蓼科山(たてしなやま)長野県茅野市・立科町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2016年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2016年9月7日 七合目登山口 →0:40→ 天狗の露地 →0:30→ 蓼科荘 →0:35→ 山頂 →0:30→ 蓼科荘 →0:20→ 天狗の露地 →0:35→ 登山口 全歩行時間 3時間10分 毎年恒例となった大☆さんとの登山、今回は長野県茅野市・立科町にそびえる蓼科山を目指している。前日の予報によれば完全な雨。そこで、今日は観光に切り替えようとしていたら、朝から晴れている。この状況なら蓼科山の登山はできそうだと判断し、七合目登山口へ向かった。 雲の上から顔を出す蓼科山を眺めながら移動、白樺湖のそばを通り、蓼科牧場の白樺高原国際スキー場のゴンドラリフト・シャトルビーナスの駅へ着くと午前8時だった、ところがこのリフトの動き始めは1時間後なのでそのまま7合目登山口まで車で進んだ。
駐車場に車を置いて登山を開始、登山道の入口に建つ蓼科神社の鳥居を潜る。整備された登山道の左右には笹が目立ち、緩やかな傾斜の道を進む。横木が一定間隔で配置された登山道は歩きやすく、要所に蓼科山頂などの案内も置かれているので安心して進むことができる。
次第に足下は小石混じりとなるが、慎重に歩いていれば大丈夫。しばらくは緩やかな登山道歩きだったが、岩の目立つ付近まで来ると、ジグザグを描きながら高度を上げる。足下は不安定な箇所が増えてきたので、自然と歩行はゆっくり歩きに変わる。周囲には自然林が続き、晴れてはいないが明るい登山道である。まるで荒れた作業道のような道が続き、将軍平への案内を確認する。 苔むす岩道をしばらく進んでいると丁字路へ到着、山頂へは左だが、天狗の露地の案内に従い右折し、寄り道してみた。少し進むと西に向かって岩海が広がっており、この付近が天狗の露地なのだろう。遠くまでの展望は雲により望めないが、次第に天候は回復するように見受けられた。 ワイルドな登山道が続く さて,天狗の露地を出発、元来た道へ引き返し、少々荒れ気味の登山道をたどる。まるで土砂崩れが起きたかのような道が続き、歩行も慎重になる。空を見上げれば、次第に青空が増えてきたので安心感が広がる。やがて前方に建物が見えてくれば、この建物が蓼科荘である。管理をされている方が居たので、天候について聞くと、天候が崩れるので早めの行動を取るよう注意を受けた。また、本日は小学生が120名、蓼科山へ登山予定であることも聞いた。
ここで進路は南西へ変わり、天候さえ良ければ前方に蓼科山の勇姿が見えるはずだが、本日は雲に隠れている。足下には急な傾斜の岩海が続き、慎重に高度を上げる。このような状態ではストックが邪魔になるのでリュックに仕舞い、足場を選びながら三点確保で急な傾斜へ向かう。
登るほどに坂の傾斜はきつくなり、間もなく鎖の渡された地点を通過する。この付近から次第に周囲が明るくなり、空には青空が広がり始めた。更に高度を上げていると、進行方向をペンキで案内する岩が現れた。そのまま案内に従い進んでいると、眼下の展望を妨げていた霧が急速に飛ばされ、『頂上まで5分』のペイント付近で眼下を振り返れば、蓼科山荘が霧の中に浮かび、あっと言う間にはっきりとその姿を現した。 霧が晴れれば展望が広がる 眼下には蓼科荘 更に眼下を眺めていると、山荘付近には日が差し始め、すっきりとした展望に変わった。山の天気は変わりやすいという現象をまざまざと見せつけられた。山頂に向かって直登していた進路はここで左に変わり、少しずつ傾斜が緩やかになる。
蓼科山荘を挟んで反対側(北東方向)にはなだらかな山容が顔を出し、その上には青空も広がり始めた。そのまま道なりに岩道を辿れば、すぐに蓼科山頂ヒュッテへ到着、ここで進路は右に変わる。
この先から山頂へ向かう案内は、ペイントされた岩で、足下には踏跡の残る岩が続いている。やがて一等三角点の置かれた山頂へ到着、周囲は霧に覆われて展望は望めない。山頂はとても広く平坦な岩海で、中央部がわずかに凹んでいる。この中央部には蓼科神社奥宮が祀られており、岩の間を抜けて参拝した。 岩海の中に祀られた蓼科神社奥宮(クリックで拡大) 更に西には方位盤が設置されていると案内されていたので向かってみたが、この方位盤はもう朽ちているようだ。このようにうろうろしていると、山頂付近に日差しが戻ってきた。青空の下に明るい山頂を眺めることができて、とても幸運な山旅である。 雲の切れ間から覗く青空と展望(クリックで拡大) 山頂にて大☆さんと記念撮影後、雲の間越しながら、南に広がる展望を眺めて下山を開始。この途中で静岡県から来た総勢120名の小学6年生と遭遇する。この小学校では毎年の恒例行事とのことだが、元気な小学生はあっと言う間に高度を上げて行くので、頼もしい限りである。 下山時に小学生と遭遇 急峻な岩道を下り、蓼科山荘へ到着、ここで山頂方向を眺めれば、先程別れた小学生達の姿が見えている。山荘で冷たいアイスを食べ、クールダウンの後登山口まで引き返した。 小梨の木の下で小梨そば 信州まで来たのでそばの店を探すが、午後3時を過ぎているので多くのそば屋さんは仕舞っていた。それでも根気よく店を探していると、「小梨の木の下」と言う店がぎりぎり空いていたので立ち寄り、小梨そばをいただいた。 このそばは、とろろ・なめこ・大根おろしの三種類のつけそばで頂くそばで、いずれも美味しいものだった。食事の後、白樺湖越しに蓼科山を眺めて本日の予定は無事終了した。 麓から眺める蓼科山 天狗平 蓼科荘から蓼科山 山頂の岩海 展望
蓼科神社奥宮 白樺湖から蓼科山 前の山 弥彦山 を見る 次の山 八ヶ岳(赤岳)初日 を見る 登山口周辺の地図はこちら 長野県茅野市 蓼科山 登山口付近のMAP |