鷲頭山・茶臼山周回コース(わしずやま・ちゃうすやま)山口県下松市

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2004年 7月 4日 虎ヶ岳から烏帽子岳・茶臼山へ縦走を見る
2005年 9月17日 鷲頭山往復登山を見る
2006年 1月22日 鷲頭山・深切山・葉山・茶臼山・大谷山登山を見る
2011年 1月16日 降松神社若宮から鷲頭山・深切山・葉山・茶臼山・大谷山周回登山を見る
2017年12月29日 茶臼山 上ヶ原コース周回を見る
2018年11月25日 茶臼山東豊井コース 大谷ダム・大谷山・茶臼山を見る
2019年 7月 6日 周南アルプス縦走 渓月院・虎ヶ岳・烏帽子岳・葉山・茶臼山を見る
2020年12月 5日 茶臼山東豊井コース 大谷山へ周回を見る
2022年 9月 3日 茶臼山東豊井コース 大谷山から周回を見る
2024年 1月27日 降松神社若宮から鷲頭山・深切山・葉山・茶臼山・大谷山・旗岡山周回登山を見る

2011年1月16日

妙見橋 →0:40→ 鷲頭山(降松神社奥の院 )→0:35→ 深切山 →0:20→ 葉山

 →0:45→ 茶臼山 →0:30→ 大谷山 →0:35→ 舗装路 →0:20→ 妙見橋

全歩行時間 3時間45分(休憩及び寄り道の時間を除く)

 山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生のご案内による山歩き。今回は今年一番の冷え込みの中、下松の鷲頭山から茶臼山への周回コースを採る。国道2号を岩国方面から下松市に向かい、県道63号に入る。大きな「妙見本宮降松神社」の案内が目印で、信号のある交差点を左折、切戸川に架かる妙見橋手前の降松神社参拝者駐車場が登山口である。

登山口は妙見橋手前の駐車場 雪の残る道を出発

 足下はアイスバーン状態でつるつる滑り、最初から歩くのに苦労する。降松神社若宮への石段を左に過ごし、中宮まで18丁の案内を確認、そのまま雪の残る道を南東へ進む。右に墓地を過ごして竹林帯の中に入り、少々急な坂を登る。よく整備された参道だが、やはり雪が残っているため歩きにくい。

降松神社若宮へ続く石段 雪の道と冬景色
灯籠の立つ場所 眼下に相撲場、遠くに太華山

 参道横に置かれている道案内の丁塚はとても励みになり、十丁を過ごした先で太華山方面の展望が開ける。十一丁を過ごせば灯籠の立つ場所に着き、雪に覆われた相撲場を眼下に見下ろす。

山門 偕楽園の石碑

 南西方面に太華山を眺め、更に雪道を進むと立派な山門に到着、 わらじの置かれた山門はとても庶民的な雰囲気がする。山門をくぐり偕楽園の石碑を過ごし、もう少し進むと降松神社の中宮へ向かう分岐に着く。この分岐は降松神社へ向かって左の道を採り、歴史ある急な石段を登る。

中宮へ向かう 歴史ある石段

 やがて現れる手水鉢は亀の形をしており、昨日来の寒気により、手洗い水は凍りついていた。目の前の石段を登れば降松神社中宮に到着、温暖なこの地において、雪の残る風景は滅多に見ることができない。神社に参拝し、境内から眼下を見下ろせば、温暖な瀬戸内海や太華山を眺める事ができた。

凍り付いた手洗い水 降松神社中宮

雪の残る降松神社中宮の風景(動画)

 次は鷲頭山の山頂、降松神社奥の院へ向かって進む。神社の奥から少し坂を下り、寛政9年に建立された背の低い鳥居を通過。少しの坂を登り返せば降松神社奥の院へ到着、明るい日差しを浴びた奥の院はとても神々しい雰囲気である。奥の院へ参拝し、裏手に回ると木の柵の中に三角形の石が祀られていた。何か由緒のある石と思われるが、説明がないので解らない。

奥の院 祀られた石

 奥の院を出発、再び背の低い鳥居をくぐり中宮前に着く。ここで左に続く道を採り、縦走路へ戻る。やがて石段の整備された正面の参拝道に着き、注連縄の飾られた鳥居を見る。ここで、縦走路手前の左へ下る方面へちょっと寄り道。少し下ると、整備された石組みの跡へ着く。

ちょっと寄り道をする 石組みの跡

 石組みの少し上部に、お堂の跡らしき基礎部を確認、尾根側へ3m程度進むと、井戸の跡らしき場所もある。なお、ここでは石に刻まれた文字を見ることができた。何か神聖な神事を執り行う場所だったのかも知れない。

お堂跡 石版

 再び神社の入口まで戻り、何の心配のない広い道を進む。周囲は自然林に覆われ、何と言ってもシダの葉の上に残る雪景色が美しい。ほとんど平坦で快適な縦走路を進むと、南側の木の間越しにちらちらと茶臼山の山容が見えてくる。

