馬糞ヶ岳(ばふんがだけ) 山口県周南市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2003年12月 7日 初回登山を見る 2003年12月 7日(日曜日) 馬糞ヶ岳 68回目 85座目 山口県の100山では38番目 ガイド本 中島篤巳著 山口県の山(発行所 山と渓谷社) 登山口 氷見神社先道路 登山開始 9:31 山頂到着 10:32 下山開始 10:50 下山終了 11:2 登山時間 1:01 山頂滞在時間 0:18 下山時間 0:42 所要時間数 2:01 法師崎に釣りに行こうかと思ったが風があるので山に登ることにした。山口県でも有名な鹿野町の馬糞ヶ岳を目指して出発する。鹿野町まで行き、秘密尾の氷見神社に向けて狭い道を進んで行く。
林道の途中から見える馬糞ヶ岳は期待以上の気品に満ちた山容をしている。一旦林道を降りて分岐を左に向かうと氷見神社に到着した。大鳥居を抜けて氷見神社社殿に参拝し本日の登山の無事を祈願する。
神社の横の説明版には次のように記されている。 郷社 氷見神社 平安初期に朝廷で編集された歴史書「三代実録」に“清和天皇貞観九年正五位上比美神に従四位下を授く”と朝廷より神々が高い位を与えられたことが記されています 本宮、中宮、上宮と合わせ露嶋宮と尊称しています。 氷見神社に参拝後、林道を進み、黄色いガードレール横の登山口を確認する。反対側のスペースに車を置き、登山を開始する。既に車が1台置いてあり、先行者が居ることがわかった。
登山口から山道に入り、ゆっくりと進んで行く。すぐに右側に沢を見て進むことになるが、沢に沿って踏み跡を確認しながら真っ直ぐに進んでいるとだんだん踏み跡が怪しくなってきた。今度は右斜面に向かってわずかな草の踏み跡らしきもの見えたので、斜面に向かってよじ登り始めた。坂が急なので木に捕まりながら少しずつ高度を稼ぐのだが、斜面はますます急になり、どうやら道が違っているらしいと言うことにようやく気が付いた。
既に登山開始から30分、山の急斜面で二進も三進も行かない状況で立ち往生となってしまった。もう一度道の分かるところまで降りるのが正しい選択なのだろうが、せっかくここまで来たのに勿体ない等と考えていたら、上の方で熊除けの鈴の音が聞こえた。音のする方向から考えると、このまま尾根まで登って行く方が近い気がしたので、慎重に木に捕まりながら時間をかけて上って行くことにした。 ゆっくりと滑り落ちないように登って行くと急に道が開けて尾根道の登山道に合流した。悩んだ場所からここまでわずか5分だった。思わず道に座り込んで一息入れた。ようやく快適な登山道になり、安心しながら歩ける状況になった。
登山道を歩いて行くと、先ほどの鈴の持ち主の1組の夫婦が歩いていたので、いつものように追い越して行く。10分程度進んで行くと待望の笹藪が目の前に現れた。笹を抜けると右に大岩を見て進んで行く。
次第に坂が急になり、背丈ほどの笹藪を楽しみながら進んで行くと長野山と馬糞ヶ岳山頂の分岐に着く。分岐を右折して馬糞ヶ岳方面に向かい5分で馬糞ヶ岳山頂に到着した。
馬糞ヶ岳山頂からの展望は素晴らしく、周防大島から防府の海までが綺麗に広がっており、久しぶりに感動する景色を堪能した。反対方向には長野山の景色が広がっており、じっくりと双眼鏡で景色を楽しむことが出来た。
先ほど追い抜いた夫婦が山頂に到着したので下山を開始することにした。ゆっくりと降りていると空から白いものが降ってきた。よく見ると初雪だった。昨年は広島県の大峯山での雪が印象的だったが、今年は山口県を代表する馬糞ヶ岳での初雪鑑賞で、とても楽しくなってきた。しばらく無計画に県外の色々な山に登ってきたが、しばらくの間は地元山口県の山をじっくりと楽しむことに目標を定めた。
下山の際には正しい登山道を通り、札が垰で昔の道標をようやく確認することができた。ただ、道標に赤いペンキが塗ってあるのが残念だった。 なお、正しい登山路は「登山口から山道に入り、すぐに右側に沢を見て右方向に進む」である。 呉々も正面に無かってしゃにむに登って行かないように注意してください。 馬糞ヶ岳 馬糞ヶ岳 氷見神社大鳥居 笹藪 山頂 瀬戸内海 長野山 馬糞ヶ岳 前の山 大平山 を見る 次の山 莇ヶ岳・弟見山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 馬糞ヶ岳 登山口付近のMAP |