三倉岳(みくらだけ)・瓦小屋山(かわらごややま) 広島県大竹市

トップに戻る          登った山のリストを見る   山名アイウエオ順

2002年 9月 1日(日曜日)の三倉岳往復登山を見る

2009年11月 3日 三倉岳から瓦小屋山縦走

登山口 →0:30→ 六合目 →0:25→ 上の岳 →0:10→ 中の岳 →0:15→ 下の岳

 →0:10→ 三倉岳三角点 →0:15→ 灯籠岩 →0:35→ 瓦小屋山三角点

 →0:10→ 630mピーク →0:15→ おむすび岩 →0:15→ 中電巡視路出合

 →0:10→ 民家先の舗装路 →0:30→ 登山口

全歩行時間 3時間40分

 空を眺めると晴れている。天気予報では山口県東部は晴れで、広島も午後からは晴れの予報。本日は広島県大竹市の名峰三倉岳に向かう。国道2号を進み新岩国先の下多田交差点を左折、岩国市美和へ向かって進む。途中では県道の先に岩国弥山の美しい山容を眺める。この先から急な坂を折り返しながら進み、松尾トンネルをくぐる。坂を下り弥栄ダムの案内に従い県道を右折、そのまま進めば弥栄橋を渡り広島県大竹市に入る。

岩国弥山を眺める 弥栄橋を渡る
白滝山 霧の中に浮かぶ岩峰

 国道186号を左折し北上すれば左には白滝山の露岩が美しい。更に国道を進めば前方の霧の中に浮かぶ岩峰が美しい姿を見せている。やがて分岐が現れ国道を右折、県道289号に入る。前方にはやはり露岩の山が美しく、この辺りは岩山が多いようだ。間もなく瓦小屋山から三倉岳の全容を眺める。今日は一日掛けて三倉岳からこの瓦小屋山の縦走を予定している。

三倉岳から瓦小屋山へ続く尾根

 縦走路の中には岩が多いのでとても楽しみだ。もう少し進むと三倉岳への案内が掲示されており、玖島川親水公園を右に見る場所で県道を左折、小学校の上には三倉岳が美しい山容を見せている。間もなく左に三倉岳登山道のAコースを過ごす。更に舗装道を進めばちらちらと三倉岳の露岩を眺めながら進むことになる。紅葉の美しい道を進むと三倉岳への案内に従い左折、間もなくビジターセンター前の広い駐車場に到着。登山準備の後、駐車場を出発した。

紅葉の美しい道を進む ビジターセンター前の広い駐車場

 三倉岳を正面に眺めながら登山道に入る。このアプローチがとても印象的な三倉岳、砂利道を進むと左にトイレ棟を過ごし右方向へ進む。炊事棟を過ごしBコースの標識を確認し樹林の中に入る。樹林への入口付近の紅葉も美しい。登山道に入れば周囲にBコースの案内標識が沢山設置されており、迷うことはなさそうだ。間もなくBコースの起点から300m地点に到着、中岳・朝日岳別れまでは1kmと案内されている。ここで背後より数名の登山者が近寄ってきた。でも、今日はゆっくり登ることが目的なので先に進んでもらう。

三倉岳を正面に眺めながら登山道に入る Bコースを進む

 緩やかな傾斜の登山道を進めば足下に岩が多いことに気がつく。間もなくAコースとの分岐に着くが、この分岐は右折しBコースを進む。中岳・朝日岳別れまでは0.7kmとなっている。この先から坂の傾斜がきつくなり、急な擬木の階段を登り始める。途中にはシダの目立つ場所もあるが大した障害ではない。左には岩峰が見えており、いずれ岩峰に登ることを考えるだけで嬉しくなる。階段を踏ん張って登れば四合目小屋への分岐が現れるがそのままBコースを採る。分岐の先で胴乱岩の由来を眺める。ただし、どの岩が胴乱岩なのか分からない。

