西鳳翩山(にしほうべんざん) 山口県山口市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
西鳳翩山 登山者駐車場 →0:05→ イノシシゲート →0:05→ 小菜の滝 →0:30→ 石組みのある場所 →0:15→ 油峠 →0:25→ 西鳳翩山山頂 登りコースタイム 1時間20分 山口市の西鳳翩山へは3年前(平成17年)に登っている。その際には雨上がりの登山だったため、途中の油垰から登山を開始した。今回は麓の吉敷畑登山口より登る事にした。
山口市内から国道9号バイパスを小郡方面に進み、国道435号に入る。正面にアンテナの立つ西鳳翩山を眺めながらしばらく坂道を進むと吉敷畑バス停を過ごす。この先の交差点右に立つ「西鳳翩山登山口右200m」の標識に従い右折、少し進むと西鳳翩山案内図の立つ登山者駐車場に着く。
正面に丸岳を見ながら舗装路を進むと 右手に地道が続いているので右折する。地道は再び舗装路と合流し、すぐにイノシシ除けの金網が張られた舗装路終点に着く。この時期周囲にはシャガがとても美しく、お花畑の中を歩いているようだ。
西鳳翩山登山道の標柱、クマ注意の看板を左に過ごしイノシシゲートを通過、しっかりと扉を閉めて登山道に入る。登山道は電柱の下を歩くようになっており、再びシャガの群生地を過ごす。この先で「小菜の滝50m」の標識に従い分岐を左に進むと美しい滝が現れた。涼しげな滝をしばらく観賞した後分岐へ戻る。 シャガの群生地を過ごす
足下には大小様々な石が並んでおり、滑らないよう注意しながら登って行く。谷の対岸にはフジの花が咲いており、遠くからでも美しい花を眺める事ができる。要所には「西鳳翩山登山道」の標柱が立っているので道に迷う事はなさそうだ。途中にシダの茂る場所もあるが踏み跡は確かなので快適に進んでいると、右の谷からは涼しげな沢の音が聞こえている。
次第に谷は浅くなり、登山道が緩やかに右カーブを描き始めると植林帯の中に入る。右手に沢を見ながら植林帯の下を通過すると同時に沢を渡る。本日はとても暑いのでここで顔を洗うと水が冷たくて気持ち良い。
沢沿いを更に進むと再び沢を渡り、薄暗い樹林の中に入る。この辺りで少し踏み跡が薄くなるので正面に見える大きな岩に向かって進み、岩を左手に過ごしながら右の沢沿いに進むと広い道に合流する。先ほど渡った沢に沿って登ると同じ所に出るようだ。
この付近からは赤テープの目印が現れるので沢に沿って更に上流に向かう。植林帯を進むと、右手に炭焼き小屋跡と思われる石組みを過ごし、広い道の周囲には大岩の芸術が広がる。大きな横穴を沢の左に過ごし、誠に美しい自然岩の道を進んでいると右手に赤いテープを見つけた。
木漏れ日の美しい自然林の下を進むと、登山道は大きく右にカーブし、再び左に登り返す。更に高度を上げて行くと、足下にはリンドウの花を見つけた。間もなく頭上の樹林が無くなり、周囲が緑色の絨毯に変わると油峠はもう近い。ほとんど真っ直ぐで緩やかな斜度の登山道を進むと、すぐに舗装された油峠に到着、この周囲にもシャガが沢山咲いている。
峠には東鳳翩山への縦走路標柱が立ち、縦走路の入口を過ごす。これから先は前回(3年前)の山歩きの方が新鮮な気持ちで歩いており、周囲の展望も前回の方が優れているので、前回の記録を参照して頂きたい。
油峠を出発し、周囲に八重桜・アザミなど春の花を眺めながら舗装路を進む。途中には展望の開ける場所があり、東に日本新百名山の東鳳翩山、その左にはダツヤ山などが広がり美しい展望を眺めていると足が止まる。間もなくアンテナ下の駐車場を通過、車で登っている息子と合流し一緒に山頂に向かう。
