須々万緑山(みどりやま) 山口県周南市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
2005年6月11日(土曜日) 須々万緑山 登山口 毛利元就陣屋跡登山口 ガイド本 金光康資著 防長山野へのいざない 登山開始 15:01 山頂到着 15:54 下山開始 17:07 下山終了 17:47 登山時間 0:53 山頂滞在時間 1:13 下山時間 0:40 所要時間数 2:46 昨日から山口県は梅雨入りとなり、午前中は大雨だったが午後になると晴れてきたので須々万の緑山に登ることにした。以前(平成17年1月29日)この山を目指して登り始めたが、途中で周回コースの道標に従い道徳山に登った後、周辺をうろうろした結果夕暮れとなり、結局登頂を断念することになった因縁の山である。 次は2月6日に徳地町の要害山・日暮ヶ岳に登ろうとしたが大雪のため引き返し、緑山に登ろうとしたがその際には登山口周辺に雪があり、登山を断念して引き返す際にタイヤがスリップしてなかなか車が動かず、さんざんな思いをした山で、今回3回目の挑戦となる。
今回は林道コースを取り、楽々の登頂をしようかと思い、すすま保育園の先を左折して行く道を取りかけたが、前回の雪辱戦という意味合いもあるので、前回と同様のコースを取り進むことにした。
緑山登山口より出発しすぐに雑草が茂った登山道を進んで行くと檜林に入る。木漏れ日の中を歩いて行くのは気持ちが良い。梅雨空の展望が気になりながら檜林を進んで行く。檜林の間から見える空はだんだん明るくなってきている。登山最初からゆっくりと高度を上げて行く感じがするが、周囲は檜林なので展望もなく、下ばかりを見て歩いていると目の前に小さな蟹さんがはさみを振りかざしていた。蟹さんを踏まないように進んで行くと緩やかな道に変わった。 檜の植林帯の先に道徳山への分岐を過ごす 登山開始から20分で前回登った道徳山の分岐に到着した。本日は寄り道をせず一路緑山を目指す。ほとんど水平と思われる道を進んで行くと檜林の中に資源開発県行造林の碑を左に見る。更に平坦道を進んで行くと伐採地に到着した。ここは中電鉄塔の通り道となっており、西方面の展望が開けている。
鉄塔からの展望 前回は夕暮れで焦って見た風景を今日はゆっくりと眺める。鉄塔の下から遠くまで遠望できることがわかり、余裕を持った山行きは色々な風景を見ることができることを痛感した。再び木漏れ日の檜林帯に入り、しばらく行くと左側にバルプ資源県行造林の碑を左に見る。
ここからなだらかな右カーブとなり、道が真っ直ぐになると少し下り坂になってきた。前回この下り坂を降り始めて道が違うと思いこみ、引き返した因縁の場所である。下りの坂は緩やかで、焦っていなければ何のことは無い道だが、時間が無いばかりに焦ってしまった事が悔やまれる。
更に引き返した地点から50mも行かないところに緑山周回コースの道標があり、その先の右側には「緑山へ」のプレートが立てかけてあった。前回もう少し我慢して歩いていればそのまま山頂に着いただろうにと思いながら先を行く。緑山へのプレートを見た辺りから少し高度を上げて行くことになり、明るい尾根道を緩やかに登って行く。
一旦小ピークに出ると前方に緑山山頂らしきピークを見る。目の前にはツツジがきれいに咲いている。一旦小ピークを降りて行き、登り返して行くと待望の緑山山頂に到着した。山頂には平成14年10月6日に緑山に親しむ会により設置された大きな緑山山頂標識が立っている。
落ち着いて周囲を見渡すと素晴らしい展望が広がっている。まず南方面には徳山湾と瀬戸内海、その先に国東半島まで見渡せる。西に目をやれば四熊ヶ岳その右にはアンテナを乗せている大平山がはっきりと見える。 山頂から徳山湾・南方面の展望 そのまま北方面には金峰山が目の前に聳えており、その奥には馬糞ヶ岳・長野山が控えているはずだが少し霞がかかっているようだ。 金峰山を正面に 北から東方面の展望 東方面には美和町の白滝山からその奥には広島の山々が続いており、南東方面には岩国の高照寺山・柳井の氷室岳のアンテナ山がはっきりと見え、手前に旧熊毛町八代の烏帽子岳、その右手には先々週登った下松の大将軍山も山頂の形で確認することができた。一つ一つの山をじっくりと観察していたら思わぬ長居をしてしまい、いつの間にか1時間以上も山頂に留まっていた。 南東方面の展望 右手には下松大将軍山 以前では考えられなかったことだが山頂から周囲の山々を確認することが楽しみの一つになってきている。双眼鏡の倍率が8倍から30倍に変わり遠くの山頂までよく見え始めたことも要因の一つであるが、少しずつ山歩きもスローライフに近づいて来ているようだ。 緑山の山頂からの展望は申し分無しで、時間の経つことも忘れさせる展望だった。先週と同様午後5時のサイレンを聞いてせかされるように下山を開始した。この時期5時を過ぎても空が明るいのがありがたい。
檜林を抜けて行き、何の心配もない広い登山道をゆっくりと降りて行く。ほとんど平坦な道なので下山時間も登山時間も余り変わらない。ゆっくりと降りて行くと山頂からは40分で登山口に到着した。まだまだこの時期は午後6時前後でも晴れていれば周囲は明るく午後からの登山も充分楽しめる。 鉄塔からの展望 緑山山頂 金峰山 南東方面 大将軍山 嶽山と大平山 須々万 前の山 妙見山 を見る 次の山 源九郎山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 須々万緑山 登山口付近のMAP |