トップに戻る 2024年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
今回は北浦自然観察会の登山に参加、総勢12人で三ッヶ峰へ向かう登山を開始、仏峠自体は標高650mなので山頂まで320m程度、大した標高差では無い。峠を出発すると足下にササユリが一輪咲いていた。つぼみも一輪あり、最初から可憐な花に出合う。
メンバーには植物に詳しい方が多く、いろいろとアドバイスを頂きながら急登に取り付き、背の低い笹道を進む。吹く風が心地よく最初から快調に歩を進める。植林の下を道なりに辿るので道に迷う心配は無く、仏峠から三ッヶ峰へ続く登山道はよく踏まれている印象である。
周囲や足下の山野草を眺めながら進むが、咲いている花が少なく、知識不足が残念である。周囲は終始樹林に覆われているため展望は無いが、山の中にいるだけで幸せなのでこれ以上の望みは無い。足下に石杭などを過ごし現在地を確認、周囲に植林が切れて自然林に変わるとブナの新緑が美しい。
山頂から徳佐方面を眺めると、霧が展望を遮っていた。三角点の置かれた山頂で小休止と記念撮影の後、野道山方面へ向かう。坂を下っていると左に佐波川源流コースの分岐を過ごし、笹の刈られた明確な道を下る。
周囲には自然林が続き、時折現れる植林も良いアクセントになっている。突然南西方面の展望が開け、933mピークが顔を出した。久しぶりに開けた頭上に感謝である。933mピークに向かって高度を上げているとヤマホウシの花を眺めることができた。
その後も木漏れ日の美しい道を辿りやがて933mピークに着くが、ピークには当然何も無い。ピークを過ごし少し坂を下ると、すぐに懐かしいタコブナに着き小休止。タコブナの先からは南に弟見山方面の展望を眺めることができた。
タコブナを過ごし更に進み大きなブナの木を眺め、更に進むと板碑のような岩を眺める。この付近で野道山へ続く縦走路を確認できたので元来た道を引き返す。我々は登山上級者の案内により、道迷いの可能性のある難路をとったが、通常は野道山または高岳山への縦走か仏峠へ引き返す方が無難である。
弟見山
ササユリ
前の山 指月山 を見る
次の山 大蔵ヶ岳 を見る