急な擬木の階段を登る シダの目立つ場所もある
四合目小屋への分岐 胴乱岩の由来(写真をクリックすると拡大)

 すぐに五合目に到着、五合目の標識先に大岩を見つける。果たしてこの岩が胴乱岩なのだろうか。五合目を過ぎれば中岳・朝日別れまでは0.5km、周囲にシダが増えてきた。また、左下には大岩が目立ち、進行方向にも岩が増えてきた。岩の間につけられた道を登って行けば、一気に高度が上がっていることに気がつく。この先の東側にベンチの置かれた休憩所があり、眼下には木の間越しながら展望が開けていた。展望地から北方面を見上げると大きな岩が聳えており、眺めているだけで楽しい気持ちになる。元の道に戻り更に高度を上げる。すぐに六合目を通過、石の階段を登っていると目の前の大岩にはロッククライミング用の金具が取り付けてあった。立つ位置が丁度岩の切り立った場所なので、遠くに写真でよく見る、切り立った崖を眺める。

進行方向に岩が増えた ベンチの置かれた休憩所
壁のような岩 切り立った崖

 もう少し進めば中岳・朝日岳別れまで残り0.3km、急な階段を登ればもう七合目を過ぎる。この先で正面に立ちはだかるような大岩が現れたので真下から眺め、この大岩を右に過ごす。この先では前方及び左右を大きな岩に囲まれ、一体進行方向は何処なのか・・・?と悩むが、足下に続く階段を目で追えば、左方向に進路を見つけることが出来る。この岩の間につけられた道が凄く良い。

立ちはだかるような岩 階段のような岩

 もう中岳・朝日岳別れまでは0.1km、更に石段を登れば八合目の標識を過ごし、中岳・朝日岳別れに到着した。ここから朝日岳までは30m、中岳までは90mと案内されている。まずは右の朝日岳へ向かう。岩の間には木の根が露出しており、丁度良い手がかりとなる。四つんばいになって登って行くと目の前に大岩の目立つ朝日岳へ到着した。少し岩を下りると眼下に展望の広がる場所に着く。

中岳・朝日岳別れに到着 朝日岳へ向かう道
木の根を伝って登る 朝日岳の展望地
ロッククライミングの真っ最中 眼下に広がる展望

 

三倉岳上の岳から眺める展望(動画)

 ゆっくり周囲を眺めていると中岳の下ではロッククライミングの真っ最中だった。暫く岩登りを眺めていたが、高所恐怖症の私には出来ない作業である。眼下に広がる栗谷町の田園風景を眺めた後、朝日岳を出発し鞍部に下りた。次は中岳へ向かう。荒れた石段を西に進むと岩の割れ目につけられた鎖場に着く。鉄の足場が岩に打ち付けられており、これを足場に鎖を伝って登る。この足場も鎖もしっかりしており、見た目ほどの厳しさはなく、楽しく登ることが出来る。

中岳へ向かう道

平坦な天狗の踊り場

 鎖場を過ごせば右に広い天狗の踊り場が現れる。北に広がる展望を眺めていると遠くには冠山が美しく、その手前には折しも美しい虹を見ることが出来た。天狗の踊り場を出発、南方向に戻り急な斜面に立ち向かう。左右にはシダが茂り、中央部には木の根が露出、この様相はまるで木の根坂。気の根っこを掴みながら高度を上げる。但し、木の根が足場となるので三点確保に気をつければ意外と安全に登ることが出来る。進路に大岩が現れるがやはり木の根を掴んで高度を上げる。木の根の道が変わればもう中岳はもう目の前、最後の難関は鎖を掴んで岩の上へ。これで中岳へ無事到着した。

