雲城山(くもぎやま)島根県浜田市

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2010年3月22日

雲城山

林道分岐登山口 →0:13→ 残り700m標識 →0:07→ 林道出会 →0:15→ 城石跡

 →0:05山頂 →0:15→ 林道出会 →0:15→ 林道分岐登山口

全歩行時間 1時間10分

 島根県浜田市に聳える漁山の登山口を出発、国道9号まで戻り、雲城山への起点となる「ゆうひパーク浜田」を通過。道の駅から東へ向かって国道を進むと、「広島安芸大田」の案内を確認し右折、国道186号に入る。

起点はゆうひぱーく浜田 広島安芸大田の案内に従い国道186号へ右折

 すぐ右に立派な神社が見えたので立ち寄ると、この神社は「石見の国三宮 大祭天石門彦神社」で、この横には足王神社が祀られている。登山の前にお参りすると霊験あらたかな神社と思われる。神社奥のしだれ梅は満開、いよいよ春到来を感じさせる。

石見の国三宮 大祭天石門彦神社 足王神社

 神社を出発し、国道186号を道なりに進む。やがて旧金城町に入り県道41号の分岐を左に過ごす。この分岐のある交差点には浜田道・金城カントリー・美又温泉などの案内があるので目印となる。雲城山へはこの交差点の「次の交差点」を右折し、2級町道平峠線に入る。交差点右側に「青原 雲城山登山道入口」の案内が立っているので目印となる。

県道41号への分岐の、一つの先の交差点を右折 交差点の右手に雲城山への案内がある
橋を渡った先のT字路を左折 次の分岐を右折

 そのまま道なりに進むと橋の先のT字路に着くので左折。次の分岐を右折すれば正面に特徴的な山容の雲城山が見えてくる。右に最後の民家を過ごすとこの先は未舗装道へ変わる。すぐ先の右手に堰堤を過ごし、林道を進んでいると赤いペンキで般若の書かれた案内に雲城山の文字を見つけた。

特徴的な山容の雲城山 林道横に雲城山の案内を見つける

 しばらく未舗装道を進むと、やがて林道の分岐に到着、分岐の中央付近の笹が刈られており、ここが本日の雲城山の登山口となる。本日の・・・とは、現在林道の延長工事が行われており、いずれ山頂直下の付近が登山口になるはずだからである。

林道分岐の登山口、中央の踏跡を進む 登山口の案内

 林道の邪魔にならない場所に車を置き、登山を開始する。右手には赤いペンキで描かれた登山口の案内が立っている。登山口より50m程度進み、左上を見上げると大きな枯松を見つけた。これが天狗松と呼ばれる松であり、笹の中に山頂まで1050mの案内が倒れていた。

登山道の右では林道の延長工事中 天狗松

 登山道と平行して右側に林道の延長工事が行われており、少しの間林道を右に見ながら登山道を進むが、やがて林道と別れる。林道工事のおかげでとても明るい登山道が続くが、足下には崩れやすい場所が1箇所あるので注意が必要である。

明るい登山道を進む 階段状の道を進む

 しばらく緩やかな坂道が続いていたが、横木の渡された階段が現れると、いよいよ急な坂に向かうことになる。急な坂を少し踏ん張ると進路は左へ変わり、頂上まで700mの案内標識が現れた。

頂上まで700mの案内標識 清流ありの案内

 山腹につけられた平坦な道を進むと「清流有り」の案内は進行方向へ向かっているが、雲城山へはこの分岐を右折する。なお、右手には大きな炭焼きの跡が残っている。明るい登山道を進むとこの先で突然林道が現れた。林道は登山道を横切っており、いずれこの場所が雲城山の登山道となるはずである。ここまで登山口から20分。次回は楽々登山が待っている。

炭焼きの跡 登山道を横切る林道

 林道を横切ると同時に坂の傾斜が少しきつくなってきたのでペースダウン。ゆっくり高度を上げて行く。周囲は自然林であるが木の背が高いため、展望を得ることはできない。しばらく坂道を踏ん張ると赤松の間から眼下に展望が広がってきた。坂の傾斜は依然として急なのでゆっくり歩きが続く。

坂の傾斜がきつくなる 赤松の間越しの展望

 足下に岩が目立ち始めると進路は少し左へ向き、谷の中に入ると周囲の植生は自然林から植林帯へと変化する。おむすびのような岩を過ごすと、ますます坂の傾斜が増し、足を滑らさないよう細心の注意を持って高度を上げる。

植林帯の中に入る おむすび岩を過ごす

 再び周囲に岩が目立ち始めると、城石跡の案内のある場所に到着した。岩の大きさと配置などから推察しても城石とは思えないような豪快な岩が多い。城石跡を過ごし、もう少し踏ん張るとようやく坂の傾斜が緩み、青原登山口まで1.2kmの案内板の立つ場所に着いた。この先の分岐には嵩山・伊木の案内もあり、この方角へ下りると別の登山口に着くようだ。

城石跡 嵩山・伊木の案内

 雲城山へ向かって分岐を左に採り、緩やかな坂を進む。今までが大変な急傾斜だったので大抵の坂は緩やかに感じる。周囲に木の間越しの展望を眺めながら、左右に笹の残る登山道を進む。間もなく進路は左へ向き、すぐに平坦な雲城山の山頂に到着した。山頂には雲城山登山道開設記念の標柱が立ち、手前には二等三角点が置かれている。

笹の道を進む 平坦な山頂

 山頂から周囲を見晴らすと、東方面から南にかけての展望が広がり、東には金木山が美しい山容を見せている。その奥には雲月山の山脈が続き、その更に後には阿佐山山系が続いている。

笹原の山頂から眺める展望

 

山頂から眺める周囲の展望(動画)

 雪を頂いているのは天狗石山方面のようだが、ひとつ一つの山の形を覚えていないので、はっきりと断定することはできなかったが、急傾斜で苦労したご褒美の大展望に満足。しばらく周囲の山々を観察し、恒例の記念撮影の後、山頂を出発した。

帰りの林道から眺める雲城山 別の角度から見ると端正な山容をしている

。ゆっくり下りたつもりではあるがやはり下山時間は早かった。登山口まで戻り荷物を入れて出発、急傾斜の雲城山は、近くの金木山と同じような印象の山である。

雄鹿原歴史の散歩道 殿塚(写真左)と郎塚(写真右)

 国道186号まで戻り、広島県に入り大潰山の島根県側の登山口を確認、この山には前回紅葉の時期に登ったので、次回は三つ葉ツツジの満開の時期に登ることにする。その後、雄鹿原歴史の散歩道の史跡巡りをし、大朝インターより高速に入ったが、やはり楽しい時間はあっという間に過ぎるものである。

大祭天石門彦神社としだれ桜

天狗松

急な坂

城石跡

山頂手前

展望

雲城山

 前の山 漁山 を見る

 次の山 本明山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県浜田市 雲城山 登山口付近のMAP

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