徳地狗留孫山と穴観音(くるそんざん)山口県山口市徳地町

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2002年10月 6日 初回往復登山を見る
2014年 2月11日 穴観音登山を見る
2016年 1月 9日 狗留孫山〜鷲か嶽〜穴観音周回
2017年 3月18日 狗留孫山〜鷲か嶽〜穴観音周回
2018年10月 8日 狗留孫山〜鷲か嶽〜穴観音周回
2020年10月25日 狗留孫山〜鷲か嶽〜穴観音周回
2021年 2月23日 狗留孫山〜鷲か嶽〜穴観音周回
2022年 8月27日 狗留孫山〜鷲か峰〜穴観音周回

2014年2月11日

法華寺 →1:00→ 奥の院 →0:25→ 穴観音 →0:20→ 三角点峰

 →0:20→ 510mピーク →0:15→ 奥の院 →0:45→ 法華寺

全歩行時間 3時間 5分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 登山初年度の2002年に登った山口市徳地町の狗留孫山へ向かう。中国自動車の徳地インターを登山口の法華寺へ向かう起点とすれば、インターを下りて国道489号を南西方向へ進むと交差点へ着くので右折。そのまま佐波川へ架かる橋を渡り、交差点を北西方向へ進むと、登山口の法華寺へ着く。

佐波川に架かる橋を渡る 法華寺

 まずは法華寺へ参拝し、お寺の右(東)側から北の中国自動車道方面へ進む。右には一丁の石柱や霊峰狗留孫山の案内、石仏等が並んでいる。石段を登り中国自動車道に架かる橋を渡る。橋の先で左折すると、狗留孫山登山道案内図が掲示され、奥の院まで1時間、更に山頂まで45分と案内されている。

左の石段へ向かう 橋を渡り左折
登山道入口 山道は直進

 石段を登ると直進方向は山道、右へ向かうと階段で、どちらのコースを採っても先で合流する。ここでは直進方向の山道を採る。登山道から西を眺めれば、木の間越しに以前登った要害山が覗いている。緩やかな傾斜の道を進むと、進路が右へ向くところで、左にスチール製の階段を過ごし、更に進むと石鳥居が見えてきた。

鳥居を潜る 四丁の石仏

 鳥居を潜ると三丁で、細い尾根道を辿れば四丁を過ごす。右に植林帯を過ごせば、南に大平山や矢筈ヶ岳が見えてくる。山腹につけられた明るい道を進むと、南に大平山や矢筈ヶ岳、眼下には徳地の街並みが広がる。

大平山 頭上は白骨林

 やがて八丁を過ごすと、西には山頂にアンテナを頂いた石ヶ岳が美しい山容を見せている。道案内の石仏を眺めながらのんびり進んでいると、足下は明るい真砂に変わる。頭上には白骨林が多いため、この付近は風が強く吹くのだろう。背後に広がる大平山方面を眺めて更に奥へ向かう。

「狗留孫山霊場に入る」の石柱 道案内の石仏

 間もなく十五丁へ着き、「狗留孫山霊場に入る」の石柱を過ごす。この先で岩の中に置かれた石仏を過ごし、引き続き明るく緩やかな傾斜の道を進む。少しずつ足下には雪が増えており、先日来の寒波により降った雪が残っているようだ。

御詠歌岩(クリックで拡大) 1番観音仏(クリックで拡大)

 やがて目の前に字の彫られた大岩が見えてきた。これは、御詠歌岩で、「八重かすみ 峰よりかけて狗留孫の 仏のちかい たのもしきかな」と彫られている。この先で右へ1〜10番の観音めぐりの案内が分岐するが、そのまま直進して山頂を目指す。なお、観音めぐりの観音様は、大岩に彫られているようだ。

手水 奥の院

 この先で大きな杉の木を眺めながら石段を登ると、手水を右に過ごし、その先の石段を登ると奥の院へ到着した。左に建っていたはずの建物は無くなっており、10年間の時を感じる。奥の院は健在で、10年前に痛んでいた箇所は、すっかり修復されていた。雪の残る奥の院を見学後、山頂へ向けて出発する。

奥の院の石塔 奥の院を出発

 右に宝篋印塔を過ごし、高台から奥の院の全景を眺める。この先で山頂へは分岐を左折だが、観音めぐりの場合は、右方向である。ここでは山頂へ向かって分岐を左折する。雪の残る道を辿れば南へ向かって展望が開けている。左右にシダの茂る道を進むと、左に穴観音への分岐が現れる。

