大潰山(おおづえやま)島根県浜田市・広島県北広島町

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2008年10月13日の大潰山(秋編)を見る

2010年5月30日

大佐スキー場(島根県登山口) →1:10→ 大潰山 →0:35→ 林道登山口(広島県登山口)

 →0:40→ 大佐スキー場

全歩行時間 2時間25分

 昨日の荒瀬山・高塔山・天登山に引き続き、山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生と広島島根の山へ。今回は近くのSさんを誘って3人の山歩き、岩国インターから高速道路を走り、山陽自動車道・広島自動車道・中国自動車道を経由し戸河内インターで下りる、高速道路の先には美しい山脈が続いている。

高速道路の先に美しい山脈 大佐スキー場へ到着

 道の駅付近で小休止、昼食用のお寿司などを買い込み国道191号を進む。そのまま道なりに進めば大佐スキー場までの最短コースだが、深入山臥龍山などを眺めるため、松原の交差点を左折し更に国道191号を進む。美しい山容の深入山を過ごし191スキー場手前の交差点を右折、そのまま道なりに進むと亀山八幡宮の先で国道186号と出会う。

大佐スキー場の第4駐車場 ラリーの練習

 国道を左折し、少し進むと右に広島県側登山口への案内が現れるが、本日は島根県の山歩き。大佐スキー場へ向かって進む。すぐに大佐スキー場へ到着、島根県境の第4駐車場へ向かうがなんと凄い車の数。

 一体何があるのかと向かってみると、ここでラリーの練習が行われてた。爆音をとどろかせて走る車、スピンを繰り返しながら走る車にびっくりした。しばらくテレビでしか見たことのない光景を眺めた後、いよいよ登山開始。ラリーの大会主催者の配慮により練習を中断、大潰山の島根県側登山口より出発した。入口付近の湿地帯は滑り易いので慎重に入り、少し進むと緩やかな坂となる。

大潰山の島根県側登山口より出発 自然林のトンネル

 なお、大潰山の島根県側登山口は、大佐スキー場の第4駐車場で、中電の鉄塔巡視路のbT7標柱が目印となる。国道側に立つ中電電柱「ハザ カン410 左1」から東に向かうと、この標柱が立っている。

鉄塔下に到着 青葉が眩しい

 周囲に青葉が眩しく美しい。ヤマアジサイなどを眺めながら北方向へ平坦路を進むと、やがて進路は北東方向へ変化し、少しずつ坂の傾斜がきつくなる。のんびり自然林とふれあいながら登れば、最初のチェックポイントの鉄塔下に到着した。ただし、鉄塔付近からの展望はない。

まっすぐ続く道 青葉の中に同化しそう

 鉄塔下を出発、ほとんど負荷を感じない坂を少しずつ進む。青葉の中に同化しそうな登山者3名である。周囲の木の背は高く、見上げれば青い空。まるで秋を思わせるような、爽やかな風の中で高原散策が続く。少しのピークを下り、鞍部に着くといよいよ登り坂が始まる。

平坦な尾根に到着 ナナカシワの若葉

 周囲に広がる眩しい青葉と木漏れ日の風景、微妙に変わる光のコントラストに感動しながら登るので、全く疲労感はない。やがて平坦な尾根に到着、この付近一帯に自生するナナカシワの若葉がとても可愛く、いろいろな形の若芽を観賞しながら進む。

若葉が花に見える木 真っ直ぐに続くナナカシワロード

 平坦な尾根上には、多くの種類の木が自生し、若葉が花に見える木も見つけた。真っ直ぐに続くナナカシワロードもここでしか見ることのできない風景。平坦路を進むと、やがて大潰山の山容が木の間越しに見えてきた。

大潰山 足下に咲く花

 鞍部に下り、大潰山へ向かって坂を登る。すでにピンクの三つ葉ツツジの季節は終わっているが、これから咲き誇るオレンジのレンゲツツジが咲き始めている。淡い山ツツジも満開で春のお花畑の中、山頂を目指す。

レンゲツツジ 山ツツジ

 背後には先程まで散策していた平坦な山が広がり、その先には登山口から見えていた大佐山が大きい。ツツジの花に気を取られていたら足下の傾斜は緩やかとなり、広く平坦な大潰山の山頂に到着した。

山頂へ続く道 大潰山山頂

 山頂からは周囲360度の展望が広がり、南東に龍頭山、南に深入山、その右に掛頭山、臥龍山高岳と続く山脈を眺め、目の前には平坦な大佐山と、更に西には島根県の漁山とアンテナの立つ大麻山、北には雲城山金木山。立つ位置を変えながら名峰を一つづつ確認する。これは何時まで見ていても見飽きない展望である。

山頂から眺める展望

 

大潰山の山頂から眺める展望(動画)

 山頂にてゆっくりと昼食を摂り、食後は久し振りにゴディバのコーヒーを飲む。甘いバニラの香りが山頂に漂い、とても良い感じ。再び周囲の展望を確認、明るい山頂を散策した。下山は広島県側へ向かい、一周回りで登山口まで戻ることにした。

漁山とアンテナの立つ大麻山 山頂を出発

 山頂を出発、明るい景色を眺めながら坂を下る。1本残っていたミツバツツジを観賞、ピンクの花が鮮やかである。木漏れ日の射す緑のトンネルを抜けると、大岩の目立つ場所を通過する。大きな炭焼きの跡を確認、眩しい青葉を観賞しながら下山を続ける。このあたりでは倒木さえも美しく、まるで芸術作品を眺めているような錯覚に陥る。

ミツバツツジ レンゲツツジ
緑のトンネル 大岩を過ごす
炭焼きの跡 倒木

 沢をいくつか渡れば広島県側の登山口に到着、これから先は舗装道を進む。馬原川の川底を眺めると赤茶けていた。これは水に含まれる鉄分が多いものと思われる。正面に掛頭山のアンテナが見えてくると、周囲に視界が開け、のどかな田園地帯が広がる。

大潰山広島県側登山口 明るい舗装道
赤茶けた川底
正面に掛頭山 のどかな田園風景

 藤の花を観賞しながら進むと左に大潰山登山口1.1km標識を通過、この先の民家前を右折し、近道をする。国道手前の右手に祠を確認、国道を右折すればもう登山口は近い。左に大佐山スキー場を眺めながら国道を進めば、間もなく登山口へ到着、一周回りの大潰山は美しい展望に恵まれた登山だった。

登山口へ到着

新緑

掛頭山・臥龍山

山頂

大佐山

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 広島県北広島町 大潰山 登山口付近のMAP

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