嘉万 弥山(かま ややま)山口県美祢市秋芳町

トップに戻る           2013年に登った山リストへ戻る        山名アイウエオ順

2013年4月13日

駐車地 →0:23→ 観音洞 →0:04→ 山道合流点 →0:04→ 山頂分岐

 →0:13→ 山頂 →0:05→ 山頂分岐 →0:15→ 下山口の民家前 →0:08→ 駐車地

全歩行時間 1時間12分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山口県美祢市秋芳町の山歩き。本日は、午前中に秋吉台国際芸術村を登山口として、岩山・御器伏・大迫山へ登り、午後からは松ヶ岳・永明山へ登っている。登山計画の順番から考えれば、秋芳の岡山だが、嘉万地区には登り残している弥山があるので、先に向かう事にした。

嘉万弥山の全景 秋芳梨選果場を確認

 登山口へ向かう起点を山口県立美祢高等学校付近とすれば、高校の前を走る県道31号を長門方面へ進む。秋芳町別府地区に入り、県道が真っ直ぐ北へ向くようになれば、左側に弥山の美しい山容が目に入ってくる。ここからは周囲に気を配りながら進む。

「白水の池」の案内に従い左折 ゴミステーション付近に駐車

 まず、下嘉万バス停を過ごし、左に秋芳梨選果場、その次に西福寺を確認、次に現れる分岐に「白水の池」の案内を確認してこの分岐を左折する。そのまま分岐から300m程度進んだ左側にゴミステーションがあり、通行の邪魔にならないところへ駐車する。

電柱の番号を確認して左折 民家奥へ進む

 弥山へは東方向へ引き返し、左に立つ電柱に「NTT江良支9」の標識を確認、この電柱先から民家側へ入る。そのまま北へ直進すると、左に立派な倉を過ごす。更に山側へ向かうと、畑の先に獣除けのトタン板が渡してあるのでまたいで越える。

トタン板をまたいで越える 周囲には石灰岩が多い

 この周辺には白い石灰岩が非常に多い事に気づく。踏み跡を辿りながら坂を登ると、足下には季節の花が美しい。進路は左方向へ変わり、赤い地積調査の杭を目印に進む。やがて石仏の置かれた場所に着き、石仏を左に過ごせば、一つ上の段の丁字路へ着く。

地積調査の杭を目印に進む 石仏を左に過ごす

 ここで分岐を左に採り、少し進むと権現社の前へ着く。権現社の手前に立つ「観音洞」の案内に従い、右へ進路を採り、背の低い笹の道を折り返しながら高度を上げる。

丁字路を左折する 権現社の手前を右折

 観音洞の案内を注意深く確認し、案内の示す方向へ進む。周囲には白い石灰岩が目立ち、岩の間を縫って歩く。岩また岩の状態の続く登山道を進んでいると、突然ぽっかり穴の開いた鍾乳洞(観音洞)が現れた。すぐにヘッドライトを取り出し、観音洞を散策する。

観音洞の案内に従い進む 観音洞入口

 広い鍾乳洞の中には観音様と地蔵様が祀られており、石筍など、秋芳洞で眺めたものと同じものをこの観音洞で眺める事ができた。しばらく観音洞内を見学、その後山頂を目指して進む。

観音洞探検

 観音洞の左側から続く踏み跡をたどり、上の段に着いたら右方向へ進路を変える。そのまま高所を目指して進むと、すぐに明確な山道と合流した。結局観音洞からは、わずかな距離で山道と合流する事が分かった。下山に備えて、付近に目印のテープを巻き、山頂へ向けて進む。

観音洞の手前左側を登る 明確な山道に出会う

 植林帯の下に続く明確な道なので、安心していると、山頂に続くと思われる(右側への)踏み跡が途中で消失しかけていた。そこで、目印を付けながら山頂へ向かって直登するが、直登と言っても大した傾斜ではない。但し、倒木等により、進路がふさがれているので、時間を掛けて、迂回しながら高みを目指す。

植林帯の下を進む 山頂へ続く道は荒れている

 やがてピークと思われる場所へ到着、周囲を見回すとすぐに四等三角点を見つける事ができた。これで弥山の山頂へは無事到着した事になる。次に水神様を捜そうと周囲を歩き始めるが、なにせ藪がひどく、少し移動するにも難渋する。時刻は午後5時に迫っているので、水神様捜しをやめて下山を開始する。

途中で石灰岩を見る 簡単なヤブこぎをする
弥山山頂 山頂の周囲には石灰岩が多い

 目印のテープに従って、樹林の下を引き返し、明確な登山道を辿って観音洞の分岐へ到着。ここで、下山はもう一方のコースを採る事にした。このコースには目印のテープが続いており、最初は快適な道が続いていたが、途中からは道が荒れ始める。それでも途中に手水鉢のような岩を眺めたりで、なかなか楽しめる道である。

下山途中に見る手水岩 目印の従って下る

 やがて眼下に嘉万の田園風景が見えてくると、一安心。民家の手前でお堂へ参拝し、登山の無事に感謝。民家の横を抜けて弥山を振り返る。この民家の方より、昔は日照りの時に、水神様でお祀りをしたこと。お祀りをしたら、弁天池から流れる水を3日間ほど流してもらえた事等をお聞きした。

嘉万の田園風景が広がる 下山地点から眺める弥山

 登山口まで戻り、最後に白水の池を見学。この池の水はやや白濁している事から白水の池と呼ばれており、一年中涸れる事のない豊富な湧水量は、弥山からだけでなく、西側に広がる広大な台地(於福台)からの供給によるものと案内されていた。白水の池の中央に祀られている祠へ参拝し、白水の池を出発。

白水の池と祠

 お土産は別府弁天池の銘水で、ペットボトルに詰めて帰る。秋芳の岡山の登山口付近を散策、登ればあっという間だが、これは後日の楽しみとする。

石灰岩

観音洞入口

観音洞内

弥山山頂風景

白水の池

 前の山 松ヶ岳・永明山 を見る

 次の山 高渋山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県美祢市 嘉万 弥山 登山口付近のMAP

登山リスト(あいうえお順)に戻る

2013年に登った山のリストへ戻る

トップに戻る