三瓶山(さんべさん)縦走 島根県大田市

2003年9月14日(日曜日)

三瓶山系 大平山    63回目  73座目

女三瓶山          62回目  74座目

男三瓶山         62回目  75座目

子三瓶山         62回目  76座目

孫三瓶山         62回目  77座目

ガイド本 無し

登山口 東の原駐車場

登山開始  6:33

大平山到着  7:03  女三瓶山到着 7:26  男三瓶山到着 8:17

子三瓶山到着 9;16  孫三瓶山到着 9:57

下山終了 11:40

登山開始 → 0:35→ 大平山到着 → 0:18 女三瓶山到着 → 0:51→ 男三瓶山到着

 → 0:59→ 子三瓶山到着 → 0:4 → 孫三瓶山到着 → 1:43 → 登山口

所要時間数 5:07

 

 前日午後7時前に家を出て180km先の島根県大田市を目指した。国道2号から国道54号に入り、一般道を順調に進み午後10時に広島県の三次市に着き、午後11時過ぎには三瓶山の麓の東の原駐車場に着いた。周囲には数台の車が駐車しており、キャンプをしているようだった。登山当日は朝寒いので目が覚めた。標高が高く、急に冷え込んだきたようだ。

東の原を出発 リフトの下を登る

 朝6時過ぎに東の原を出発し、リフトの真下を進んで行く。牛の糞に気をつけながらリフトの上まで歩いて行くとアンテナの立つ三瓶山が近くなってきた。

大平山山頂太平山5分、女三瓶山23分の道標 リフト上駅から東の原を眺める

 登山開始から30分でリフトの上の駅に着き大平山5分、女三瓶山23分の道標を見る。まずは最初に大平山山頂854mに着き本日最初の登頂を済ませる。

大平山山頂 女三瓶山を眺める

 大平山から時計と反対周りに進み、次に女三瓶山を目指す。大平山から女三瓶山方面を見ると霧がかかっている。大平山からは20分足らずで女三瓶山957mに到着する。それこそあっという間の登頂だった。女三瓶山からの視界はすこぶる悪く、子三瓶山・孫三瓶山はなんとか霞んで見えたが男三瓶山は霧のため山頂が見えなかった。

女三瓶山山頂 女三瓶山より東の原を見下ろす
アンテナ山の女三瓶山 子三瓶山・孫三瓶山

 すぐに男三瓶山を目指して出発する。室の内池方面も霧に包まれてよく見えないのが残念だ。女三瓶山を出発して10分歩くと兜山を過ぎる。

女三瓶山を出発する 兜山を過ぎる
急な岩場の坂 途中に花を見る

 ここからは急な岩場の坂が続きなかなか楽しい。登山はこうでなくっちゃと、うきうきしながら急な岩場を乗り越えて行く。岩場を抜けて行くと避難小屋のある男三瓶山1126mに到着した。

急な岩場を登る

 山頂に着くと山の斜面の崩落が進んでいるのがわかった。男三瓶山からは日本海や大山が見えるということで期待していたが霧のためにさっぱり見えないのが残念だった。山頂神社に参拝し登山の無事を感謝する。

避難小屋 霧の男三瓶山山頂

 雑誌でよく見る木道を歩き、室の内展望台に行くが霧のためさっぱり景色を見ることが出来ず残念である。男三瓶山に別れを告げて次に子三瓶山を目指す。

山頂神社 男三瓶山山頂の木道

 滑る道を降りて行くと急な横木の階段が続いている。これが逆の登る方だと苦しむだろうと思いながら坂道を降りて行くと男三瓶山から20分程度で西の原・室の内池・子三瓶山の分岐点に到着した。目の前には子三瓶山が大きく大田市の街並みも見えてきた。男三瓶山から40分歩いて子三瓶山961mに到着した。

西の原・室の内池・子三瓶山の分岐点 子三瓶山
子三瓶山山頂 ススキの原

 ここで少し霧が晴れてきて少しは展望が利くようになってきた。子三瓶山を一旦下りて行くと綺麗なススキの原に着き、ススキの展望をしばし楽しむ。

牛の放牧地を過ぎる 孫三瓶山山頂

 更に降りて行くと鞍部が牛の放牧地となっており、放牧地を登り返して孫三瓶山907mに着く。孫三瓶山からは子三瓶山の山容がきれいだった。

孫三瓶山から子三瓶山を眺める 男三瓶山

 孫三瓶山で少し休憩し、そのまま今度は室ノ内池に行こうしたが、道を間違えて左への分岐を見過ごし、真っ直ぐ大平山に戻り三瓶山を一周した。三瓶山まで来て室の内池を見ないで帰るのは忘れ物をしたみたいなので、大平山から室の内池まで下って行き、周囲を見るとよく晴れて視界が開けていた。

孫三瓶山を出発 大平山から女三瓶山を眺める
室の内池 室の内池から男三瓶山を眺める

 室の内池に降りて水面を眺めるととてもきれいだった。再び斜面を登り返し、リフトのところまで戻り、斜面を降りて登山口の東の原まで戻った。休憩のために三瓶温泉の薬師湯に入った。湯の花が入って茶色の湯であったが硫黄のにおいがしないので温泉らしくはなかった。

リフト駅上から東の原を眺める ゲレンデと女三瓶山

 男三瓶山山頂には室の内池を見る展望台があり、室の内池の説明版があったので以下に全文を掲載する。

 前方に広がるすり鉢状の窪地は室の内と呼ばれる噴火口です。今から4千年ほど前、この室の内を噴火口とした三瓶火山最後の大規模な火山活動があり大量の火山噴出物を噴出しました。

 その結果できたのがこの室の内火口で、ここから噴出された火山砕屑物が堆積してできたのがスキー場にも利用されている太平山です。

 そして室の内の最も低い場所には室の内池と呼ばれる約1.1haほどの小さな火口湖があります。また、池から西に200mほど行ったところに鳥地獄と呼ばれる噴気孔があり、今でも二酸化炭素を主成分とした火山ガスをわずかながら噴出しています。

東の原から見る女三瓶山

女三瓶山のアンテナ

男三瓶山に向かう岩場

三瓶山山頂神社

室の内池展望台へ向かう木道

孫三瓶山から子三瓶山を眺める

孫三瓶山・子三瓶山

大平山から眺める女三瓶山

室の内池

室の内池から見上げる男三瓶山

ゲレンデから見上げる女三瓶山

 前の山 中蒜山 を見る

 次の山 大万木山 を見る

登山口周辺の地図はこちら 三瓶山 登山口付近のMAP

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