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→0:10→ アーチ式石門 →0:10→ 鵜山 →0:15→ 鵜山台 →0:15→ 駐車地
駐車場を出発し右に進む。進行方向の右側に注意していると、道が左にカーブする起点付近で獣除けのワイヤーメッシュの右下に白い石が見える。これがオビィの墓(比丘尼石)である。草が茂り下りることができないため、状況は解らないが、案内によれば、この石には刀で切りつけたような痕があり、それにまつわるふしぎな話が残っているそうだ。
更に進むと右下に海岸が見えてくる。エメラルドブルーの美しい海の先には名峰遠岳山がそびえている。更に進むと左側に特徴的な石グロ(石組み)を見る。そんなに大きくもない石をきれいに積み上げており、こんな石組みを見るのは初めてだ。
石組みを過ごし真夏の日差しを浴びながら進んでいると、頭上を樹林が覆うところで右への分岐が現れる。木に掲示された案内には「日韓海峡海岸 漂着ゴミ 一斉清掃作業 降り口」と書かれていた。この分岐がニーナ神様へ続く道で、分岐に入るとすぐに補助のロープが現れる。
ロープを伝って海岸へ下りると、遠岳山の左側に位置するニーナ神様が見えてくる。海岸を歩いて進むとコンクリート階段があり、階段を登って石鳥居を潜れば祠の前に着く。祠の中にはニーナ神様が祀られ、ニナ貝がお供えされていた。国道に面した案内板にはニーナ神様(古湊の恵比寿様)について、古湊は湊地区発祥の地です。付近に生息するニナをお供えするとご利益があると書かれていた。神様は北を向いているようだった。
そこで分岐を右折、海を見晴らす展望地の手前に大井鵜山魚付保安林植栽記念の柱が立っていた。眼下には特徴的な岩が続き、エメラルドブルーの海の先には平坦な大島が浮かんでいる。周囲を眺めると海側に白い石のようなものが見えた。たぶんこれが白地蔵だろうと思い、踏跡をたどると海の方を向いた白地蔵に着いた。
白地蔵から大島を眺めて更に下り海岸へ下りてみた。初めて見るような岩場から大島や遠岳山等を眺めた後、白地蔵の横を通って元の道まで引き返す。
不思議なグロを眺めて更に散策を続ける。右に作業小屋の建つ交差点を右折、この先でカーブの分岐を直進する。右側に注意していると樹林の切れたところがあり、ここから中に入る。踏み跡が奥に向かって続いているので、そのまま進むと三等三角点の置かれた鵜山へ着いた。周囲は樹林に覆われて展望はないのですぐに山頂を出発した。
先ほどの分岐まで引き返し、今度は直進する。舗装道を道なりに進んでいると左右の分岐に着く。下山は右道だが、この地区の最高点の鵜山台へ向かってみる。分岐を左折し、すぐの分岐も左折、アンテナ施設を右に過ごし奥へ進む。
頭上は樹林に覆われ直射日光は遮ってくれている。間もなく最高点付近へ着くので右上へ向かって坂を登れば、樹林の下の平坦地に着いた。たぶんこの付近が鵜山台なのだろう。周囲は樹林に覆われて全く展望はなく、何も標識はない。鵜山台から舗装道へ下りて先ほどの分岐まで引き返す。
夏の猛暑日の登山なのでとても暑い。コンビニでコーラとアイスを買いJR長門大井駅の日陰で大休止。アイスはすぐに溶けてしまった。やはり真夏である。
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