トップに戻る 2022年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
釿切川沿いを国道262号に沿って進むと左に分岐が現れ、この入口には「彦六の道」の案内が立っている。案内に従い道なりに終点まで進めば、最奥民家前がとうじ山の登山口である。目の前には桜が満開でとても美しい。この桜を見るだけでもこの地に来た甲斐があるというものである。
さて、登山口だが先達の目印は民家左の道から取り付き、左に椿の木を見てこの先から山に入っていた。これは下山時に確認したもので、私は椿の木の左端から山に入り、植林の下からそのまま一気に尾根へ取りついた。
尾根へ着けばそのまま尾根道を忠実に辿れば山頂に着く。最初はシダの背の高い所もあるが、すぐに歩きやすくなり、もう一方の登山口から続く目印に出会った。
急登と言うほどの坂もなく、少しずつ高度を上げればやがてあっけなくとうじ山の山頂に着いた。三等三角点の置かれた明るい山頂からは周囲の樹林の背が高く展望を得ることはできなかった。
下山は元来た道を引き返し、途中でもう一方の登山口へ下りてみた。すると冒頭に記載したとおり、椿の木の民家側に飛び出た。とうじ山への登山口はこの椿の木が起点になっていた。登山口へ着いた頃には桜の花に日差しはなくなり登山時の華やかさが失われていた。やはり桜は明るい日差しの下で眺めるものである。
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