天ヶ岳(てんがだけ) 山口県岩国市由宇町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2005年1月15日(土曜日) 天ヶ岳 121回目 141座目 登山口 法林山宝樹寺 ガイド本 中島篤巳著 周防100山百景(発行所 マツノ書店) 登山開始 13:58 山頂到着 14:51 下山開始 15:09 下山終了 16:09 登山時間 0:53 山頂滞在時間 0:18 下山時間 1:00 所要時間数 2:11 この天ヶ岳は過去2回も登山口を探しまわり、その度に登山口がわからず、今日までどの山が天ヶ岳が解らなかった。今回登山口がわかる資料を手に入れたのでようやく登ることができた。まず、大畠まで行き国道437号線を北に走り、周東大規模農道に入り由宇市街に向けて進み由西小学校を探した。ここの途中に法林山宝樹寺の看板があり、ここが登山口である。
道の側に車を置き出発する。すぐに道が左右に分岐しているので近所の人に道を尋ねると左側と言う答えだった。道を登って行くと竹藪があり、左右の分岐があったが公社造林の看板に左の矢印があったので道を左に取る。
すぐに山道が始まり登山道らしくなった。台風による倒木被害がひどく、木を伐採はしてあるが道が狭くなっており通りにくくなっている。倒木を避けて登って行くが茨の道が多く時間ばかり過ぎて行く。
そのうちに登山道を無視し、とにかく真上に登ることを心がけ、尾根に向かって進むとようやく尾根道にぶつかった。そのまま尾根道を進んで行くがまたしても茨がひどく、棘にあちこち刺されながら進むことになった。登山開始から35分で広場に到着した。
天ヶ岳中腹の広場から由宇川方面の展望 この広場からは由宇川が海に注いでいる景色が素晴らしい。しばらく景色を堪能して正面の森を見ると家らしきものがありびっくりした。よく見ると足王社だった。 足王社には帰りに寄ることにして山頂を目指す。明るい道を行くとすぐにまた倒木の道が始まり木を避けながら山頂を目指す。茨の道はまだまだ続き、広場から5分程度で天ヶ岳山頂到着。
山頂からは前方に木が生い茂っており展望は利かない。山頂を少し過ぎると木が伐採されており琴石山から三ヶ嶽までが広く見渡せる。眼下には由宇温泉と岩国カントリークラブが広がっている。なかなかの景観である。西方向には由宇のカープ球場もくっきりと見ることができた。しばらく頂上でゆっくりし、足王社に向かった。 天ヶ岳山頂先から南方面の展望
足王社には林道が取り付けられているようで道がつながっているようだ。足王社には鳥居をくぐり降りてゆく。最初に祠があり、社には草鞋がかけられている。横には五右衛門風呂の残骸があった。
足王社にお参りして周囲を見ると下からの参拝の道があり、かなり整備されているように見えた。本日登った登山道よりも足王社への参道を経由して登った方が倒木被害が無く安全かもしれないと思った。
社の横には休憩用のイスが寄進されておりしばらく休んで下山を開始した。広場の所まで戻り、由宇川と瀬戸内海の景色を堪能して降りる。少し降りたところに大岩があり、この岩の上に立つと大将軍山・銭壺山・琴石山・三ヶ嶽がパノラマのように一望に見え、しばらくまた立ち止まることになった。 大岩からの展望 銭壺山と大将軍山 岩国カントリーと氷室岳 段々風が強くなってきたので下山を急ぐことにした。尾根道から支尾根に入るとまた倒木がひどくなってきたのでまたまた真下に降りるように急斜面を降りて行く事になった。どんどん降りてゆくと道が竹藪となり、先に行けない状況になった。引き返すこともできないので強引に竹藪を進むと道に迷ってしまった。
感覚的には、下に降りれば道があるはずなので強引に降りると道らしきものが見つかり、そのまま降りると登山口からかなり西の方向に出ることができた。登山口まで舗装道を戻り、ようやく車にたどり着いた。無名の山は台風の倒木被害の処理が遅れており、通常の登山時間以上に時間もかかる、体も茨で傷だらけとなり体力も消費することを目の当たりにした。帰りに天ヶ岳の位置を確認するため由宇温泉・カープ球場を経由して帰った。
天ヶ岳全景 展望広場から由宇川 天ヶ岳山頂 天ヶ岳山頂からの展望
足王社参道と鳥居 大将軍山と銭壺山 前の山 成君寺山 を見る 次の山 頂海山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 天ヶ岳 登山口付近のMAP |