トップに戻る 2021年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
一ノ瀬登山口分岐 →0:35→ 山上山入口 →0:05→ 山上山
→0:20→ 無印標識(山上山入口) →1:20→ 展望広場
矢筈森林公園へ向かう途中、バイクにヘルメットを置き忘れたことに気づき、引き返し事なきを得た。ヘルメットがないとバイクは運転できない。矢筈森林公園へ着き、展望広場の駐車場に車を置き登山を開始。東に矢筈ヶ岳を眺めながら舗装道を少し登ると桜の花が咲いていた。
桜の木の向かいに矢筈ヶ岳へ向かう登山道が分岐しており、背後に右田ヶ岳の勇姿を眺め、「林内散策道矢筈ヶ岳」の案内を確認して遊歩道に入る。すぐに丁字路に着き、左が林内散策道、右が矢筈ヶ岳へ続く登山道である。分岐を右にとればすぐに擬木の置かれた道に変わる。
頭上には白い桜が咲いており、これは普通の桜より花びらが大きいようだ。やがて舗装道が終わり道も狭くなり、完全な登山道に変わった。大岩を過ごせばロープの渡された急登にとりかかる。自然林の下に続く道は坂の傾斜が増して一気に高度が上がる。
時折背後に広がる展望を眺め、小休止の後更に高度を上げる。やがて大岩の目立つ場所で平坦道となるが、再び急登が始まる。ぐいぐいと高度を上げれば間もなく平坦なピークに着き、この先から一旦坂を下り、登り返して右上へ向かうと大岩の西峰431mに着いた。
西峰を出発、道なりに東へ進む。途中で大岩の横を通り鞍部を通過、ロープの渡された急登へ向かえば先ほどまでいた西峰から南、東に掛けての展望が広がる。
更に高度を上げれば右に鉾岩へ続く分岐が現れる。鉾岩へ向かって右下へ続く道に入り、道なりに進むと大きな鉾岩の前に着いた。山陽自動車道を走っていると、矢筈ヶ岳に大きな岩が見えているが、それがこの鉾岩である。
矢筈ヶ岳の山頂からの展望は余り期待できないので、この鉾岩で昼食を摂った。昼食後は元の登山道に戻り、少し東へ進むと南を見晴らす展望地ができていた。矢筈ヶ岳の山頂は樹林の下にあり、大平山方面のみ伐採されている。
三等三角点の置かれた山頂で小休止の後、山上山へ向かう縦走路に入る。山頂から東へ向かうと左右に分岐があり、右は牟礼峠へ続く道で、左が石鎚神社、山上山へ向かう道である。手製の標識には北方展望台3分、石鎚神社・山上山・一ノ瀬、石原と書かれていた。
さて、分岐に入り急な坂を下ると、ほんのわずかで北方展望台に着いた。展望台は北方面を見晴らすことができて、眼下には岩峰の山上山も眺めることができた。周囲の展望を眺めた後、展望台を出発、いよいよ山上山へ向かう急傾斜の坂へ取りかかる。
やがてすごい下りが始まる。まるで垂直に下りているような錯覚に陥りそうになるが、ロープを使えば危険性は少ない。坂の傾斜が緩めば一安心で、この先は矢筈ヶ岳や岩峰の山上山を眺めながら進む。
足下はシダの刈り払われた道に変わるが、このシダ刈りは大変だったのだろうと思う。登山道整備のご苦労を偲びながら更に進むと、山上山へ向かう分岐へ着いた。石鎚様、山上山の案内を眺めて坂にとりつく。
少し進むと岩場にロープが渡されており、岩場の先では巨岩に鎖が渡されていた。鎖を補助に高度を上げると背後に矢筈ヶ岳が大きい。そのまま進むと大岩が行く手を遮るようにそびえているが、左に巻き道があるので大丈夫。すぐに山頂広場へ着き、右が矢筈ヶ岳と大平山を見晴らす展望地になっていた。
左に向かうと石祠が祀られており、祠の中には青銅製の蔵王権現が祀られていた。石祠の右側から奥へ向かうとまず右側に灯籠が置かれ、左奥へ進むと岩上に役行者が祀られていた。
この右側の岩上は矢筈ヶ岳と大平山の展望地となっていた。先ほどの石祠まで引き返し、今度は祠の正面の向く方向へ向かうと、矢筈ヶ岳をはじめとして西から北を見晴らす展望地になっていた。展望広がる山上山で周囲に広がる展望を眺めて下山を開始した。
更に下ると崩壊地の手前を右に進み、沢を渡って耕作地跡の前に出る。この付近には石組みが多く残っていた。そのまま道なりに進むと山上山への案内の木が掛けられていた。この先から真っ直ぐな道を下ると作業道に出る。
更に下ると舗装道に着き、道なりに下ると生活道に合流、相変わらず大型トラックが土を運んでいるようだ。少し下るとバイクを配置しておいたゴミステーションに到着。さて、バイクに乗って帰れば本日の登山は終了だが、ここで大変なことが起きた。
免許証を車の中に置いたままだった。従ってバイクは運転できないので、矢筈森林公園まで5キロ以上を歩いて帰らなければならない。天気は良いので何も心配は無く、1時間20分を掛けて登山口の矢筈森林公園まで戻った。
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