新緑の王院山(おういんざん) 島根県出雲市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
登山口 →0:20→ 王院山山頂 →0:08→ 展望地 →0:08→ 王院山山頂 →0:14→ 登山口 全歩行時間 0時間50分 王院山への登山口等の詳細は、平成23年5月3日の第一回の登山記を参考にして頂きたい。 前回は5月3日、黄砂煙る山頂の王院山から眺めた展望はとても残念だった。今回は、山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生のご案内により、梅雨の晴れ間に再び出雲市佐田町へ向かった。広島県の三次インターから国道54号を北上、道の駅「掛合の里」の1km程度先の分岐を左折、県道39号を西へ向かう。
松笠地区を通過、菅原トンネルを抜ければ出雲市に入る。この先で八雲風穴の案内に従い分岐を右折、朝原地区へ向かって雨倉農道に入ると、北に王院山らしき山容が見えてくる。やがて県道185号に合流、王院山へは県道を右折すればよいのだが、ここはスサノオノミコトにちなむ須佐の地、須佐の大宮へ参拝する。
手水で心身を清め、少し進むと右に亀の形をした遺跡を過ごす。須佐の七不思議の塩井を飲んでみると、塩の味がするような・・・。そのまま社殿へ参拝し沢山のお願いをする。更に奥へ進み、大杉や相生の松の跡などを見学後、須佐神社を出発。
県道を北東方面へ進み、八雲風穴の案内を通過、少し先で冷たい福寿泉をペットボトルに詰め、本日のおみやげとする。なお、この福寿泉は、風穴現象を起こす地下水なのでとても冷たい。
この先で右へ分岐する県道と分かれ直進する。寺領峠を越え、寺領三叉路を左折、次の分岐(大月分かれ)は右へ採れば大袋山・戸倉城跡のある稗原地区への近道だが、王院山へはこの分岐を左折する。
右に荒神様を過ごし、大月分れから400m程度進むと、左に王院山の案内の立つ分岐が現れる。この分岐を折り返すように左折し、そのまま一本道を進むと峠を越え、広い駐車場へ着く。駐車場には吉祥姫にちなむ王院山の案内板が置かれているので、登山前に知識を仕入れておこう。
駐車場を出発、右に綺麗な沢を眺めながら整備された横木の階段を進む。周囲には木漏れ日差す植林帯が美しい。すぐに遊歩道は左右に分岐し、左には東屋が置かれているが、休憩するにはまだ早い。
この先急な階段が続くので、スローペースで階段を登る。植林帯の下に続く遊歩道を進めば、やがて周囲の植生は自然林へと変わり、新緑がとても美しく感じる。途中にはベンチが置かれているので無理をせず、休み休み登るのが真夏の登山の鉄則である。
九合目の展望地手前では、坂の傾斜がピークを迎えるので、更にゆっくり高度を上げる。やがて案内板と休憩用のベンチの置かれた展望地へ到着。北に出雲ドームと日本海を眺めながら小休止、木漏れ日の下に吹く風が心地よい。
本日は少し霞がちだが、前回全く見えなかった出雲ドームに感激、残念ながら弥山は見えないが、晴れていれば日本海まで見晴らすことができる展望地である。
もう山頂まではのこりわずか、少し緩やかになった階段を4〜5分登れば王院山の山頂に到着、山頂には、日本版シンデレラ物語の吉祥姫が、都からこの地に帰る際、付き添ってきた高貴な方が祀られたという王院ヶ墓が立ち並んでいる。 山頂の王院ヶ墓 山頂から眺める展望 快晴の空の下、周囲を見回せば、北には白い出雲ドーム、北東には稗原の要害山(戸倉城跡)、土椋烽跡(とくらのとぶひあと)の大袋山が美しい山容を見せている。更にその先には仏経山も見えるはずだが、本日はすこし霞んでいる。 北に広がる展望 さわやかな風の吹く山頂にて涼んだ後、西の展望地へ向かう。木漏れ日の美しい登山道を少し進み、西の平坦なピークからヒノキの植林帯を少し下ると、前方に視界が開け、アンテナの置かれた黒山を今回ははっきりと眺めることができた。但し、三瓶山を見晴らすことはできなかった。
展望地を出発、山頂まで戻ったところでお昼になったので昼食タイム。豪華昼食後に周囲の展望をビデオに収めて下山開始。下山は早く、あっという間に登山口の駐車場へ到着。この王院山の登りは、短いけれども真夏のトレーニングに丁度良い気がした。 王院山 須佐神社 寺領地区から眺める王院山 王院ヶ墓 前の山 萩原山 を見る 次の山 大袋山(土椋烽跡) を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県出雲市 王院山 登山口付近のMAP |