三坂山・澄水山・滝空山(みさかやま・しんじさん・たきそらやま)島根県松江市島根町

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2013年4月27日

登山者駐車場 →0:13→ 車止 →0:35→ 三坂山

 →0:20→ 澄水山分岐(中国自然歩道入口) →0:25→ 滝空山

 →0:25→ 澄水山分岐 →0:25→ 三坂山分岐 →0:25→ 車止 →0:12→ 駐車場

全歩行時間 3時間 0分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 午前中に松江北山の高渋山登山を終了、次は同じく松江北山の中で登り残している滝空山へ向かう。この滝空山へ向かうには、西の大平山から縦走するコースと東の枕木山方面から縦走するコースが用意されている。

 既に大平山には新道トンネル付近から往復登山をしており、枕木山からレーダードームの建つ三坂山を経由して澄水山まで往復している。このコース取りにはぎりぎりまで迷っていたが、高渋山の登山を終えて時刻は既に午後1時半を過ぎている。そこで比較的疲労感を少なくして滝空山へ向かうため、枕木山からのコースを採る事にした。

華蔵寺の案内に従い国道を左折 華蔵寺への参道を過ごす

 松江市街から美保関へ向かって国道431号を進み、枕木山または華蔵寺の案内に従い国道を左折、県道252号枕木山線を北へ進む。蛇行する県道を道なりに進むと、大きなアンテナの立つ場所を左に過ごす。やがて華蔵寺への参道入口が現れるが、そのまま舗装道を進み、枕木山下の駐車場へ到着。トイレの整備された駐車場へ車を置いて登山を開始する。

駐車場 作業道歩きの始まり

 この地点は華蔵寺への車道入口となっているが、入口には鎖が渡されている。さて、まずは最初の通過点の三坂山を目指す。広場に立つ案内には、華蔵寺へ1.5km、大平山へは7.3kmと表示されている。

車止 十六島方面の展望

 何も心配のない作業道を歩き、右への分岐を過ぎれば林道北山線に入る。すぐに車止めがあり、車両ではこの先を通行する事はできない。眼下に十六島方面の展望を眺めながら進むと、澄水山3.2k、枕木山1.7kmの案内を過ごす。足下は未舗装道に変わっているが、こちらの方が舗装道より歩きやすいくらいである。

未舗装道を進む 背後に枕木山

 左右に美しい青葉を眺めながら進むと、背後に展望が開け始め、枕木山の山頂に立つアンテナや宍道湖中海に浮かぶ大根島などを眺める事ができる。但し、当日は霞気味で、大根島方面が霞んでいた。

三坂山分岐 分岐に立つ案内

 やがて澄水山2.3km、枕木山2.6kmの案内を過ごせば、大黒島の見える角度も変わってくる。すぐに澄水山1.5km、枕木山3.4kmの案内の立つ分岐へ到着、ここから三坂山へは200mなので山頂へ立ち寄っておく。

三坂山気象レーダー観測所 航空保安無線施設は無くなっていた

 分岐を右折し少し進むが、前回建っていた、大きな鳥かごに見える航空保安無線施設が跡形もなく無くなっていた。わずか2年の間のこの変貌にはさすがにびっくり。三坂山気象レーダー観測所は健在で、レーダードーム越しに眺める青空が目にしみる。レーダードームの反対側の小ピークへ登れば二等三角点の置かれた三坂山の山頂へ到着。2年前は雪に埋もれた三角点を捜そうとしたが、結局三角点は見つけることができなかった。

三坂山山頂の三角点 三坂山に建つレーダードーム

三坂山の山頂風景

 前回の写真と比較してみると、もう少し北側を掘っていれば三角点を見つけることができたようだ。山頂からは目の前に建つレーダードームが印象的だが、周囲の木々の背が高く、展望はこれ以外に望むことができない。なお、三坂山から北へ尾根道を約1時間半進めば、本日午前中に登った高渋山へ向かうことができる。

澄水山山頂に建つ航空保安無線施設 周辺に建つアンテナ群

 三坂山の山頂を出発、作業道まで戻り、次は澄水山へ向かう。南西方向には平坦な澄水山の山頂が見えており、山頂に設置された航空保安無線施設を眺めることができるが、施設内に立ち入ることはできない。アンテナ群を眺めながら作業道歩きを続けていると、澄水山へ0.5kmの案内を通過、枕木山からは4.4kmの行程である。

中国自然歩道入口 澄水山の案内

 間もなく右に林道北山線の未舗装道を過ごすと、今度は大平山へ2.8kmと案内されている。更に作業道を進めば、右に中国自然歩道の案内が立ち、滝空山・大平山へはこの自然歩道を採る。なお、澄水山へ続く舗装道はすぐに進入禁止となり、この先へは進入するとができない。中国自然歩道入口の反対側に澄水山の標識が置かれているので、この地点を澄水山山頂とするのかも知れない。

澄水山へは立入禁止 高渋山の山脈

澄水山の風景

 北へ少し寄り道をしてみると、午前中に登った高渋山が正面に見えている。歩いた稜線を眺めていると、新緑の尾根道が目に浮かぶようだ。さて、滝空山へ向かって中国自然歩道に入る。この自然歩道は、つい最近草刈りがされたみたいで、とても歩きやすく整備されている。この地点へ来るまでに、三坂山まで往復したという3人の家族連れ、山野草を採取したご夫婦、高渋山へ行ってきたというご夫婦の三組と出会っている。こんなに登山者と出会ったのは本当に久しぶりで、この山域は歩きやすく、とても人気あるコースなのだろう。

刈り払われた自然歩道 植林帯の下を進む

 まるで高速道路並みに綺麗に整備された自然歩道を進んでいると、少しの階段を下り、檜林の間を通過する。周囲にはイカリソウやエンレイソウ、ヒトリシズカなど春の花が満開、むせるような青葉と相まって春爛漫根の中の山歩き。とても幸せな気分で滝空山へ向かっている。

ヒトリシズカ ツクバネソウ
イカリソウ スミレ

春の花の風景

 間もなく左に東持田への分岐を過ごすと、東には三坂山のレーダードームが見えてくる。自然歩道の左に松江農林高校の演習林入口を過ごせば、この先で進路は左へ変わり、大平山へ1.41km・滝空山は「すぐそこ」と案内されている。

東持田への分岐 三坂山
松江農林高校の演習林入口 大平山・滝空山分岐

 案内に従い北へ向かう坂を登れば、すぐに滝空山の山頂へ到着した。山頂には山頂標識も三角点もなく、ただ石杭が置かれているだけ。木の間越しながら西に大平山がそびえているのは、大平山の存在感を感じさせるが、滝空山はひっそりとその陰に隠れているような感じがする。それは澄水山の分岐から滝空山へ向かう際、少し坂を下ったことが要因かも知れない。いずれにしてもこれで松江北山も残すところ忠山のみとなった。

滝空山山頂 木の間越しに大平山

滝空山の山頂風景

 山頂到着は午後3時半、大平山の勇姿を木の間越しに眺めて下山開始。帰りはのんびり春の花を観賞、澄水山・三坂山の側を通る作業道歩きの末、登山口まで引き返した。時刻が少々遅いので、本日の登山はこの滝空山で終了と考え、明日の下見のため忠山の登山口へ行ってみることにした。

枕木山

澄水山・大平山・滝空山

高渋山

ヒトリシズカ

滝空山山頂

 前の山 高渋山 を見る

 次の山 忠山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県松江市島根町 滝空山 登山口付近のMAP

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