本明山(ほんみょうざん)島根県江津市

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2010年4月04日

登山口 →0:20→ 福田コース分岐 →0:10→ 不動さんの水

 →0:10→ 山頂 →0:25→ 登山口

全歩行時間 1時間 5分

 4月に入り、いよいよ本格的に中国山地を越える事ができる。今回向かうのは島根県江津市の本明山で、山口県から山陽道・中国道・浜田道を走り、旭インターで下りる。インター先の交差点を右折し県道329号に入り、まずは旭温泉を目指して進む。周囲には桜が満開でとても美しい。旭温泉郷を通過、間もなく現れる白角新大橋を渡った先で分岐を左折、美又温泉を目指して県道50号に入る。狭い道だがしっかり舗装されているので安心して走ることができる。

旭温泉郷では桜が満開 美又橋を渡る

 県道途中にお地蔵様も鎮座されている道を進むと、美又温泉郷に到着。美又橋を渡り県道41号の分岐を右折、江津方面へ進む。風の国との分岐を過ごし、この先は、有福温泉の案内に従って県道50号を進み江津市に入る。ここで私の思いこみが勘を狂わせ、登山口への目印である「本明大橋」を通過し有福温泉郷に入る。

有福温泉郷に入る 原爆療養所(有福温泉荘)手前の分岐を左折
T字路右折、すぐ先の分岐を左折 (別行程)本明大橋の手前または先の分岐を左折

 原爆療養所である有福温泉荘手前の分岐を左折、温泉荘の前を通り、道なりに進むとT字路へ着くので右折。すぐ先の分岐は、左方向の田圃の中へつけられた舗装道に入る。もう一つの行程としては、県道50号の本明谷川に架かる本明大橋の手前または先の分岐を左折(入口に本明山登山口の案内あり)、そのまま道なりに進み、原爆療養所の案内に従い進むと、案内から約300m先の電柱下に原爆療養所の案内があり、すぐ先を左折、田圃に下りる舗装道に入る。

本明大橋の手前または先の分岐はすぐに合流 原爆療養所の案内の先を左折
田圃の中につけられた道を進む 本明山の無料駐車場

 そのまま田圃の中につけられた舗装道を突き当たりまで進めば、無料駐車場の整備された本明山登山口に着く。駐車場には本明山への案内板が置かれており、登山道はこれから登る本明東コース、東光寺からの福田コース、本明西コースがあるようだ。駐車場前の民家の方へご挨拶をし、本明山へ向けて出発する。

登山案内(写真をクリックすると拡大) モクレンが満開

 登山口の横には白いモクレンが満開で美しい。江津市指定文化財の本明城址へ向けて進めば、登山道は林道のように広く歩きやすい。林道の左に植林帯、右に自然林を見ながら緩やかな坂を進む。明るい日射しの登山道はとても気持ちがよい。

広い登山道 フカフカの落ち葉

 周囲には自然林が広がり、フカフカの落ち葉を踏みながら高度を上げる。やがて山頂まで800m標識を過ごし、正面を見上げると山頂が木の間越しに覗いている。平坦な登山道を進むと福田コース・本明西コースの交差点を通過、この先の石段上には鳥居が置かれている。

木の間越しの山頂方面 鳥居手前に福田コース・本明西コースの交差点

 登山口の案内によれば、山頂に金比羅様が祀られているので、この鳥居は金比羅様の鳥居かも知れない。鳥居の後に灯籠の跡を過ごし、坂道に向かう。この灯籠には明治14年9月10日と奉納の年月が刻まれている。やはり石に刻まれた文字は後世まで遺るものである。

石段の上に大鳥居 緩やかな坂を登る

 足下に石の転がる道を通過、緩やかな坂を登っていると山頂まで400m標識を通過する。山腹につけられた広い道を道なりに進むと、間もなく岩壁を背にした建物が現れた。ここが銘水「不動さんの水」の場所で、銘水の上には不動明王が祀られている。島根の銘水百選の清水をコップに注ぎ、飲んでみるととても美味しく、元気が出るような気がした。

不動さんの水 不動明王
島根の銘水百選「不動さんの水」 高度を上げる

 銘水の場所を出発、これから先は岩の多いジグザグな道へ向かう。少し高度を上げればすぐに鳥居の立つ場所に到着、右に鳥居を見て、左側へも道が続いていた。左側には何があるのか興味もあるので向かってみると、広く平坦な場所に着いた。ここには何か建物が置かれていたのかも知れない。

鳥居に到着 広く平坦な場所
石段を登る 山頂に横たわる岩

 平坦地まで下りて鳥居を潜り、石段を登る。少し進むと建物跡の横に金比羅様の屋根瓦を見つけた。ここには建物が建っていたようだ。更に石段を登ると空が近くなり、石段の先には本明山の山頂が待っていた。山頂にはまるで一枚岩のような大岩が横たわっており、この上に立てば周囲360度の大展望が広がっている。

北から東方面の展望

 眼下に広がる北の海岸には風力発電施設が建ち並び、右にはアンテナの立つ美しい鳥ノ星山、その更に右方向に見えているのは室神山(浅利富士)だろうか。南東方面には堂床山、南に笠松山などを眺めるが、遠く中国山地方面はあいにく逆光で霞んでいる。しかしながら美しい展望には変わりない。

南方面の展望

本明山の山頂から眺める展望(動画)

 岩盤の上からぐるり一周を見晴らした後、西へ向かってみる。すぐに本明金比羅神宮へ到着、登頂・参拝記念の登山ノートがポストの中に入っていたので記入する。更に西へ向かうと本明城跡の案内が立っていた。この城にはその時代により福屋城・乙明(音明)城などの別称があり、福屋氏の居城だったそうだ。

本明金比羅神宮  本明城跡説明板(写真をクリックすると拡大)

 福屋氏がこの地を離れた後には、毛利氏の支配に入ったとも案内されている。また、主郭付近の標高400m上のヤマモモの木は、島根県内最高位の高さにあるとも説明されていた。この先にはトイレも置かれており、更に西へ向かうと坂を下り始めた。パイプの手摺りを補助に少し下りたが、更に道は続いているようだ。

反対側にも道が続いている

 山頂に引き返し、再び大きなヤマモモを観賞、山頂の岩上から再度大展望を眺めた後石段を下る。鳥居を潜り、不動さんの清水を通過、福田コース等の分岐を経由し登山口の駐車場へ到着、無事本明山の登山を終了した。

本明金比羅神宮とヤマモモ 山頂を出発

 駐車場をお借りした民家の方にお礼を述べて登山口を出発、本明自治会館の側を通ると沢山の人だかり、今日は有福温泉お花見ウォーキングが開催されている。本明谷川に架かる本明大橋から満開の桜越しに眺める本明山はとても美しい山である。

登山口へ到着 県道から眺める本明山

不動さんの水

不動明王

大鳥居と石段

展望

本明金比羅神宮 とヤマモモ

本明城跡

本明金比羅神宮 

桜と本明山

 前の山 雲城山 を見る

 次の山 室神山(浅利富士) を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県江津市 本明山 登山口付近のMAP

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