安栄山(あんねいやま)と磨崖仏 山口県光市

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2023年3月11日の「安寧山八十八ヶ所巡礼コース」を見る
2021年1月10日
ゴミステーション →0:10→ 宝樹山専修院 →0:05→ 最奥民家前広場 →0:15→ 石垣

→0:05→ 峠 →0:15→ 安栄山 →0:10→ 峠 →0:15→ 最奥民家前広場

→0:05→ 宝樹山専修院 →0:10→ ゴミステーション

全歩行時間 1時間30分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 「防長山野へのいざない(金光康資著)」の中から磨崖仏が見られる山として光市塩田小学校横の安栄山(あんねいやま)を見つけた。そこで晴れている間に登ることにした。JR岩田駅前から県道68号(光日積線)塩田小学校へ向かって進み、小学校を過ごした先の左側にあるゴミステーションに車を置いて登山を開始した。
塩田小学校の上にそびえる安栄山 びわの木を目印に右折
丁字路を右折 宝樹山専修院の前を左折

 ここで山羊を連れた地元の人が寄ってきて、話しかけてきたので磨崖仏について聞くと、昔は行ったことがあるが、最近は山に入る人がいなくなり道が荒れているかも知れないと話された。
 ゴミステーションから少し小学校へ向かって引き返し、びわの木のあるところで右折する。そのまま道なりに進むと丁字路へ着くので右折、更に進めば宝樹山専修院の前に着く。ここで登山前のお参りをし、道なりに進路を左にとる。

石城山 舗装道を奥へ進む
最奥民家前の広場 竹林に入る

 南には石城山が大きい。舗装道を進むと右に最奥の民家を過ごし、この先は広場になっていた。作業道に入ると豪雨災害によるものか、道は寸断されており、その先の竹林帯は倒れているものが多い。竹を迂回しながらアスレチック状態で奥へ進む。

作業道は崩壊している 石垣の前に着く
途中の作業道は完全に崩れていた 反対側の作業道へ着けば大丈夫

 時間を掛けて足場を選びながら進むと左に石垣が見えてきた。更に進むとこの先の作業道は完全に崩落しており、反対側の作業道に向かって足場を選びながら進む。間もなく作業道に着けばこの先は安全に進むことができた。少し高度を上げると峠へ着き、朽ちた学校林案内図などを見つけることができた。

峠へ到着 案内の置かれた峠
峠から右の尾根道に入る 尾根道は快適
 この付近から目印のテープに従って尾根へ取り付く。尾根道はとてもよく踏まれており、何も心配は無い。シダも少し見受けられたが、足下はしっかり確認できるので大丈夫。鞍部で巨木を一つずつ眺め、明るい尾根道を進む。
最初に出会う巨木 快適な尾根道が続く
2本目の巨木 シダの道を登る

 やがてシダの目立つ坂を上り、もう一回坂を登れば三等三角点の置かれた安栄山の山頂である。山頂周囲は樹林に覆われて展望はなかった。昼食前に磨崖仏を確認するため、南東方面へ向かうと、しっかり目印のテープが続いていた。

三等三角点の置かれた安栄山の山頂 磨崖仏へ向かって下る

 少し高度を下げれば大岩が視界に入り、大岩の前に着くと、この岩に大日如来が彫られていた。他には文化三年寅年(1806年)と刻まれており、215年前に彫られたものだった。このような場所になぜ磨崖仏があるのかとても不思議だが、新年早々に磨崖仏に会えたことはとても幸せなことである。

岩が見えてきた 磨崖仏
大日如来が彫られていた 新しい見学道ができていた

 しばらく大日如来を眺めた後、山頂へ引き返す。ここで、目印のテープが北へ向かっているので辿ってみると、最後に山頂へ向かって坂を登った基点に着いた。磨崖仏に簡単に行けるように道を新しくつけたようだ、

展望地へ向かう 展望は限定的

 山頂まで戻り、展望の良い西側へ行き昼食を摂ろうと思ったが、展望地付近にはシダが繁り、樹林の背が高くなって展望は限定的になっていた。そこで山頂まで引き返し昼食を摂り、その後コーヒーを飲んで下山を開始した。

樹林の背が伸びていた 石城山も樹間越し

 下山は元来た道を引き返すだけで、途中の崩落作業道も簡単に通過し、最奥民家前まで下りた。ここまで下ればもう大丈夫、安全な舗装道を通って登山口まで戻った。安栄山の磨崖仏は素晴らしいものだった。

麓から安栄山
磨崖仏全景
大日如来
石城山
眼下に集落が広がる

 前の山 夕日の滝と夕日観音山 を見る

 次の山 戸中山と軍事遺構見学 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県光市 安栄山 登山口付近のMAP
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