宝篋印塔 穴観音への分岐

 直進方向は山頂へと案内されており、このすぐ上は「東方遥拝所」の展望地である。ここでは穴観音へ向かって分岐を左に採る。少し坂を下り、山腹につけられた雪道を辿る。危険な箇所にはロープが渡してあり、ロープを補助に雪道を慎重に進む。通常であれば何のことはない道だが、雪のため極端に滑り易くなっているので歩行に時間がかかる。

補助のロープが渡されている 倒木と案内

 倒木の場所で「穴観音」の案内を過ごし、少しずつ緩やかな傾斜の坂を登る。三度目の「穴観音」の案内を過ごすと、この先では「山頂」の案内を過ごす。従って、穴観音経由でも狗留孫山の三角点峰へ向かうことができるようだ。間もなく前方に立ちふさがるような大岩が現れた。岩の中央部分に穴が空いており、手前には「穴観音」の案内が置かれている。

山頂への案内 穴観音(クリックで拡大)

 穴の中を見てみると、穴は上の方へ向かっており、まるで産道のようにも見える。従って、この穴観音へ参拝をすれば、安産間違い無しかも知れない。さて、穴観音へ参拝し、右側から岩の奥へ向かい、岩沿いに左上へ向かう。補助のロープが渡されているので、道に迷う心配は無いが、樹林の枝に気をつけながら高度を上げる。

穴観音の裏から左上へ向かう 樹林の間につけられた道

 やがて510mの山頂から続く道と合流、山頂へ向かって分岐を左折する。少し坂を下り、すぐに登り返す。次に急な坂を下るが、この途中で防府市から来られた13名のパーティーと遭遇する。皆さんとてもお元気で急坂を一気に登ってこられた。さて、急な坂を下り、鞍部へ着けばすぐに登り返す。

山頂へ向かって左折 防府市の皆さん

 足下には雪が多いので滑らないよう慎重に登れば、狗留孫山の三角点峰へ到着した。二等三角点の置かれた山頂には、狗留孫山の標識が立ち、南には大平山や矢筈ヶ岳、眼下には徳地の街並みなど美しい風景が広がっている。

鞍部から登り返す 狗留孫山三角点峰

三角点峰から眺める風景(クリックで拡大)

 東にはアンテナを頂いた石ヶ岳、南東には山の形の千石岳など山口県の名峰を眺めることができる。時刻は12時半を過ぎたのでラーメンを食べて身体を温める。食事の後はすぐに下山を開始、一旦坂を下り急登を登り返す。この先で少し下って登り返せば分岐へ到着。右は穴観音、左は510mピーク経由で登山口へ戻るコースである。そこで、分岐を左折し、510mピークへ向かう。

510mピークへ向かって左折 狗留孫山510mピーク

 足下に雪の残る楽しいコースをのんびり進む。これは最高の休日である。尾根道を進むと間もなく石仏の置かれた平坦な510mピークへ到着、木の掛けられた案内には山頂まで25分と書かれている。展望は東へ向かって開けており、遠くに石ヶ岳を眺めることができた。これ以外の方向は樹林の背が高く、展望は無い。

石ヶ岳 25番観音仏(クリックで拡大)

 少し坂を下れば、眼下に徳地の街並みと南方面の展望が広がるので小休止を取る。シダの茂る急坂を下り、大岩手前から眼下に広がる展望を眺める。見えているのは南の展望のみだが、角度が変わるたびに新鮮な風景に感じる。すぐに27番〜33番の観音めぐりの分岐を過ごし、更に坂を下る。これから先は26番から若い番号の観音めぐりが始まる。

東方遥拝所(クリックで拡大) 一周回りで穴観音分岐へ到着

 観音石仏を眺めながら坂を下れば、展望の東方遥拝所へ到着。東に石ヶ岳、南東に四熊ヶ岳、南に大平山と矢筈ヶ岳、眼下には徳地の街並み等が広がる。東方遥拝所からわずかに下ると穴観音への分岐点へ到着、登山時に分岐した場所まで下りてきた。更に下れば奥の院を通過、この先は元来た道を引き返し、無事登山口の法華寺まで帰り着いた。

奥の院

穴観音

山頂

展望

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県山口市徳地町 狗留孫山 登山口付近のMAP

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