大師山〜白滝山周回2016年(だいしやま・しらたきやま)山口県岩国市

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2002年8月24日 白滝山往復登山を見る
2005年11月23日(水曜日)の大師山〜白滝山縦走を見る
2016年 2月21日の大師山〜白滝山周回2016年を見る
2022年11月12日の白滝山〜大師山周回登山を見る

2016年 2月21日

岩根集会所 →0:15→ 鉄のハシゴ →0:07→ 大師堂 →0:28→ 大師山山頂

 →0:35→ 雨乞岩 →0:07→ 白滝山山頂 →0:45→ 岩根集会所

全歩行時間 2時間17分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 2016年はのんびりと山口県の山歩きを続けている。昨年のこの時期には、すでに登山回数11回だったが、今年は今回の登山で6回目。このままのペースで行けば、年間30回程度の登山回数に落ち着きそうだ。

 今回は、久しぶりの好天なので岩国市の大師山と白滝山の周回をする。新岩国駅の先から国道2号を北東へ進み、下多田交差点を左折、県道59号に入り美和町へ向かう。その途中、前方に岩国弥山が見えてきたので車を停めて眺める。この弥山では、正面コースから柏木山への往復登山を予定している。

下多田交差点を左折し美和方面へ 名峰弥山

 寄り道を終え、今度は県道111号を北進し、松尾トンネルを潜る。そのまま弥栄大橋まで行き、北にそびえる白滝山、眼下には弥栄湖手前にパークゴルフ場を眺める。小休止の後、弥栄大橋から県道116号に入り、百合谷口を通過して百合谷橋を渡る。

弥栄湖の先に白滝山 橋の先を右折(クリックで案内)

 間もなく岩根バス停を通過、この先の橋を渡れば右に白滝山への案内が立っている。案内に従い進路を北へ採れば、すぐに駐車場とトイレの整備された岩根地区集会所へ着く。集会所からは北東に白滝山、北には大師山がそびえている。

登山口の岩根地区集会所 登山口から大師山と白滝山(クリックで拡大)

 本日は大師山から白滝山へ周回するため、集会所前の舗装道を北へ進む。史跡白瀧城址の案内を確認、岩国市生活交通バスの白滝バス停を左に、右に白滝山への登山口を過ごす。この先で右に白滝山Bコースの登山口をやり過ごし、道なりに緩やかな傾斜の舗装道を進むと、右に鉄塔巡視路の分岐を過ごす。

大師山へ向かって出発(クリックで分岐) 分岐の起点に御大師様(クリックで拡大)

 登山口から15分程度進むと舗装道は右に大きくカーブを描き、カーブの起点には御大師様が祀られている。この先左側に鉄製階段が見えてくるので階段を登る。この入口には大師山八十八ヶ所参道入口の案内が置かれているので見落とすことはないだろう。なお、左側からは車道が大師堂近くまで続いており、八十八ヶ所巡りを優先する場合は、奥まで入ると時間の短縮が図れる。

鉄製階段を登る 岩の目立つ登山道

 さて、階段を登れば、自然林の下に登山道が続いている。左右に大岩が目立ち、足下には落ち葉が堆積して滑り易い。足下に注意を払い、緩やかな傾斜の坂を進む。左右にシダの茂る場所もあるが、歩行には全く支障が無い。

石垣が現れる くぐり岩経由の場合は折り返すように左折

 登山道右側に石組みを過ごすと前方に休憩舎が現れ、その手前からは右へ折り返すように八十八ヶ所の巡拝路が続いている。この道は前回周回した際、くぐり岩を通るために採った道である。今回は休憩舎の先へ進み、大師堂へ参拝、その先ですぐ右上へ進路を採り、八十八ヶ所巡拝路に入る。

休憩舎 大師堂へ参拝
大師堂の先を右折(クリックで別角度) 石仏の置かれた信仰の道

 さて、石仏を眺めながら巡拝路を進む。奇岩大岩の続く道には実に多くの石仏が配置され、歩いているのは信仰の道であることを示している。足下に少しずつシダが増えてくるものの、歩行には支障ない。向かいの山の上には青空が覗き、高度が上がると同時に、背後には視界が広がり、弥栄湖付近までの展望を眺めることができた。

