大万木山(おおよろぎさん) 島根県飯南町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大万木山 登山口 →0:20→ 地蔵尊の展望台 →0:20→ 水場 →0:10→ 山頂 →0:06→ 水場 →0:16→ 地蔵尊の展望台 →0:13→ 登山口 全歩行時間 1時間25分 等検境の登山に引き続き、「山口県百名山」の著者N先生、「防長山野へのいざない」の著者Kさんと一緒に大万木山へ向かう。なお、登山口までの行程は等検境を参照して頂きたい。
駐車場を出発すると正面には大万木山が大きく聳え、右に向かうと等検境、左に向かえば大万木山へと続いている。今回は大万木山等検境ルートの標識に従い左の坂を登る。少し坂を登れば平坦な遊歩道となり、樹林の下、涼しい風の中を進んで行く。間もなく大万木山まで1.8km標識を過ごし、更に5分で左手に舗装林道を過ごす。
この先で大万木山へ1.6km標識と毛無コースまで0.1km標識の分岐が現れるので、分岐を右に採り、大万木山へと向かう。なお、分岐から真っ直ぐ下ると門坂駐車場までは1.5kmの場所である。
この先から坂の傾斜がきつくなり、左右にはクマ笹が目立ち始める。整備された横木の階段を避けながら登って行くと周囲の樹林が美しいことに気がつく。間もなく毛無コースの縦走路に到着、この場所からは山頂まで1.5km、車道までは700mとなっている。
少し進めばすぐに地蔵尊の展望地に到着、北には宍道湖が広がるが、標識に書かれている隠岐島は見晴らすことが出来なかった。吉田毛無山の先にはガスの懸かった猿政山が聳えており、この山の標高の高いことを証明している。
地蔵尊の展望台を出発、樹林の下で坂を折り返しながら進むと間もなく平坦で広い遊歩道となる。まるで高速道路のような遊歩道を進んでいるとN先生がクマの足跡を発見、これにはびっくりした。足跡はまだ新しく、この付近がクマの生息地であることを改めて認識した。
美しいブナ林を観賞しながら平坦な遊歩道を進むと、再び坂の傾斜がきつくなり、少し踏ん張ると水場に到着した。この水はとても美味しく、顔を洗うと冷たくて気持ちがよい。頂上のすぐ下にこんな冷たい水場があるとはとても不思議だ。すっかり元気になり水場を出発する。
水場から山頂までは残り400m、少し進めば美しい花が咲いており、ゆっくり観賞する。木の根の張りだした坂道を更に進めば避難小屋に着き、避難小屋の先は待望の大万木山の山頂だ。山頂はやはり広く、山頂に立つ特徴的な木を思い出した。
大万木山の山頂 説明板によると権現コースの先に展望所があると書いてあるので向かってみる。途中には大ブナの木が立ち、ブナの周囲が刈られているので幹の回りを一周することが出来る。大ブナを出発し、もう少し進むと展望台に到着。展望台から眼下を眺めると、なんとガスが懸かってさっぱり展望を得ることは出来なかった。方向から推測するとやはり等検境方面が見えるようだ。
展望台から山頂に戻り、記念撮影の後下山を開始する。下山は往路を下るためあっという間に登山口に到着、但し前回登山の際よりとても楽しく充実した山歩きだった。
車に乗り込み林道を引き返し、新生坊展望台から周囲を眺める。大万木山方面が逆光となるが、まずまずの展望だ。等検境の位置関係、毛無山・大万木山への縦走路を確認して新生坊展望台を出発した。 新生坊展望台から眺める展望(北方面) N先生の広島県百名山大万木山登山口を確認しながら国道432号まで戻り、高野町新市交差点からは県道39号を引き返す。帰る途中で君田温泉「森の泉」にて入浴、白濁した重曹泉にてゆっくりと温まり登山の疲れを取ることが出来た。皆様楽しい山歩きにおつきあい頂きありがとうございました。
ブナ林を進む 山頂 大ブナ
前の山 等検境 を見る 次の 猿隠山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県雲南市 大万木山 登山口付近のMAP
大万木山 63回目 78座目 ガイド本 長野 至他著 島根県の山(発行所 山と渓谷社) 登山口 位出谷駐車場(渓谷コース入口) 登山開始 13:48 山頂到着 15:11 下山開始 15:38 下山終了 16:29 登山時間 1:23 山頂滞在時間 0:27 下山時間 0:51 所要時間数 2:41
三瓶山に登頂後、三瓶温泉の薬師湯に浸かって再び元気を取り戻したので、頓原まで引き返し、次に琴引山に登ろうとしたが、ジュースを買いに行ったスーパーから大万木山の登山口方面が見えたので琴引山より少し標高の高い大万木山に登ることにした。
大抵こんな感じで行き当たりばったりの無計画登山が始まる。県民の森に入り一番奥の位出谷駐車場に車を置き、登山の準備をする。すぐに渓谷コース登山口、山頂へ2.8kmの道標を右に見て登山を開始する。
綺麗な渓流が流れ、途中には滝もあるコースをゆっくりと進んで行く。ブナの林がとても気持ちが良い。坂は緩やかで楽な道が続き、いつまで歩いていても全然疲れを感じない。綺麗なブナの林を歩き続ける楽しさで、休憩を取るのも忘れて歩き続けていると、目の前に左には山頂へ800m、右には草峠・琴引山への道標を見る。ここまで1時間の行程だが全然時間を感じなかった。
道標を右折し、展望台に行き琴引山方面の展望を楽しんだ後、山頂に向かって登り返して行く。ブナの林が続き、大好きなシーンがいつまでも続く道を進んで行く。広く明るい道をゆっくりと進んで行くと大万木山の山頂方面がようやく見えてきた。
ふと下を見ると大きなマムシが待っていた。マムシを踏むわけにはいかないのでマムシを避けて進む。更に先を進んで行き、山頂付近の反射板を通り過ぎると平坦な大万木山山頂に到着した。山頂は広く、真ん中には大きな木が立っているのが印象的である。
山頂付近の木も綺麗でいつまで見ていても飽きない景色が広がっている。山頂からの展望は全く無く、通常であればがっかりする山だけれど、それを補って余りある綺麗なブナ林の登山道だった。 幻想的な緑のシャワー 登山開始から山頂まで全く疲れを感じず山頂に到着し、坂もあまり急でなかったため、汗も大してかかなかった。ブナ林登山の楽しい気分をそのままに降りて行く。気持ちの良いブナ林を楽しみながら降りて行くと下山途中で2回、合計3回のマムシとの対面をした。
さすがに3回目にマムシを見たときにはうんざりしてしまった。それでも本当に綺麗な緑のシャワーを浴びながら贅沢な風景を独り占めして降りて行く。最後に綺麗な滝をゆっくりと鑑賞して登山口まで帰り着いた。登山口に着くと明日の朝に大万木山に登る人たちがバーベキューをしていた。
大万木山
渓流
赤い実
ブナ林
山頂の木
緑のシャワー
滝
花と蝶 前の山 三瓶山縦走 を見る 次の山 源明山・嘉納山・文珠山縦走 を見る 登山口周辺の地図はこちら 大万木山 登山口付近のMAP |