木の根を掴む 鎖を伝う

中岳は広い

 中岳からは西に聳える夕日岳に展望を遮られるものの、残り三方には素晴らしい展望が広がっている。地図を取り出し周囲を眺めると、北には吉和冠山、北東に大峰山、東に大野権現山、大野権現山の左に極楽寺山と野貝原山、大野権現山の手前右には河平連山、その先広島湾の先には灰ヶ峰のレーダードームと背後には野呂山のアンテナを眺めることが出来る。また、南には周防大島町の嵩山を確認、その右に岩国市の高照寺山、柳井市の氷室岳、なんと平生町の大星山には風力発電のプロペラが回っていた。昨日まで黄砂降る日が多かったので、ここまで遠望出来るのは珍しいのではないかと思う。展望の良い中岳で昼食を摂るが、風が冷たく、最初は半袖だったが次々と重ね着をし、最後には防寒着まで着込んでの昼食となった。

周囲に広がる展望

 

三倉岳中の岳から眺める展望(動画)

 昼食を終え、中岳を出発、鎖を掴みながらへっぴり腰で岩を下りて行き、今度は左に進路を採り夕日岳へ向かう。この先でも木の根に付けられた真新しい鎖を掴んで少し下り、鞍部から木の根を掴んで登り返せば、大岩の間に付けられた難所に向かう。先程の難所と同様、鉄のくさびの打ち込まれた足場を踏み、鎖を手がかりとして慎重に高度を上げる。岩の段差があるので特に慎重に進み、鉄のくさびの場所を通過すれば一息つく。前方から登山者が下りてきたので道を空け小休止、息を整えて更に高度を上げる。まるでこの場所はカズラ坂のような状態である。

中岳から下りるのにも勇気が必要 鞍部まで下りる
難所へ向かう 岩を越える

 カズラ坂を越えれば一枚岩の岩斜面、ここは鎖の助けを借りながら慎重に高度を上げる。ワクワクするような岩斜面を越えればもう夕日岳は近い。少し荒れ加減の擬木の階段を登れば夕日岳に到着、岩の横をくぐってこの先にある展望地に向かう。東には先程まで居た中岳の白い岩が大きく、その下では相変わらずロッククライミングを楽しんでいる人たちが岩の上にいる。周囲に広がる展望は相変わらず美しく、何時まで眺めていても見飽きない展望が続いている。

再びカズラが待っている 最後は岩斜面
更に高度を上げる 眼下に展望

展望

 

三倉岳下の岳から眺める展望(動画)

 羅漢山を眺めた後で夕日岳を出発、岩場を下れば九合目小屋に到着。なんと小屋は倒壊していた。この九合目小屋から左に下りればAコース、周回する場合にはこのコースを採る。本日は7年前の約束を守るため瓦小屋山へ縦走をする。そのまま道なりに進み、まずは三倉岳の三角点へ。少し進んで背後を振り返れば、夕日岳の露岩が美しい。更に高度を上げれば左に展望岩があり、岩の上に立つと南方面の展望を眺めることが出来る。

夕日岳を出発 ロッククライミング
羅漢山 岩を下る
九合目小屋は倒壊 夕日岳の露岩

 もう少し進むとすぐに三倉岳の三角点に到着、ここには二等三角点が置かれている。三角点からは周囲の展望はなく、山頂標識がいくつか置かれているだけだった。瓦小屋山への縦走路は西へ向かって続いており、山頂から斜面を下る。乾燥した落ち葉が多く、滑らないよう慎重に下れば、進行方向には赤いテープが巻いてあることに気がつく。縦走路はとても歩きやすく尾根の途中で一旦左方向に下りることになるが、すぐに尾根道と合流し、右に大岩を過ごす。

山頂手前の展望地から氷室岳 三倉岳の三角点
三角点峰から南の縦走路に入る 右に大岩を過ごす

 周囲の樹林の背が高く、しばらく展望は木の間越しとなる。間もなく目の前に大きな岩が現れれば、これは灯籠岩の見晴台。この岩の上に立てば夕日岳の岩場が一望となりとても美しい。夕日岳の右には野貝原山、極楽寺山、大野権現山と贅沢な展望が広がっている。南には瓦小屋山の山頂とこれから向かう稜線に岩場が見えており、どのような進路になるのか期待感でワクワクする。北西に羅漢山が近く、レーダードームを眺めて灯籠岩を出発する。

