東屋の建つ小羅漢山へ到着、東屋から周囲を眺めれば、小五郎山から容谷山へ続く稜線が懐かしい。
残念ながら右谷山、寂地山、冠山方面は雲に覆われ、はっきり確認することはできない。東屋の上で小休止、眼下に広がる笹原がとても懐かしい。10年前より笹は密集しているように見える。小羅漢山を出発、次は羅漢山へ向かう。
小羅漢山の休憩所から眺める風景 先ほどの分岐まで戻り、羅漢山へ0.45kmの案内に従い平坦な鞍部を進む。すぐに残り300mの案内を過ごせば、この先に東屋が建っており、ここで登山道は左右に分岐する。左を採れば羅漢山へ直登となり、右を採れば不知火の杉を眺めて右へ大きく迂回する道となる。
ここでは右の道を採り、不知火の杉を眺めてノンビリ迂回する道を進む。不知火の杉とは、この地区で毎年春、野山を焼き払って新芽を出す習慣があったが、この杉は長い間の火入れにも拘わらず焼けずに残ったため、不知火の杉と呼ばれるようになったとのこと。この杉の下には石垣状の大岩が多く、この岩のために焼けずに残ったものと推測される。
さて、不知火の杉を過ごし、少し坂を下ると右に憩いの広場に下る「みはらしコース」を過ごす。すぐに東屋を過ごし、もう少し進むと右に「鉱山跡コース」を過ごす。左に残り200mの案内を過ごせば、先ほど不知火の杉で分岐した登山道と合流。
もうこの先からは坂の傾斜が緩やかとなり、木漏れ日の下を快適に進む。やがて正面に二階建ての展望台が見えてくれば、羅漢山の山頂へ到着。二等三角点の置かれた山頂からは東から南方面へ展望が広がっている。
羅漢山雨量観測所 レーダードーム 更に左右に笹の茂る道を進むと、山口県東部、広島県西部の要所から眺めることのできるレーダードームが現れた。このドームのおかげで、羅漢山はどこから眺めても一目瞭然。そんな特徴的な施設の下にいることがとても嬉しい。
なお、このドームの手前に祠跡を見つけるが、もう笹に覆われて、知る人ぞ知るという状態になっている。ドームから展望台に引き返し周囲に広がる展望を眺める。ここでも小五郎山から容谷山へ続く稜線、鬼ヶ城山を眺める。
羅漢山山頂の展望所から眺める風景 羅漢山を出発するところで、ドームの方向から登山者が来たのでどこから来たのか聞くと、日南木屋峠コースだった。この道は足下がしっかりしているとのこと。奇岩・大岩の多い魅力的なコースなので、次回はこの方面より取り付きたいと思っている。
山頂の磁石石などを確認して下山開始、帰りはみはらしコースを採る。不知火の杉の下から階段を下れば杉の根元付近に大岩を沢山見かける。この岩のおかげで焼失を免れたことは容易に推測できた。天然の石垣のような岩を眺めて下山を続ける。
間もなく左に擬木の柵が現れ、憩いの広場へ0.2kmの案内を過ごす。日本一長い滑り台と言われた、滑り台の入口を過ごし、大岩を眺めていれば、すぐに羅漢山への登山口へ到着。ここから山頂までは0.7km、わずかの距離である。
羅漢いこいの広場の案内を眺めていたら、仏岩がすぐ先にあるので向かってみる。鉱山跡コース方面へ向かい、左にテニスコートを過ごせば正面に鉱山跡コースの登山口がある。この前を右折し、未舗装道を少し進むと仏岩の案内が立っている。案内に従い左側へ向かうと大きな岩がそびえている。
これが仏岩で、この先にもまるでおろし金の歯のような、ギザギザ状の岩を眺める。そのままこの道を辿りたいと思うが、本日の体力ではここまでが限界。少し下の林道より仏岩を眺め、らかん高原まで引き返す。真夏の日差しは肌を刺すようでとても強い。舗装道をノンビリ引き返し、登山口のらかん高原へ到着。目の前にそびえる法華山が、おいでおいでと呼んでいるようだが、本日はここで登山を終了する。 らかん高原 左に容谷山、手前に鬼ヶ城山 山頂 「不知火の杉」の下の大岩 仏岩 阿弥陀如来 仏岩横の大岩 前の山 御在所岳 を見る 次の山 華山 西の岳 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県岩国市 羅漢山 登山口付近のMAP |