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そのまま主路をとり右に民家が見える所まで移動する。最初の民家が見えてくれば適当な所で引き返し、この民家先の最初に左側が広くなった場所に車を置く。この駐車地から左上に上がる取り付きを見つけるが、この上には旧耕作地と墓地があるだけなのでパス。左に1ヶ所擁壁を過ごせばこの先の左側に繁る笹の中に登山道が続いている。
笹は少し中に入れば無くなり歩きやすくなる。目印テープの続く明確な道を北へ向かって辿っていたが、踏み跡が不鮮明になり、昨日来の暴風により足下に散乱する木の枝が進行を妨げるため尾根道に沿って高度を上げる。
しかしながら急登が続き、足に負担がかかってきたので、水平移動により笹ヶ峠の上で通常の道と合流した。ところが急登は続き、樹木等の手がかりも無いため、滅多に使用しないストックをリュックから取り出しストックの補助により高度を上げる。
ストックの威力は絶大で、面白いほど高度が上がる。やがて左に大きな穴を見つけ、中を覗くがこの中に落ちれば簡単には抜け出すことはできないと思われる。昔の井戸か鉱山の坑道跡かも知れない。
南峰から進路を北にとり北峰へ向かってみた。わずかに坂を下れば歩きやすい快適な道が続き、尾根の最後でわずかに高度を上げればスズタケの茂る北峰へ着く。北峰も平坦な広場になっており、明るい山頂である。
北に移動し周囲の展望を眺めると、樹間越しに北西にそびえる須佐高山・行者様を眺めることができた。眼下に江崎の集落も見えているのだが全てが樹間越しなのですっきりした展望では無い。
北峰から南峰へ戻り下山を開始した。登山時に合流した地点を通過し、214mピークとの鞍部の笹ヶ峠へ着いた。笹ヶ峠から進路を南にとり植林の下を下る。右上には登山時に歩いた尾根コースが見えている。
足下には昨日の防風により千切れた枝が散乱しておりとても歩き難い。慎重に歩を進めながら坂を下り、登山時に分岐した場所に着いた。この先からは明確な道が続き、駐車地まで引き返した。 たまたまではあるが、登山時に尾根コースをとったことにより、水平移動は余り勧められないが比較的歩きやすい道を歩いていたようだ。
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