莇ヶ岳(あざみがだけ)・弟見山(おととみやま)縦走 山口県周南市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2002年 7月 7日(日曜日)の登山を見る 2003年12月7日(日曜日) 莇ヶ岳 69回目 弟見山 69回目 86座目 山口県の100山では39番目 ガイド本 中島篤巳著 山口県の山(発行所 山と渓谷社) 登山口 莇ヶ岳登山口 登山開始 12:33 莇ヶ岳到着 13:24 弟見山到着 13:24 下山終了 16:00 莇ヶ岳登山口 → 0:51 → 莇ヶ岳到着 → 0:59 → 弟見山到 → 1:02 → 莇ヶ岳到着 → 0:35 → 莇ヶ岳登山口到着 所要時間数 3:27 鹿野町の馬糞ヶ岳に登った後、鹿野町の役場の前で昼食を取り、引き続き莇ヶ岳から弟見山への縦走を目指した。莇ヶ岳へは昨年7月に登っており、始めての鎖場を感激しながら上り下りしたことが印象的だった。今回はガイド本に従っての弟見山への縦走となる。
国道315号を北上し、莇ヶ岳への分岐を右折してまずは石鎚神社に参拝し、本日の登山の無事を祈願する。今回は最奥の駐車場まで車で向かうと多くの車が駐車しており、莇ヶ岳が人気のある山であることが分かる。正面の登山口から出発し、登山を開始する。
足下に沢を見ながら進むとすぐに坂が急になり、滑る道を楽しみながら登って行く。途中では20名程度のパーティに遭遇し、坂も急だしすれ違うのにも難渋した。山頂への距離や時間などもある程度分かっているので急な滑る坂も苦痛にならず、時々眼下を振り返りながら高度を上げて行く。
季節も良いので汗をかくこともない。登山開始から35分で鎖場への分岐に着き、一の鎖・二の鎖・三の鎖と進んで行く。前回間違えた二の鎖と三の鎖についても今度は大丈夫、ちゃんと三の鎖場の下まで行くことができた。前回もそうだが今回も鎖場には誰もおらず、大好きな鎖場を今日も独り占めすることが出来た。
しっかりと鎖を掴み、足場を確保してゆっくりと登って行く。鎖場の角度が急なため力を目一杯込めて登って行く。折角の展望の中を一気に登るのは勿体ないので、途中の足場の良い所に腰掛けて、一休みをしながら鎖場途中からの展望を楽しむ。下を見るとめまいがしそうな景色が広がっており、山の稜線が素晴らしい。
三の鎖場からの展望 稜線が素晴らしい
再び鎖を伝って鎖場の頂上に向かって行く。最後の急登を登り切り、鎖場頂上に座り込んで見る景色はすばらしい。鎖場から莇ヶ岳山頂に到着し、山頂の石鎚神社に参拝をする。5分程度の休憩の後、弟見山に向かって縦走を開始する。
両側に笹の広がる縦走路を進んで行くと、ブナの林は落葉により裸になっており、木の間越しに弟見山を見ながら進んで行く。縦走路はアップダウンのきついところもあり、途中で足が痙攣しそうになりながらも休まず進んで行き、縦走路に入って30分で楽しい笹藪を抜けた。
しかしながらまだまだ弟見山には遠い事が分かる。更に15分歩いて行くと小さなピークに着き、足下に弟見山まであと15分の標識を見つけた。更に5分で瀬戸内海から莇ヶ岳にかけての景色が広がる展望地に着き、美しい風景にしばらく見入った。
そしてその先には松の木の下に三等三角点の立つ弟見山山頂が待っていた。縦走路に入ってからは1時間の行程で、山頂にてしばらく休憩をする。残念な事に山頂からの展望はあまり良くないので先程の展望地まで戻り、瀬戸内海と日本海の展望をゆっくりと鑑賞する。
景色をゆっくりと堪能した後、莇ヶ岳に向かって出発する。展望地からは笹藪を楽しみながら約30分で莇ヶ岳に到着する。莇ヶ岳山頂に着き、瀬戸内海の景色を見ていると周防大島の嵩山を確認することができて再び感激した。 展望地からの展望
しばらく莇ヶ岳に登る事も無いと思われるので、周囲の景色を心の奥に焼き付けて下山を開始する。さすがに鎖場を降りて帰ろうとは思わず、正しい下山道をゆっくりと降りて行き、登山口に到着した。 前回滑った箇所も今回は慎重に歩いた事により何の障害もなく下山を完了した。登山口を出発し、麓の石鎚神社に登山の無事を報告し、登山を終了した。莇ヶ岳から弟見山への縦走はすばらしく、心に残る登山だった。 石鎚神社 三の鎖途中から見る稜線 鎖の角度 莇ヶ岳山頂 稜線 弟見山 弟見山山頂 日本海方面 瀬戸内海方面
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