大潰山(おおづえやま)広島県北広島町

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2008年10月13日

登山口 →0:40→ 大潰山山頂 →0:20→ 傍示山山頂 →0:20→ bT7鉄塔

 →0:15→ スキー場第4駐車場 →0:15→ 登山口まで1.1km標識 →0:25→ 登山口

全歩行時間 2時間15分

 丸瀬山の登山口、瑞穂ハイランドを出発、県道5号に戻り浜田自動車道の瑞穂インターを過ぎて市木地区に入り、西へと向かう。都川川沿いに県道を進めば旧広島街道、石州一の難所と言われた赤谷を過ぎる。付近には広島浜田街道の標識も立ち、歴史ある街道を眺めることが出来た。

広島浜田街道 原尻淵

 この先で県道113号に入り、橋の上から原尻淵を眺める。もう少し進むと峠越の水があり美味しい水をお土産に頂く。更に進むと都川の棚田、県道から棚田を眺めて県境を越える。

峠越の水 都川の棚田

 ススキの美しい道を進めば右手に地主神社を過ごし、この先で県道114号に入るので左折する。ちなみにこの県道を右折すれば雲月山に行くことができる。周囲にクマ注意の看板が立っているのがとても気になる。

広島県に入るとススキが美しい 地主神社

 次の分岐は右折しそのまま県道114号を走り続けると左右にススキが美しく、左手に雄大な掛頭山が広がる。間もなく国道186号に合流、大佐山スキー場の標識に従い右折する。すぐに大佐山スキー場の駐車場に着くが、大佐山スキー場付近から大潰山への登山口が分からない。

左手に雄大な掛頭山 民宿「うめだや」手前より林道水越亀山線に入る

 分かり易い方法として大佐山スキー場に車を置き、林道水越亀山線の登山口まで歩き、登山を開始しようとしたが、時刻は午後1時20分。下山時間が遅くなっても良いように車で林道水越亀山線を進み、一番近い登山口より出発、大潰山から大佐山スキー場に下りて周回するコースを採る。

林道水越亀山線の標識 大潰山登山口1.1km標識

 国道186号を南東方面に引き返し、民宿「うめだや」手前より林道水越亀山線に入る。舗装された林道を進むと右手に「大潰山登山口1.1km」標識が立っている。更に馬ノ原雨量観測局の施設を右に過ごし、舗装道を進むと右手に広場が現れ、広場先の左手には大潰山頂の案内標識が立っていた。広場に車を置き、標識に従い山道に入るとすぐに沢を渡る。周囲には小石が多いので滑らないよう慎重に進む。沢沿いに歩いていると左手に小さな滑滝を見る。

登山口手前に駐車場がある 大潰山登山口
沢沿いを進む 左手に滑滝を眺める

 緩やかな坂道を登れば檜の植林帯を通過、再び樹林帯に戻り登山道が右に向くと同時に急登が始まる。木漏れ日の美しい樹林を眺めながら進めば周囲には白い大岩が点在している。登山道はやがて左に向き、少し緩やかになったかと思うと再び急登となり周囲が明るくなる。

木漏れ日の下を進む 樹林の下に急登が続く

 足下には秋の花が美しく時間を掛けて観賞する。背後には美しい山並みが現れ、久し振りの展望に感激。間もなく広く平坦な大潰山の山頂に到着、周囲には素晴らしい展望が広がっている。

大潰山山頂

 正面南側には掛頭山、右には臥龍山、その右の端正な山は高岳だろうか。更に右手には大きな大佐山が続き、その右手には鷹巣山が見えている。また東には阿佐山、南東には龍頭山と懐かしい山々をゆっくり時間を掛けて観賞、久し振りに地図を取り出し山座同定を楽しむ。

周囲に広がる展望

掛頭山・臥龍山・大佐山

大潰山山頂から周囲の展望(動画)

 山頂にての楽しい時間はあっという間に過ぎる。さあ、下山を開始しよう。周回道を採るため南西方向に向かって下りて行く。ススキが日射しに映えて美しい。周囲に咲く花を観賞しながら鞍部に到着、笹をかき分けて傍示山に向かう。

傍示山へ向かう ススキが美しい
鞍部から大潰山 傍示山へ続く笹の道

 すぐにカシワの群生する平坦な場所に到着、傍示山の標識は無いようだ。そのまま平坦なカシワの木の下を進むと登山道は右へと向き、急な坂を下ることになる。周囲には何も掴まるものがないため特に慎重に下りる。途中ほんの少し坂の傾斜が緩くなる程度で急な傾斜を一気に下りて行く。

周囲にはカシワの木  笹が目立つ

 背の低い笹の間を下りて行けば間もなく坂の傾斜が緩くなり、その先にはbT7鉄塔が見えてきた。鉄塔の下を下りて行くと中電の標柱が立ち、標柱横の標識に従い大佐スキー場方面に右折する。湿地帯を抜け、気持ち良い遊歩道のような場所を進み、道なりに下りて行くと着いたところは大佐スキー場第4駐車場、最後は鉄塔の巡視路を下りてきたようだ。

急な坂を下る bT7鉄塔の下に着く
中電標柱と大佐スキー場への標識 大佐スキー場第4駐車場に下り立つ

 広い駐車場からは出口(登山口?)が判別しにくいが、目印は中電電柱「ハザ カン410 左1」、この電柱の東に向かうと中電標柱bT7が目印となる。この場所は少し島根県側に入っており、少し南に向かうと傍示峠を右手に見ながら広島県に入る。

大佐スキー場からは中電の巡視路を辿る(入口奥に標柱有り)

 大佐スキー場を眺めながら南東方面に国道186号を進み、左手に未舗装道を見たので左折する。東には登山口まで車で進んだ道が見えており、いずれはこの道と合流する。しばらくは未舗装道の左右に咲く花を観賞しながら進むと間もなく舗装道に合流、もう少し北に向かえば大潰山登山口1.1km標識を過ごす。

国道沿いを歩いて登山口へ戻る 未舗装道に入る

 橋を渡り、杉の立ち並ぶ場所を過ごし、その先でススキの中に資材置き場を見る。馬ノ原雨量観測局の先にある橋から川を見下ろすと、川底の岩が茶色になっていた。この辺りは鉄分が多いのかもしれない。舗装道をもう少し進むと駐車地に到着、これで一周回りの山歩きは無事終了した。

林道水越亀山線に合流する 杉の立ち並ぶ林道
馬ノ原雨量観測局の施設 川底は茶色

 時刻は少し遅いが暗くなるまでは周辺散策、旧芸北町の雄鹿原歴史の散歩道を訪ねる。まずは樹齢300年の一里塚・下り松、昔から吹雪の日に往来の目印になった老松だ。少し引き返すと馬頭観音、頭に馬頭を頂き、牛馬の守り本尊として信仰されているそうだ。

樹齢300年の下り松 馬頭観音

 このほか亀山八幡神社・殿塚・郎塚・地久院のしだれ桜などまだまだ見たい場所はたくさんあるが、周囲が薄暗くなってきたので散策を終了。家路を急ぐことにした。国道186号を通って温井ダムを通り、加計を抜けて国道191号に入る。途中から国道433号に分岐し、旧湯来町に入って役場前交差点を左折し南下する。いずれ登る予定の東郷山の登山口へ向かう伏郷のバス停を確認、その先で県道41号に入り、廿日市の市街に出た。

登山途中に眺めた花

都川の棚田

掛頭山と臥龍山

大佐山

ススキの原

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 広島県北広島町 大潰山 登山口付近のMAP

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