灯籠岩

灯籠岩からの展望

 灯籠岩から岩場を一気に下り、背の高い樹林の中に入る。ただし、樹林帯は突然開け、眼下に栗谷町を見下ろす展望地に出る。これは劇的な感じがした。眼下に大岩を眺めて再び樹林の中に入る。落ち葉の敷かれた絨毯のような道を進み、木の間越しに先程まで居た灯籠岩を見上げる。右にシダの目立つ道を進んでいると正面には大きな岩が現れた。岩の下を通り過ぎようとして岩を見上げると、大きな大きなスズメバチの巣。急いで元来た道を引き返し、巣を見上げる。

灯籠岩から一気に下る 展望地に着く

展望地から眺める景色

スズメバチの巣発見

 双眼鏡で観察するとちゃんとスズメバチが巣の中を出たり入ったりしている。さあ、困った。思案の末、ウインドブレーカーに身を包み、顔はタオルで覆面状態。何とも不格好だが背を低くして急いで巣の下を通過した。少し進んで背後を振り返れば無事に通り過ぎたことに一安心。と、この岩は登ることが出来るようだ。背後から静かに岩を登り、岩の上に立った。岩の上からは先程まで居た灯籠岩が一望、岩峰の右には大野権現山が続き、やはり美しい展望を眺めることが出来た。

スズメバチの岩の上に向かう

スズメバチの岩上からの展望

 スズメバチの岩を出発、少し進むと左に下山路らしき道が分岐していた。しかしそのまま瓦小屋山へ向かうことにする。この先少しずつ坂の傾斜がきつくなり、更に登ると大岩の左に登山道は続き、急傾斜にはロープが渡されていた。この坂はとても急斜面で、山口県百名山、犬鳴山の最後の傾斜以上の感じがした。幸い左側に木があるので木を掴んでこの難所を通過することができた。この上からは三倉岳の三角点峰と夕日岳を同時に眺めることができた。北西には羅漢山が美しく、北には送電線の先に吉和冠山を眺めることもできた。

滑り易い急傾斜に苦労する

苦労の先には美しい展望が待つ

羅漢山 吉和冠山

 このまま尾根道を進むと岩のピークに到着。進行方向を眺めると岩峰が続いていることに感激。まだまだ大きな岩を踏むことが出来そうだ。目の前に見える一段高いピークが目指す瓦小屋山のようで、もう僅かの距離の所まで来ていた。その先の尖った岩はとても魅力的な形をしている。暫く岩を眺めながら小休止を取り、その後岩のピークを出発する。少しの坂を下ればすぐに大岩に着き、岩の左を巻いて高度を上げればあっけなく次のピークに到着。北西に羅漢山を眺め、少し進めば四等三角点の置かれた瓦小屋山の山頂に到着。三角点先の展望地からは南から北に掛けての展望が広がり、これも満足出来る展望である。

瓦小屋山の三角点峰は目の前に

岩場を抜ける 岩の横を進む

瓦小屋山山頂と山頂標識

瓦小屋山山頂からの展望

 

瓦小屋山山頂から眺める展望(動画)

 もう目の前にはカミソリのような尖った大岩とその先に控える本日最後の目的地の630mピークのみ。三角点峰を出発し、大岩へ向かう。ロープの渡された岩斜面を下り、すこし進めばカミソリ岩の下に着き、この岩をどうやって越えるのかと思ったら、岩の横に迂回路があった。岩の下から見上げればやはり大きな岩であることを実感。この岩はやはり感激ものの大岩である。大岩を眺めながら更に縦走路を進めば、栗谷への下山路を左に過ごす。この先で少しの坂を登れば平坦な630mピークに到着。このピークからは北西に羅漢山方面の展望が開けていた。ピークの先に南側へ道が続いているようなので、もう少し先に進むことにした。

