三平山(みひらやま)岡山県真庭市

トップに戻る           2015年に登った山リストへ戻る        山名アイウエオ順

2007年9月23日の三平山登山記を見る

2015年5月5日

登山口 →0:45→ 山頂 →0:30→ 登山口

全歩行時間 1時間15分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山と渓谷社の分県シリーズ「岡山県の山」へ早朝より登山を開始、真庭市にそびえる雨乞山仏ヶ山朝鍋鷲ヶ山の登山を終えて時刻は午後3時。この調子ならもう一山登ることができそうなので、朝鍋鷲ヶ山から眺めていた三平山へ向かうことにした。この三平山へは2007年に登っているが、この時は小雨の中を登ったため、展望に恵まれなかった。本日は良く晴れているので、三平山の展望の素晴らしさを期待して再度登ることにする。

麓から眺める三平山 三平山登山口

 朝鍋鷲ヶ山の登山口を出発、林道川上2号線を通って三平山へ向かう。朝鍋鷲ヶ山の登山口から1.6km進んだところが穴ヶ乢への入口で、更に1.6km進めば三平山の登山口へ着く。登山口の先にはわずかなスペースだが駐車場が用意されている。時刻は午後3時半、ほとんどの登山者が下山する時刻なので、駐車スペースは充分残っていた。

新緑が美しい 皆ヶ山と蒜山高原(クリックで拡大)

 三平山山頂へ45分の案内を見て登山口を出発、横木の階段をわずかに登れば新緑の美しい登山道に入る。緩やかな傾斜の道を辿れば、間もなく東に蒜山高原と蒜山三座の展望が広がる。

登山途中に眺める風景 松の目立つ風景

 登山道は大きく折り返しながら少しずつ高度を上げるため、大して負荷はかからない。遠くからこの三平山を眺めていたら、山頂付近が枯れているように見えたのは、竹が横になぎ倒されていたからだ。また、竹はすべて枯れているものと思っていたら、倒れた竹から新芽が出始めていた。

土塁の先に大山 土塁を進む

 少しずつ高度が上がり、展望も広がり始める。蒜山の左には皆ヶ山がそびえ、蒜山高原の展望はとても明るい。眼下に広がる新緑の景色を楽しみながら少しずつ歩を進める。やがて土塁の案内が見えてくれば、山頂に向かう直登が始まる。

平坦な山頂が見えている ショウジョウバカマ

 土塁の上につけられた道は、緩やかなカーブを描いて南へ続く。ここで背後を振り返れば大山と烏ヶ山がセットでそびえている。土塁の周囲には松の木が目立ち、まるで日本庭園の中を歩いているようだ。

土塁の風景

 大山と蒜山を眺めながら高度を上げれば、三平山の山頂が少しずつ近づく。やがて草原の山頂へ到着、山頂には豊年様が祀られていた。豊年様は明治5年4月に建立され、豊受大神(食産霊神)を祀って豊年祈願をしてきた。古くは6月11日を祭日としていたが、今は5月11日に、麓の白髪部落の人たちによって祀られているそうだ。

三平山山頂と豊年様(クリックで拡大) 朝鍋鷲ヶ山(クリックで拡大)

 広い山頂には三等三角点がおかれ、周囲に広がる展望はまさに360度。前回の雨中の登山と対照的に素晴らしい展望を眺めることができる。北には大山と烏ヶ山がそびえ、時計回りに皆ヶ山と蒜山三座と続き、新緑に覆われた蒜山高原も素晴らしい。

大山と蒜山(クリックで拡大)

 南には先程まで立っていた朝鍋鷲ヶ山の展望台が樹林の上に顔を出し、右へ向かって金谷ヶ山、毛無山へと縦走路が続いている。こうしてみると当然ながら、山歩きは晴れの日が一番である。三平山が本日最後の山なので、たっぷり時間をかけて展望を満喫。分県シリーズ「岡山県の山」で残っている山はわずかになってしまった。

麺屋八兵衛さんの牛骨ラーメン

 三平山の山頂を後にして登山口へ着くと、もう誰も居なかった。夕食は倉吉まで移動し、この地方でしか頂くことのできない牛骨ラーメン探し。今回は麺屋八兵衛さんで牛骨ラーメンと特製餃子を注文。いつも食べているとんこつラーメンとは全く別物だが、とても美味しいラーメンだった。

土塁と松の風景

土塁の先に山頂

大山と烏ヶ山

皆ヶ山と蒜山

豊年様

朝鍋鷲ヶ山

 前の山 朝鍋鷲ヶ山 を見る

 次の山 剣山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 岡山県真庭市 三平山 登山口付近のMAP

登山リスト(あいうえお順)に戻る

2015年に登った山のリストへ戻る

トップに戻る