展望が開ける 巡拝路は下りにかかる

 やがて巡拝路は右下へ続き、重岩の案内を見るが、大師山へはそのまま高度を上げる。昨夜降った雨により濡れているシダが、この先左右に続いており、歩行に少々手こずる。間もなく岩場が現れるものの、ここには補助のロープがあるので大丈夫。ロープを伝って上の段に上がれば、北に羅漢山と法華山がその美しい山容を見せている。なお、羅漢山の山肌には少し雪が残っている程度で、山頂部に雪は無いようだ。

ロープの渡された急登 羅漢山

 眼下に岩山を眺めて大師山への登山を再開、岩の間を抜ければ、間もなく平坦な大師山山頂へ着いた。岩場の山頂からは立ち位置を変えればほぼ360度の展望が広がり、南には出発地の集会所、集落の先にはダム湖、東に兎岩、その先には白滝山が続き、対岸の尾根には高鉢山、北に三倉岳、その右には特徴的な山容の大峰山がそびえている。

大師山山頂 山頂から南の展望(クリックで拡大)

三倉岳・大峰山(クリックで拡大) 高鉢山

 東の眼下には小瀬川が美しく、少し北側へ戻れば、羅漢山に法華山が大きくそびえ、満足の展望が広がっている。明るい山頂で記念撮影の後、山頂南側から岩場を下る。すぐに兎岩へ着き、北にそびえる三倉岳やその右奥にそびえる大峰山を眺める。

大師山を出発 兎岩

 西には先程まで立っていた大師山がその岩峰を豪快に見せている。兎岩からの展望を眺めた後、更に高度を下げる。その途中、大きな天狗岩の上からも前方に白滝山、背後に大師山の展望を眺める。

兎岩から大師山(クリックで拡大) 三倉岳と大峰山

 滑り易い土質の道を慎重に下り、白滝山グランドから続く登山道との合流点へ着く。白滝山への案内に従い、少し坂を登れば見晴らし岩へ着く。眼下には出発地の集会所、その先に集落が続いており、南には白滝山が大きくそびえている。背後に大師山を確認して更に先へ進む。

白滝山グランドからの合流点 見晴岩

 平坦な道の左右には松が多く自生し、庭園風園地と思いながら進んでいると、日本庭園の案内が置かれていた。間もなく頂上まで700mの案内を過ごし、少しの坂を下るが、ここには擬木にステンレス製のチェーンが渡してある。チェーンを補助に転倒しないよう、慎重に下る。鞍部へ着くと、下からの道が続いているが、どこから続いているのかは案内が無いので解らなかった。

日本庭園 擬木とチェーンの道

 鞍部を過ごし、滑り易い坂が始まるものの、ここにも擬木にチェーンが渡してあり、チェーンを補助に登れば滑ることは無い。間もなく山頂まで500mの案内を通過、少し高度を上げて背後を振り返れば、大師山がいつの間にか遠くなっている。

登りの道も整備されている 白滝水神社へ

 更に進むと白滝山へは左道だが、正面には白滝城跡、白滝水神社、鏡池の案内が置かれていた。ここでちょっと寄り道をしてみる。少し坂を下れば、白滝水神社が祀られており、その右には小さな鏡池を見つけることができた。神社へ参拝後、元の道へ戻る。

白滝水神社と鏡池

 白滝山へは残り380mと案内され、少し坂を進むと頂上まで300mの案内を過ごす。この先の分岐を右折すれば、正面に雨乞岩がそびえ、左下に千人崩れと案内されている。大きな雨乞岩の上に立ち、周囲に広がる展望を眺める。南には瀬戸内海が広がり、手前にはゴルフ場が見えている。これはたぶん和木ゴルフクラブであろう。

雨乞岩 雨乞岩上から広がる展望

千人崩れ 岩の先に弥栄湖(クリックで拡大)

