額々山 三葛林道コース(がくがくやま)島根県益田市

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2008年10月19日

額々山

作業道入口駐車場 →1:20→ 橋 →0:10→ 広高山・額々山分岐

 →0:10→ 額々山林道分かれ →0:20→ 額々山山頂 →0:15→ 林道分かれ

 →0:10→ 広高山・額々山分岐 →0:15→ 橋 →1:05→ 作業道入口駐車場

全歩行時間 3時間45分

 山口県百名山など著書多数のN先生・防長山野へのいざないの著者Kさん・今回より登山を始めるTさんと島根県の額々山に登る。午前7時過ぎに由宇を出発、途中のコンビニにて昼食などを購入。国道2号・国道187号を走り、傍示ヶ峠を越え島根県吉賀町へ入れば正面に大岡山が美しい。

錦町の道の駅にてモニュメントを眺める 吉賀町の大岡山

 吉賀町七日市地区に着き、国道から分かれて県道42号に入る。そのまま高尻川沿いに進み、安蔵寺山の高尻登山口を過ごし、上畑トンネル手前の峠に着く。西には安蔵寺山が美しく、峠のお地蔵様にお参りし小休止を取る。

上畑トンネル手前の峠から安蔵寺山 峠のお地蔵様

 上畑トンネルを抜ければ益田市匹見町、狭い県道を慎重に下り紙祖川沿いに進めば神楽の里三葛に着く。「匹見13km」標識先の分岐を右折し三葛地区に入る。右手に立つ益田市指定史跡「中の坪遺跡」と島根県無形民族文化財に指定されている「三葛神楽」の説明板を眺めた後、更に奥へと進む。

三葛地区の「匹見13km」標識先を右折 林道広高線に入る

 まもなく林道広高線に入り、舗装道を8分で林道終点の駐車場に到着した。単独行の方が居られたので挨拶をすると、この方は「山歩きと山野草のページ」のHPを開設されているMさんだった。自己紹介の後、Mさんは広高山に向かって出発された。

林道終点の駐車場を出発、作業道に入る 作業道の注意書き

 我々は登山準備にゆっくり30分掛けて駐車場を出発、わさび生産者の作業道に向かう。なお、この作業道はわさび生産者の専用道であり、登山者はこの場所より歩かなければならない。作業道に入ると、最初から坂を折り返しながら高度を上げて行き、足下は滑りやすい砂利道なので慎重に足を運ぶ。カーブミラーを過ごした先の右手に、テープの張られた昔からの登山道を見つけるが、そのまま林道を進む。

昔からの登山道入口

 周囲の景色は美しく、林道沿いに咲く花などを観賞、周囲にはそろそろ紅葉が始まっており、明るい日射しの中を快適に進む。この状況は島根県の猿政山へと向かう林道によく似た光景であり、登山開始から45分程度進んだ場所から北を眺めると赤谷山方面の稜線が美しい。

広い林道 赤谷山方面の稜線

 更に15分進み南を眺めるとようやく額々山の山頂方面が見えてきたが、まだまだ遠いようだ。北を振り返れば赤谷山手前の岩壁(立岩)がはっきり見えてきた。美しい岩壁をしばらく眺めた後、林道を更に進めばまもなく川に架かる橋が現れる。

赤谷山手前の岩壁(立岩) 川に架かる橋に到着
橋の上流 橋の下流

 清らかな川を眺めながら小休止の後、更に林道を進む。橋を出発するとすぐに新しい大山祓神の石碑と祠が現れた。左手には古い祠が横になっているので、昔から祀られていた祠を新しくしたものと思われる。

快適林道を進む 新しい大山祓神の石碑と祠

 林道の左右に新しいわさび畑を眺めながら進むこと10分で広高谷と額々山の分岐に到着、標識は全くないが作業小屋に向かって折り返すように右手の道に入る。作業小屋を過ごし、林道を折り返しながら進んでいると北には額々山の山頂方面が顔を出してきた。

広高谷と額々山の分岐を右折

作業小屋を過ごす 額々山が見えてきた

 なおも林道を道なりに進むと広高谷の分岐から10分で額々山への昔からの登山道に到着した。当然額々山などの標識はなく、目印としては右手に白く平らな大きな岩を見つけ、その先右手の木に赤いテープがいくつか巻かれている。この赤いテープの木を起点として額々山へ目印のテープが続いている。

カーブを折り返す 大岩を過ごす
白く平らな岩が目印、この岩の先を右へ 登山口のテープ

 東を眺めれば木の間越しに広高山が近くに見えており、丁度この場所で昼になったので林道に座り込んで昼食を摂る。昼食後はいつものゴディバのコーヒー。本日はヘーゼルナッツの甘い香りが周囲に漂う。とても美味しいコーヒーを飲んだ後、いよいよ額々山の山頂に向かって出発する。

木の間から広高山 紅葉の始まり

 前述の目印のテープに従いわさび畑の端を進む。当然わさびを痛めないよう充分気をつけて登る。すぐにわさび畑を過ごせば自然林の入口に赤いテープが巻き付けてある。

わさびを痛めないよう登る 自然林の中に入る

 この先自然林の中に入り、ほとんど真っ直ぐ南西方面に向かって登る。踏み跡と目印のテープを確かめながら慎重に進み、周囲を見回せば紅葉の始まりが美しい。滑り易い急登を周囲の枝を掴みながら登って行けば、背後の木の間越しに美しい山が見えてきた。山麓には鉄塔が見えるのでこの山は五里山かもしれない。

自然林が美しい 五里山
斜面を登る 尾根に到着

 更にもう少し登れば平坦な尾根に到着、笹を分けて進めば三等三角点の額々山に到着した。林道からはゆっくり20分の行程だが、この山に別のルートから到達出来たことがとても嬉しい。山頂先の展望所から紅葉の始まりの寂地山を眺める。また、木の間越しながら東には特徴的な冠山の山頂も見ることが出来た。

笹を分けて進む 落ち葉と三角点
寂地山 吉和冠山
紅葉の始まり 赤い実

 三角点にて記念撮影の後、山頂から少し下りてよけ岩を散策、涼しい風に吹かれてとても気持ちがよい。よけ岩にて休憩の後、山頂に戻り下山を開始する。笹を分けながら来た道を引き返し、尾根から急な斜面を下りて行く。滑り易い自然林を滑るように下れば、山頂からゆっくり15分で林道に下り立った。

記念撮影

よけ岩

よけ岩(動画)

 この先砂利道の林道を下りて行き、広高谷の分岐に到着。昔からの登山道入口を確認しながら林道を引き返し、午後3時20分に駐車場に到着した。実に5時間20分山中で遊んでいたことになる。

紅葉

 駐車場を出発し、県道42号まで戻り、匹見温泉やすらぎの湯に向かって進んでいると紙祖川のガードレール横に大鷹を眺め、匹見峡温泉に到着、温泉にてゆっくりと汗を流した。

匹見温泉やすらぎの湯 夕食は山賊砦

安蔵寺山

赤谷山から続く稜線

立岩

大山祓神

わさび田

よけ岩

 

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県益田市 額々山 登山口付近のMAP

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