眼下に広がる新緑が美しく、この時期しか見る事のできない展望を眺める。遠く北西方面には桂木山、その左には懐かしい権現山・天井山・大滝等が霞んでいる。南西には山口市街が箱庭のように広がり、山頂が尖っている兄弟山、その先には姫山と前回には気付かなかった山もしっかり判別出来るようになった。これも3年間の山歩きの成果である。 山頂から周囲の山々を眺めた後、車に乗り込み息子の運転で西鳳翩山を出発した。 山口市街の展望 登山口の吉敷畑地区と新緑 なお、時間の余裕のない場合、萩市長小野地区を経由し、乗用車にて簡単に西鳳翩山の山頂に立つ事ができるので利用して頂きたい。 小菜の滝 石組み 東鳳翩山
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西鳳翩山 131回目 152座目 山口県の100山では86番目 登山口 油垰 ガイド本 中島篤巳著 山口県百名山(発行所 葦書房) 登山開始 10:15 山頂到着 10:44 下山開始 11:18 下山終了 11:34 登山時間 0:29 山頂滞在時間 0:34 下山時間 0:16 所要時間数 1:19 6時に起きて登山の準備をし、山口に向かった。ところが徳山を過ぎるとぽつりぽつり雨が降ってきた。山口に着き、まずは21世紀の森に自転車を置き、錦鶏の滝駐車場に戻る。空を見ると相変わらず雨が降っている。ウインドブレーカーしか持ってきていなかった事を悔やみ、降りしきる雨を考えて東鳳翩山への登山を中止することにした。せっかくここまで来たのだからとダツヤ山への登山口を探すと、以前通ったことのある道だった。そのまま進んで西鳳翩山への登山口を見つけた頃には雨が上がっていた。舗装道を歩く西鳳翩山であればぬかるむこともなく安全だと言い聞かせて西鳳翩山に登ることにした。
西鳳翩口から車道を進んでいると長小野社という古い神社があったので参拝した。車道を抜けて油垰まで行きここから登山を開始した。通常は南下の西鳳翩山登山口から地道を抜けて油垰まで登り、ここから車道を歩くというのでここを出発点とした。
緩やかな坂の舗装道を進んで行くとすぐにアンテナを頂いた山頂が見えた。途中の展望はわずかに東鳳翩山をかいま見る程度で、ひたすら舗装道を歩いて行く。山頂に近づいて行くとまだ少し雪が残っている。出発から30分程度で西鳳翩山に到着した。
山口の山の多くの場所から確認できるアンテナ山で、桂木山と並んで特徴のある山である。山頂から山口方面を展望すると広く山口市街が箱庭のように並んでいる。ちょうど雲が低く、雲海を見るような景色となっている。 西鳳翩山山頂からの展望 北東方面の展望 東鳳翩山を展望すると多くの登山者が思い思いの場所で休んでいるところが見えた。小郡の海の先には国東半島が浮かんでいる。日本海方面を展望すると桂木山・花尾山、遠く萩の田床山までくっきりと確認することができた。近く登る予定のダツヤ山は東鳳翩山の左に聳えており、その左には男岳・その横には権現山と山の同窓会にはこの山が相応しいと思った。
西鳳翩山から山口市街の展望
大展望を楽しんでいるとまた雨が降り出したので下山を開始した。東鳳翩山にはまだ登山者が休んでいた。雨の舗装道をゆっくりと下山し油垰に到着した。帰りに男岳の登山口の標識を確認し、ダツヤ山・東鳳翩山登山口方面への分岐から再度東鳳翩山山頂を見るとまだ登山者が休憩をしていた。 西鳳翩山 東鳳翩山 西鳳翩山からの展望 西鳳翩山山頂 権現山と桂木山 男岳 西鳳翩山のアンテナ 前の山 城将山 を見る 次の山 須佐高山・行者様 を見る 登山口周辺の地図はこちら 西鳳翩山 登山口付近のMAP トップに戻る |