朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん)岡山県真庭市 | ||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2015年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2015年5月5日 登山口 →0:50→ 山頂 →0:30→ 登山口 全歩行時間 1時間20分 このところ、山と渓谷社の分県シリーズ「岡山県の山」の完登を目標に登山を楽しんでいる。本日は真庭市にそびえる残りの山を歩いており、既に下湯原温泉の雨乞山、県境・分水嶺・一等三角点の三冠王、仏ヶ仙に登っている。最後に残った真庭市の山がこれから向かう朝鍋鷲ヶ山である。 中国百名山踏破の際、毛無山、白馬山、金ヶ谷山と縦走した際、この朝鍋鷲ヶ山はすぐ目の前だったが、このときは登山の対象外として引き返している。さて、仏ヶ仙の登山口を出発、犬挟トンネルの南側に出て国道313号まで引き返し、米子自動車道の蒜山インターへ向かう。
朝鍋鷲ヶ山へ向かう起点を蒜山インターとすれば、インターを出た先の交差点を左折し、国道482号を西へ進む。次に交差点から1km進んだところの分岐を左折し、新庄方面へ進路を採る。しばらく道なりに進むと、ひるぜんベアバレースキー場への入口へ着く。西にはこれから目指す朝鍋鷲ヶ山、北西には竹の枯れた草原が目立つ三平山、北には秀峰大山がそびえている。 この先からは右側へ注意しながら進み、進行方向に野土路トンネルが見えてくれば、右への分岐に入る。すぐに林道川上2号線起点の案内を過ごし、林道を道なりに進む。くねくねした道を慎重に進めば、分岐から1.6km進んだところに朝鍋鷲ヶ山の登山口がある。登山口の反対方向に駐車スペースを見つけたので、車を置いて登山を開始する。 登山道は最初から横木の階段登りとなるが、足下には可憐なスミレの花が咲いており、心を和ませてくれる。最初の階段が途切れたところにはショウジョウバカマの花が咲いており、この山には花の季節に登るのが良い。
植林帯と自然林を交互に眺めながら一気に高度を上げる。周囲は木々に覆われているため、展望を望むことはできない。延々と続く急階段だが、やがて標高900mを越えれば前方に山頂方面のシルエットが広がり始める。足下にイワカガミのピンクの花を眺めて一息吐けば、南には木の間越しに送電鉄塔が見えてきた。
平坦な道はわずかで終わり、再び階段の急登が始まる。自然林の下を踏ん張っていると、わずかの間だが北に展望の開ける場所があり、手前に三平山、その先に大山と烏ヶ山の勇姿を眺めることができた。本登山中初めての展望に、ここまで歩いてきた疲れも消え去るようだ。明るい展望をしばらく眺め、再び階段の急登へ向かう。
倒木などの障害を乗り越え、展望地から25分程度登れば、ようやく坂の傾斜が緩む。足下にチゴユリ、エンレイソウなどを眺めていると、前方に平坦な山容が広がっている。これがたぶん目指す山頂と思われる。
間もなく三平山から毛無山へ至る縦走路へ着き、この分岐を左折、目指す朝鍋鷲ヶ山はもう指呼の先である。分岐付近に白い花が目立つので近づいてみると、この花はムシカリだった。 山頂の展望台と感動の碑 さあ、朝鍋鷲ヶ山へ向かおう。快適な登山道を南西方向へ進路を採れば、すぐに展望台の建つ山頂へ到着した。目の前には送電鉄塔が建ち、南西には形の良い山がそびえている。この山は以前毛無山から縦走した金谷ヶ山と思われる。ここまで来ていながら朝鍋鷲ヶ山まで足を伸ばさなかったのは、この山が中国百名山に入っていなかったためである。 さて、平坦な山頂には三角点は設置されず、感動の碑の石碑が置かれ、その横には山頂標識が立っている。また、山頂周囲は木々に覆われて展望は望めない。そこでこの展望台が設置されたのだろう。階段を登り展望台の上に立てば、これはすごい。北に大山、時計回りに広がる展望は烏ヶ山、皆ヶ山、蒜山三座と続き、その先は霞んでいるが、過去に登った山々がそびえていることだろう。 展望台から大山と皆ヶ山、蒜山の展望(クリックで拡大) 南西には金谷ヶ山、その先には毛無山、いずれも懐かしい山々である。再び北に目をやれば、大山の手前には三平山がその平坦な山頂を見せている。双眼鏡で山頂付近を眺めてみると、大勢の登山者が山頂で休憩していることが見て取れる。周囲360度のパノラマ広がる朝鍋鷲ヶ山の展望台で休憩後、下山を開始。登山時に苦労した急登の階段だが、下山はあっという間で無事登山口へ下り立った。 早朝の朝鍋鷲ヶ山 ショウジョウバカマ イワカガミ 大山・三平山・烏ヶ山 ムシカリ 朝鍋鷲ヶ山 金ヶ谷山と毛無山 大山・三平山・烏ヶ山・皆ヶ山 蒜山と蒜山高原 前の山 仏ヶ仙 を見る 次の山 三平山2015年 を見る 登山口周辺の地図はこちら 岡山県真庭市 朝鍋鷲ヶ山 登山口付近のMAP |