岩を下る カミソリ岩の下を通過

平坦な630mピークと山頂標識

630mピークから眺める羅漢山

 少しずつ坂を下るようになり、間もなく平岩の上に到着。眼下には露岩が聳え、その下には栗谷の集落が見えてきたので散策を終了。小休止を兼ねて水分補給の後630mピークへ引き返す。最後に羅漢山の展望を眺めた後下山を開始した。坂を下ればすぐに栗谷への下山路に到着、案内には栗谷まで1時間と書いてある。

平岩の上からの展望

下山分岐から下り始める

 これから先はただ下るだけだが下山路とその周辺には大岩が多く、その大きさと形に感激しながら下山を続ける。おむすびのような三角岩を眺めていると、人の顔に見えてくるので不思議な気持ちになる。山腹につけられたシダ付きの道は時折傾斜がきつくなる程度で、概ね緩やかな下山道。紅葉がもう終盤なのが少々残念だが、木の間越しの展望は優れているのでこの時期の山歩きもまんざら捨てたものではない。時折シダの多い場所を通過するが、これもなかなか変化があって楽しい道。

岩を眺めながら下る おむすび岩

 周囲を覆っていた樹林が少なくなり、足下が広くなったので、頭上を見上げれば高圧電線が走っていた。もう少し下りて行けば広い道に突き当たり、入口には瓦小屋山の案内が立ててあった。この道は中国電力の鉄塔の巡視路のようだ。巡視路を左折し広い道を下りて行く。快適なる巡視路は途中から細いコンクリート舗装の道に変わり、右に墓地を過ごす。

頭上に高圧線 鉄塔巡視路に着いた

 まもなく周囲が開け、民家の点在する大栗林の集落に到着、このあたりで「瓦小屋山の頂上付近にスズメバチの巣があり、通行困難となっている」との注意書きを確認、この意味がよく理解出できた。更に道なりに下りて行けば分岐には木製の瓦小屋山の案内が立っていた。この案内板に三倉岳方面の案内もあったので、分岐を左折、集落の中に続く舗装道を北へ向かう。

分岐を左折 三倉岳を目印に進む

本日歩いた稜線

 もう何も心配もない舗装道を快適に進めば、集落の先で午前中に通った道と合流、そのまま道なりに北へ進路を採り、夕日に染まる三倉岳の勇姿を眺めながら登山口を目指す。キャンプ場の駐車場付近で美しい紅葉を観賞、夕方になり少々薄暗いのが残念だが美しい景色を眺めながら登山口へ到着。一周回りの登山でとても楽しい一日を過ごすことが出来た。一日一山の贅沢な山歩きが当分続きそうである。

大峰山

下の岳からの展望

灯籠岩からの展望

瓦小屋山からの展望

 

おむすび岩

 前の山 大黒山・竜ヶ岳 を見る

 次の山 小五郎山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 広島県大竹市 三倉岳 登山口付近のMAP

登山リスト(あいうえお順)に戻る

登った山のリストに戻る

トップに戻る

 

トップに戻る              登った山のリストを見る       山名アイウエオ順

 

2002年 9月 1日(日曜日)

2009年11月 3日の三倉岳から瓦小屋山縦走を読む

三倉岳     29回目 32座

ガイド本 平田恒雄・岡本良治著 広島県の山(発行所 山と渓谷社)

登山口 ログハウス前

登山開始 8:32 山頂到着10:05 下山開始10:21 下山終了11:18

登山時間 1:33  山頂滞在時間 0:16 下山時間 0:57

所要時間数 2:46

三倉岳全景 三倉岳登山口

 6時に起きると風はあるが雨は降っていなかった。7時に三倉岳に向けて家を出発し、8時過ぎには三倉岳の登山口であるログハウス前に着いた。三倉岳には国道2号を徳山から岩国に向かい、新岩国駅への分岐を過ぎて下多田の交差点を左折し、松尾トンネルを抜け弥栄ダム方面に向かう。弥栄大橋を渡り一旦広島県側に入り、国道186号を北上する。蛇喰磐を過ぎた先の三叉路を道標に従って右折し三倉岳の登山口に着く。

