鍋坂山(なべさかやま)島根県奥出雲町

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2010年4月29日

登山口 →0:30→ 峠の石仏 →0:10→ 山頂 →0:30→ 登山口

善歩行時間 1時間10分

 山口県・広島県・岡山県・鳥取県各百名山の著者、中島先生のご案内により島根県の山へ。今回は450山目の節目の登山、奥出雲町の鍋坂山へ向かう。岩国インターから山陽道・中国自動車道と走り、庄原インターで下りて昼食用のおむすびを買う。国道183号を北東に進み、西条川の見える付近でのどかな風景を観賞、北には比婆山連峰の立烏帽子山等美しい山脈が見えている。

西条川と比婆山連峰 おろちループから眺める三国山

 西条を通過、この先で国道314号へ入り、三井野原・おろちループを通りJR八川駅を通過。横田を抜け、亀嵩から大仁広域農道に入り高田小学校を過ごす。そのまま大仁広域農道を進むと、大仁トンネルの手前左側に立派な鍋坂山登山口の案内を見つける。この辺りを何度も通り、そのたびに気になっていた標識である。標識先の駐車場へ車を置きすぐに登山を開始する。

高田地区から眺める鍋坂山 国道314号の側に立つ鍋坂山登山口標識

 足下には可憐なスミレの花が咲いている。少し舗装道を戻り登山口を出発、杉の植林帯の下を抜ける。足下には早速イカリソウが咲いていた。今年始めてみるイカリソウに感激、ところがこの花をアップで撮るのはなかなか難しい。すぐに植林帯を抜けると周囲は明るい自然林に変わり、とても歩きやすい道が続いている。

イカリソウ 歩きやすい道が続く

 少し坂を登れば平坦な道に変わり、左下には沢の音が聞こえている。やがて沢を渡り植林帯の中に入れば、炭焼きの跡を見つける。この道が生活の道であることの証である。もう少し進むと大岩の間を通過、右に沢を見ながら進むと本登山中、唯一の危険箇所が現れた。

大岩の間を通過 ロープの渡された岩斜面

 不安定かつ急な斜面を進むのだが、補助のロープが渡してあるので慎重に進めば大丈夫。難なくこの難所を通過した。 この先山腹につけられた細い道を進めば、進行方向上には青空が美しい。イカリソウを眺めながら細い沢を渡り、左下には美しい滝を過ごす。

沢を渡る 美しい滝

 周囲に咲く花を眺めながら進むと、やがて足下には階段が現れ、尾根に向かって急な坂が始まる。明るい自然林の中、坂の途中でツツジなどを観賞、スミレやイカリソウも美しい。急な斜面には補助のロープが渡してあるので、とても助かる。

坂を登る 尾根へ到着

 少しの苦労の後、尾根に立てば、木の下に石像が祀られている。この石像は明治9年に置かれたようだ。山頂へ向かって右へ進路を採るが左方向へも道が続いているようだ。山頂方向へ向かう急な斜面には、補助のロープが整備されているのでとても助かる。

尾根に置かれた石像 自然林の下を登る
図根の置かれた場所  山頂は間近

 明るい自然林の下、一気に高度を上げればやがて平坦な場所に着いたがここは山頂ではない。図根と彫られた石が埋められており、この先で緩やかな斜面を少し下りて登り返せば、広く平坦な鍋坂山の山頂に到着した。

山頂の岩 山頂に咲く花

 山頂には2つの丸っこい岩があり、この岩の上に立つと周囲360度の展望が美しい。北には天狗山大出日山、東には美しい山容の三郡山と五万城山、南東には玉峰山などを確認、鍋坂山は展望の素晴らしい山である。

平坦な山頂

左から三郡山、五万城山、手前右のピークが地図上の鍋坂山(703m)

右には天狗山から大出日山へ続く山脈が続く

鍋坂山の山頂から眺める展望(動画)

 時刻は昼前だが美しい景色を肴に早めの昼食を取る。昼食後に五万城山への縦走路を確認、恒例の記念撮影の後山頂を出発した。晴れた日には見るもの全てが美しく、見る角度が違うだけで更に美しさが増す。こんな当たり前のことを再確認しながら下山を続け、無事登山口へ到着した。そのまま農免道路を北へ進み、大仁トンネルを通過。上久野地区から眺める鍋坂山はとても美しい山容をしている。

イカリソウ

小滝

三郡山と五万城山

天狗山大出日山

上久野地区から眺める鍋坂山

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県奥出雲町 鍋坂山 登山口付近のMAP

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