丸瀬山(まるせやま)島根県邑南町

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2008年10月13日

瑞穂ハイランド駐車場 →0:25→ 8番リフト支柱 →0:40→ 水場

 →0:25→ 阿佐山縦走路出会 →0:05→ 丸瀬山山頂 →0:25→ 水場

 →0:30→ 8番リフト支柱 →0:20→ 瑞穂ハイランド駐車場

全歩行時間 2時間50分

 今回は島根県の瑞穂ハイランドを登山口とする邑南町の丸瀬山に向かう。この丸瀬山は山頂からの展望はないものの、北にあるトビ岩からの展望は素晴らしいそうだ

柳井氷室岳を眺めながら峠を下る 登山口の瑞穂ハイランド

 登山口の瑞穂ハイランドスキー場へは浜田自動車道の瑞穂インターを下りる。現在冬のスキーシーズンに向けて瑞穂ハイランドスキー場は整備の真っ最中のようだ。本日は施設整備のため駐車場の鍵は開いていたが、スキー場の駐車場に車を置くことは出来ないので手前の空き地に車を置き、登山を開始する。

施設の右手から作業道に入る 作業道を進む

 時刻は午前8時過ぎ、風が冷たいので長袖の服もリュックに入れて出発、スキー場の施設の右端から作業道を通らせて頂き、スキー場のゲレンデに出る。スキーのリフトの支柱を眺めながらゲレンデを登れば少しずつ汗が出る。と・・・、タオルを忘れた。こんな事はよくあるのでリュックの奥から予備用のタオルを取り出す。しかしこれはもっと大変なことの前兆でもあったようだ。

ゲレンデに入る リフトの支柱の数を数えながら進む

 リフトの支柱のナンバーを数えながら進むと右手に機械の置かれた場所を過ごし、間もなく7番の支柱に到着、この右手に登山口があり、入口の木には赤いテープも貼られている。さて・・・、中に入ってみると踏跡はあるが藪を分けて進むことになる。進行方向を眺めると左手のゲレンデと右手の伐採地との間を進むことが分かった。

7番支柱の反対側に登山口のテープを見る 踏跡を見つける
これから向かう方向を確認 踏跡は残っている

 少しでも歩きやすい方法を取るため、ゲレンデに戻って8番の支柱まで進み、支柱の向かいにある排水溝の先から登山道に入る。すぐに踏跡を見つけ、慎重にヤブコギを続ける。8番支柱から入って10分も進むと登山道は右に向き、展望の良い場所に着く。背後には原山が美しい山容を見せている。

8番支柱の向かい側より山道に入る 踏み跡を確認しながら進む

 この付近ではサラシナショウマなど美しい花を観賞、天気は良いし素晴らしい山歩きが出来ると期待して、これから先の展開にワクワクし始める。と・・・、この先の道が不明となる。地図を取り出して確認しようとするが、あれっ・・・・!、先程のヤブコギの際に地図を落としたらしい。

登山道は右へと向く 背後に展望が広がる

 しまった、私のような登山初心者にとって、これから先の行程を考えると地図無しでは山中を徘徊することにもなりかねない。道に迷う前に撤退することを一番に考え、これから先は勘だけで歩くことにする。周囲を眺めていると踏跡は真っ直ぐに続いているようだ。

サラシナショウマ 踏跡は真っ直ぐ続いていた

 そのまま藪に向かってゆっくりと前進、当然体中にイバラの刺激が走る。難渋しながら登っていると石に躓き、右足の弁慶さんを岩でしたたか打ってしまった。あいたたた・・・!、大丈夫か・・・!、足は折れていないようだがとても痛い。帰ろうかな・・・、2回目の撤退の機会だが踏跡は確認できるのでそのまま進む。