シダの葉に積もる雪 左から登山道が合流

 やがて左側から登山道が合流し、この先で坂を登る。ピークを少し過ぎたところから左に深切山への道が分岐しているのでちょっと寄り道。少しの坂を登ると4等三角点の置かれた深切山の山頂に到着。平坦な山頂は綺麗に刈られており、山頂からは少し木の間越しになるが西に太華山、更に徳山コンビナートなどを眺める事ができた。

深切山への分岐 明るい深切山山頂

深切山から眺める展望

 深切山を出発、縦走路へ戻り相変わらず雪の残る道を進む。この寒さの中でのプレゼントは、途中で眺めたダイヤモンドダスト。明るい日差しの中で、きらきら輝く美しい世界を堪能した。

ダイヤモンドダスト(動画)

 深切山分岐から15分で、虎ヶ岳から茶臼山へと続く縦走路に合流、南西へ向かって急な坂を登る。途中からはロープの補助もあり、雪の残る滑りやすい急斜面を慎重に登れば、展望の開けた明るい葉山へ到着。ここには4等三角点が置かれている。

虎ヶ岳〜茶臼山縦走路へ合流 葉山へ向かう急坂

葉山山頂から広がる展望

 眼下に光駅と虹ヶ浜海岸、東には象鼻ヶ崎などを眺めながら昼食を摂り、次の目的地の茶臼山へ向かって出発。随所に光市街の展望を眺めながら明るい縦走路を進む。遠くには柳井琴石山・三ヶ岳、手前には石城山など真冬に登るのに適した山が続いている。

柳井琴石山・石城山の展望 光方面への分岐

 進行方向には茶臼山がだんだん近くなり、光方面から合流する分岐を過ごせば、鞍部へ向かってロープの渡された急坂を下る。鞍部から登り返し、この先ピークを3つ越えれば、懸山からの登山道と合流。この分岐は北へ進路を採る。ここで犬を連れた登山者とすれ違い、その後に下りて来られたご夫婦にご挨拶。

懸山からの登山道と合流 茶臼山山頂

 少し登れば展望広がる茶臼山の山頂へ到着、周囲360度に広がる展望は何時も美しい。熊毛烏帽子岳と防府大平山方面には雪雲が架かっており、穏やかに晴れているのはやはり岩国、徳山、柳井を結んだ三角地帯に限定されているようだ。

茶臼山山頂から眺める展望

茶臼山山頂から眺める展望(動画)

 強風吹き荒れる茶臼山山頂を出発、今回の最大の目的、大谷山方面へ向かっての縦走路へ入る。この方面も良く踏まれており、快適な登山道が続いている。すぐに「吉原川源流コース」の分岐を過ごすが、この方面にもしっかり目印が張られているようだ。ただし、我々は当初の目的通り大谷山へ向かう。

大谷山への縦走路 吉原川源流コースへの分岐

 緩やかなアップダウンを繰り返しながら道なりに進むと、足下の雪の中に妙な線が入っている。一体何の跡かと考えていたら、これはマウンテンバイクのタイヤの跡だった。これには恐れ入った。茶臼山から30分で大谷山4等三角点に到着。南に開けた展望地からは茶臼山と眼下に広がる瀬戸の展望が美しい。

マウンテンバイクのタイヤの跡 大谷山三角点

 大谷山からもう少し進むと更に展望が開け、笠戸島と下松・徳山の市街を見下ろす展望地に着いた。やはり大平山方面には雪雲が架かり、吹雪いていることが予想される。また、一部木の間越しながら、熊毛烏帽子方面にも雪雲が掛かっているのを確認することができた。手前の鷲頭山を眺めていたら、降松神社中宮も確認、意外とこの稜線から近い場所に建っていることも解った。

展望地から眺める太華山 鷲頭山と熊毛烏帽子岳

 展望地を出発、坂を下ると大谷ダムへの分岐を通過。この分岐を左折すれば大谷ダムを抜け、国道のバイパスまで下りることができそうだ。更に縦走路を進み、松ヶ坪の案内に従い山腹につけられた道を進む。

大谷ダムへの分岐 松ヶ坪への案内

 やがて竹林帯を抜ければ古びた「茶臼山ハイキングコース案内板」のある広場へ着いた。この分岐を右折し、石組みの多い場所を抜けて猪除けのトタン板をまたぐ。もう少し下りれば車道に到着、そのまま車道を道なりに下る。なお、この車道に入る際、左右の分岐となるが、上りの左の道でも下りの右の道を採っても、いずれ先で合流する。

広場を右折 トタン板をまたぐ

 この合流した地点から右へ進路を取り橋を渡る。この先少し上へ向かうと、登山時に使った、降松神社中宮へ向かうコースと合流。道なりに下ると三丁の丁塚を通過し、登山口の妙見橋へ到着した。今回採ったコースは少し長めだが、真冬のトレーニングには快適な周回コースである。

舗装路へ着く どぢらの道を採っても先で合流

山門

降松神社中宮

奥の院

石組み跡

深切山

葉山

茶臼山からの展望

茶臼山山頂

大谷山から眺める茶臼山

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県下松市 茶臼山 登山口付近のMAP

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