 眼下に弥栄湖、南西には白滝山、北には三倉岳、大峰山と相変わらず展望は素晴らしい。雨乞岩の中央付近で、岩を彫ったような跡があるのは、雨乞いの儀式のためだろうか。さて、雨乞岩を下りて次はいよいよ白滝山を目指す。

白滝山は近い 遠く三倉岳と大峰山

 雨乞岩を左に過ごし、わずかに坂を下れば頂上まで100mの案内を過ごす。滑り易い土質の道を滑らないよう慎重に高度を稼げば、目の前に大岩が現れた。これこそが白滝山の山頂の証しで、岩上に出れば、三角点の置かれた山頂へ到着した。

白滝山手前の大岩 白滝山山頂(クリックで拡大)

 山頂からは眼下に弥栄湖が広がり、東の尾根上には高鉢山、北東にそびえるのは先程まで岩上にいた雨乞岩で、その先には三倉岳と大峰山が特徴的な山容を見せている。少し立ち位置を変えて北北西を眺めると、大師山がそびえており、その背後には羅漢山と法華山がその美しい山容を見せている。

弥栄湖 雨乞岩方面
大師山と羅漢山 眼下に白滝グラウンド

 眼下に白滝山グランドを眺めた後、山頂でおむすびをほおばり、ラーメンを食べる。昼食後に出発しようとした時、単独行の登山者が登ってきた。南へ向かって下るとすぐに旗差し岩があり、二ヶ所に穴が開けられていた。弥栄湖の展望を眺めながら坂を下ると、頂上まで100mの案内を過ごす。このあたりは展望の開けるところで、眼下に弥栄湖、南には和木ゴルフクラブ、その先には瀬戸内海が大きい。

旗差岩 弥栄湖を眺めながら下る

 足下には白い道が続き、南には美和の街並みが続いている。滑り易い道を慎重に下っているとあざらし岩の案内が立っていた。あざらし岩は一帯どれだろうかと眺めていると、あざらしに見えそうな岩を見つけることができた。更に坂を下り、岩に穴の開けられた場所を眺める。このあたりの岩は加工のしやすい岩なのだろう。

明るい道が続く あざらし岩(クリックで拡大)

  大岩を下って背後を振り返れば、この岩は五頭岩と言われる岩だった。間もなく頂上まで300mの案内を過ごし、一気に坂を下っていると、前方に大岩が見えてきた。岩を過ごし背後を振り返ればこの岩こそが入道岩だった。 入道岩の先で頂上まで500mの案内を通過、少し緩やかな傾斜の道を下りていると、登山道は右下へ続いていた。

五頭岩(クリックで拡大) 岩滝
入道岩(クリックで拡大) ヌタ場

 頂上まで660mの案内を過ごし、そのまま登山道を下る。シダが目立ち始める地点で、頂上まで700mの案内を通過する。足下にイノシシのヌタ場を見つけ、この先で最初の沢を渡ると、足下の岩が滑り易そうだ。すぐに二つ目の沢を過ごすが、この沢の奥には岩を浸食したような滝を眺めることができた。

細い滝 イノシシ除けの金網

 檜の植林帯を通過、三つ目の沢を越えれば頂上まで1.1kmの案内を過ごす。再び沢を渡り、植林帯の下を通過すると、右にイノシシ除けの金網を眺める。右に岩根栗の果樹園を眺めながら坂を下り、間もなくイノシシゲートを通過する。頂上まで1.3kmの案内を過ごし、更に下れば青い下地に白滝山登山道と書かれた案内を見る。

白滝山入口 登山口へ

 ここまで来れば、終点は間近。わずかに坂を下ると登山口の岩根集会所へ着いた。これで一周回りの周回登山は無事終了。集会所から白滝山や大師山の勇姿を眺め、弥栄大橋付近で弥栄湖を眺めた後、帰路についた。

集会所から白滝山

大師山

兎岩から大師山

雨乞岩から弥栄湖

白滝山

白滝山から弥栄湖

あざらし岩

五頭岩

入道岩

白滝山の岩滝

 前の山 四王司山勝山コース〜勝山周回 を見る

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県岩国市 白滝山  登山口付近のMAP

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