藪を抜けても茨の道は続く 右の樹林の中に続く道

 間もなく右側の樹林の中に入り一安心、藪から解放された。美しい樹林の下、踏跡を確認しながら快適に登る。いつのまにか日射しが戻り、木漏れ日の美しい樹林を眺めながら進んで行く。周囲には大岩が目立ち、その大きさに圧倒されそうだ。

美しい樹林の下を進む 大岩が目立つ

 登山道は少し右へと向き、その後緩やかに左へカーブをしながら進むと足下には水場が現れた。水量は少ないようだがコップがあれば飲むことが出来る。再び大岩を眺めながら進み、左手に伐採地が近くなる。特徴的な大岩を左に過ごすが、この岩こそ下山時に重要な意味を持つ岩となった。

水場 下山時の目印となる大岩

 この大岩の先から登山道は不明となる。左手には伐採地が続いているがとても歩ける状況ではない。とにかく真っ直ぐに高度を稼ぐことを考えて進むことにしたが、下山時のことを考えてこの辺りから赤テープを頻繁に巻く。緩やかな斜面を選んで登り、すぐに平坦な笹原に到着、周囲を散策するが、地図がないのでどの方向に行けばよいのか分からない。

大岩左手の伐採地は大藪 テープを巻きながら進む
平坦な笹原で古いテープを見つける 阿佐山への縦走路と合流

 残念、もはやこれまで・・・・、と思ったところが遠くに古いテープを見つけた。赤いテープを巻きながら近づくと、南から続く阿佐山からの縦走路と思われる道に合流した。周囲に目印が無いか確認すると西にテープとビニールパイプを見つけた。

ビニールパイプを見つける 笹を分けながら山頂方向へ

 そのまま笹を分けながら緩やかな斜面に向かい、最後に枯木を跨ぐと南北に平坦な丸瀬山の山頂に到着した。山頂から木の間越しに眺める青空がとても美しい。山頂の標識はかすれて何が書いてあるのか分からず、展望の良いと言われるトビ岩の方向を考える。

山頂手前で倒木を越える 山頂に到着

 標識の木の尖った方向は南を向いているため少し南に進むが踏跡は不明である。反対側の北方向に向かうと踏跡が続いており、所々に古いテープを見ることが出来る。多分この方向で間違いないと思いながら笹を分けて進むが、だんだん笹の背が高くなり、歩きにくくなってきた。

山頂から北方面へ向かう 高度が下がり、笹の背が高くなったので撤退

 GPSで山頂の位置を確認しようとしたが、肝心の地図を入れ忘れていたため役に立たない。高度も少しずつ下がってきたので、この付近より引き返すことにした。本日は三角点まで行けなくても無事に帰ることを第一に考える。

山頂から木の間越しの空 木漏れ日の下を下る

 山頂まで引き返し、記念撮影の後下山を開始する。自分で巻いたテープを頼りに下って行くが、途中で古いテープと交錯しその先が不明となる。私のテープは南側、古いテープは北側についていたようだ。

本日巻いたテープを頼りに下りる 目印の岩を過ぎる

 登山時と違って下山時は踏跡を確認し難く、周囲を眺めながら下りているとあの特徴的な大岩に到着、大岩の下にしっかりと登山道を確認することが出来た。この先は快適にしかも慎重に下りて行き、樹林帯が終われば再び難渋するヤブ道を通過。岩に躓かないよう下りて行けば無事8番支柱の向かいに下り立つことが出来た。

美しい自然林 足下を眺める余裕も復活
樹林帯を出るとヤブ道が待つ ヤブ道からは展望が広がる

 ゲレンデを下りて行けば間もなくスキー場の駐車場に到着、無事丸瀬山から下りることが出来た。地図を確認すると三角点(986.5m)まで残り170mだった。地図さえ無くさなければ・・・・。

ゲレンデ直前 8番支柱向かい、入口の目印は側溝

瑞穂ハイランド

下山時に眺めた展望

ゲレンデから眺める展望

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県邑南町 丸瀬山 登山口付近のMAP

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