トップに戻る 2021年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
→0:05→ 峠 →0:15→ 安栄山 →0:10→ 峠 →0:15→ 最奥民家前広場
→0:05→ 宝樹山専修院 →0:10→ ゴミステーション
ここで山羊を連れた地元の人が寄ってきて、話しかけてきたので磨崖仏について聞くと、昔は行ったことがあるが、最近は山に入る人がいなくなり道が荒れているかも知れないと話された。 ゴミステーションから少し小学校へ向かって引き返し、びわの木のあるところで右折する。そのまま道なりに進むと丁字路へ着くので右折、更に進めば宝樹山専修院の前に着く。ここで登山前のお参りをし、道なりに進路を左にとる。
南には石城山が大きい。舗装道を進むと右に最奥の民家を過ごし、この先は広場になっていた。作業道に入ると豪雨災害によるものか、道は寸断されており、その先の竹林帯は倒れているものが多い。竹を迂回しながらアスレチック状態で奥へ進む。
時間を掛けて足場を選びながら進むと左に石垣が見えてきた。更に進むとこの先の作業道は完全に崩落しており、反対側の作業道に向かって足場を選びながら進む。間もなく作業道に着けばこの先は安全に進むことができた。少し高度を上げると峠へ着き、朽ちた学校林案内図などを見つけることができた。
やがてシダの目立つ坂を上り、もう一回坂を登れば三等三角点の置かれた安栄山の山頂である。山頂周囲は樹林に覆われて展望はなかった。昼食前に磨崖仏を確認するため、南東方面へ向かうと、しっかり目印のテープが続いていた。
少し高度を下げれば大岩が視界に入り、大岩の前に着くと、この岩に大日如来が彫られていた。他には文化三年寅年(1806年)と刻まれており、215年前に彫られたものだった。このような場所になぜ磨崖仏があるのかとても不思議だが、新年早々に磨崖仏に会えたことはとても幸せなことである。
しばらく大日如来を眺めた後、山頂へ引き返す。ここで、目印のテープが北へ向かっているので辿ってみると、最後に山頂へ向かって坂を登った基点に着いた。磨崖仏に簡単に行けるように道を新しくつけたようだ、
山頂まで戻り、展望の良い西側へ行き昼食を摂ろうと思ったが、展望地付近にはシダが繁り、樹林の背が高くなって展望は限定的になっていた。そこで山頂まで引き返し昼食を摂り、その後コーヒーを飲んで下山を開始した。
下山は元来た道を引き返すだけで、途中の崩落作業道も簡単に通過し、最奥民家前まで下りた。ここまで下ればもう大丈夫、安全な舗装道を通って登山口まで戻った。安栄山の磨崖仏は素晴らしいものだった。
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