Bコース登山口 コース分岐

 ログハウス前に駐車し登山を開始した。コースはBコースを取り橋を渡り進んで行く。登山道はいろいろと分岐しており道を間違えないように進んで行く。途中では胴乱岩を過ぎて大岩を抜けて行く。出発から30分足らずで6合目を過ぎた。坂は急だけれどもとても歩きやすくさすがは有名な山と思った。

4合目を過ぎる 胴乱岩を過ぎる
大岩が続く 出発から30分で6合目
丸っこい大岩 中の岳方面
朝日岳の分岐 朝日岳から中の岳を眺める
朝日岳からの展望 朝日岳から登山口方面
朝日岳の大岩 鎖場を登る
天狗の踊り場へ向かう鎖場 天狗の踊り場

 登山道は完全に整備されており途中で蛇に出逢っただけで藪は全然なかった。ただし、坂は急で途中何回も立ち止まりながら進み、岩の登山道を抜けると鞍部に到着した。出発からほぼ1時間でなんとか朝日岳に登り、中の岳方面の景色を眺めた。朝日岳からは登山口方面の展望が開けておりとても綺麗だ。朝日岳の大岩の上に登ると素晴らしい景色が広がる。再び鞍部に戻り鎖場を伝わって登ってゆくと天狗の踊り場に到着した。

中の岳山頂

 見るもの全てが新鮮な発見である。天狗の踊り場を過ぎるとすぐに中の岳である。中の岳は急なところで、岩の上に登って行くのだが、へっぴり腰での写真となってしまった。高所恐怖症とは思っていなかったがこのような絶壁は苦手だ。

急な岩場を登る 下の岳山頂
下の岳よりの展望 下の岳から瓦小屋山の展望

 中の岳の山頂を降りて下の岳に向かう。更なる岩の急坂を登ってゆき、中の岳から10分で下の岳に到着した。下の岳から周囲を見回していると中の岳では食事をしているパーティーがいた。下の岳からは瓦小屋山・登山口方面の展望も開けておりなかなか素晴らしい眺めである。また、一つ一つの岩が大きいことがわかった。

中の岳では食事をしている

下の岳からの展望 下の岳から中の岳・朝日岳

 山頂の風が涼しいのでしばらく涼み下山を開始する。そのまま道なりに南方面に進むとすぐに9合目小屋があり、その先には三倉岳の山頂三角点が待っていた。

9合目小屋 三倉岳山頂三角点

 更にその先には瓦小屋山への縦走路があるようだがまだまだ山登りの素人なので、今日はそのまま下山することにした。下山途中は沢の側を通ったりして降りて行く。最後に三倉岳の説明版をゆっくり見た後、登山の終了となった。三倉岳は岩山で右田ヶ岳と同じような山と思っていたが規模が全然違うことを改めて感じた。やっぱり山はいつも新鮮で素晴らしいと思った。

下山道

4合目小屋 麓から見る三倉岳

三倉岳全景

朝日岳からの展望

朝日岳から登山口方面

瓦小屋山

下の岳から中の岳・朝日岳

下の岳からの展望

 前の山 平家ヶ岳 を見る

 次の山 大竹市 行者山 を見る

 前の山 大黒山・竜ヶ岳 を見る

 次の山 仏山 を見る

2002年 9月 1日(日曜日)の三倉岳往復登山を見る

2009年11月 3日の三倉岳から瓦小屋山縦走を読む

登山口周辺の地図はこちら 三倉岳 登山口付近のMAP

登山リスト(あいうえお順)に戻る

登った山のリストに戻る

トップに戻る