室神山（浅利富士）　島根県江津市

室神山（むろがみやま）浅利富士（あさりふじ）　島根県江津市

２０１０年４月０４日

島根県立少年自然の家　→０：１５→　ばあさん井戸

　→０：１０→　山頂　→０：２０→　島根県立少年自然の家

全歩行時間　４５分

　江津市の本明山の登山を終了、本明大橋を出発、県道５０号を北へ進むと間もなく有福温泉郷を通過、この先のＴ字路を右折し江津市街１３ｋｍの案内に従い県道３００号を進む。そのまま道なりに国道９号に出ると、この場所は山陰道江津インターの入口である。


国道９号を右折、「島根県立少年自然の家」へ向かう	案内に従い県道を右折

　国道９号を出雲方面へ向かうとやがて「島根県立少年自然の家」への標識案内が現れるので交差点を右折、案内に従い県道３０２号に入り、道なりに進むと少年自然の家に到着。桜が満開の駐車場に車を置き登山を開始する。


桜が満開	高仙参道の案内

　少年自然の家へ向かうと「高仙参道」の案内を見つけた。いったいこれは何の標識かと思ったが、高仙さんは山頂付近に建つ地蔵堂の事である。従って、この高仙参道の案内に従い登れば、室神山の山頂へ着く。


特徴ある形の八角棟	「浅利富士コース」の案内

　特徴ある形の八角棟を左に、右に少年自然の家を見ながら舗装された坂を登れば、「冒険の森コース」の案内板が建つ場所へ着く。この右手にも高仙地蔵道の案内があり、そのまま進むと「浅利富士コース」の案内が立っていた。県外から来た私は、この標識のおかげで登山口を確認、ようやく安心することができた。


コンクリート舗装の道	アンテナの立つ島ノ星山

　コンクリートで舗装された遊歩道を進むと、背後には本明山から眺めていた島ノ星山がとても近いことがわかる。明るい自然林の下を気持ちよく歩いていると、地蔵道と「どんぐりの道」の分岐に着くが、そのまま高仙地蔵道を進む。どんぐりの道は広い林道のように思える。


案内が続く	浅利富士の室神山

　正面上には室神山が見えてきた。左斜面には岩が目立っているのがわかる。この先で再び広い舗装道を横切り、左右にシダの茂るコンクリート舗装の遊歩道を進む。お地蔵様を過ごした先には岩の目立つ場所が現れた。これがばあさん井戸と呼ばれる場所で、岩にくり抜かれた穴には水が溜まっていた。


ばあさん井戸（説明を見る場合は写真をクリック）	展望の東屋

　ばあさん井戸を出発し、緩やかな斜面を進む。左に東屋を過ごすと、少し坂の傾斜が増すが、補助のロープが渡されているので安心して登ることができる。この先で左右の分岐が現れ、右は岩の展望台、左はコンクリート舗装の道で、いずれもこの先で合流する。私は岩が好きなので展望台へ向かう。


岩の展望台へ	雄大な日本海の展望

　岩の上に立てば南西に島ノ星山、眼下に雄大な日本海の展望が広がり、思わずホッとする一時である。ここには腰掛けるのに良い岩があり、小休止を取るには最適の場所である。


山頂への案内	ワイルドな岩道

　この先で再びコンクリート舗装の道と合流するが、高仙参道は右へ続き、登山道はそのまま岩道を直登するように続いている。山頂への案内に従い、岩道を登るのがとても嬉しく、岩をつかみながら慎重に高度を上げるのが最高の楽しみでもある。


岩道を直登する	展望が広がる

　高度を上げるたびに背後に広がる展望は美しくなり、遠くまで見晴らすことができる。また、眼下には登ってきた岩道が続いており、高度を上げる達成感も味わいながら進む。

山頂の旧地蔵堂跡、山頂付近には岩が目立つ

　やがて楽しい作業は終了、終点の山頂に到着。山頂には旧地蔵堂跡の案内が立っていた。岩の上に立ち、周囲の展望を眺める。南西方面にはアンテナを頂いた島ノ星山がはっきりと姿を現し、西には登山口の少年自然の家が見えている。北には雄大な日本海が広がり、北東方面の浅利海岸沿いには１１基の風力発電施設が立ち並んでいる。また東には大江高山火山群が見晴らせ、山脈は海岸線までせり出していることが分かる。