洗足山(せんぞくさん)鳥取県鳥取市

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2019年4月27日
社公民館 →0:20→ 登山ポスト →0:30→ 登山道入口 →1:05→ 洗足山

  →0:12→ 展望地 →0:18→ 洗足山 →0:10→ 鳥居野コース分岐

  →0:15→ 鬼の洗濯岩 →1:05→ 鳥居野コース登山口 →0:30→ 社公民館

全歩行時間 4時間25分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 2019年十連休のGW初日は、鳥取市用瀬町へ向かう。鳥取県の山の最初は洗足山で、登山口は社地区公民館。JR因美線因幡社駅の北側にある。休日なので公民館もお休み、駐車場に車を置いて登山を開始した。本日の予定は登山時に金屋ルート、下山時は鳥居野ルートで、一周回りとなる。
麓から洗足山 登山口の社地区公民館

 公民館前を通過し国道53号を右折する。用瀬町樟原の案内先に洗足山への黄色い案内があり分岐を左折、千代川に架かる樟原橋を渡る。この先の丁字路にも案内が置かれ、左が金屋ルート、右は鳥居野ルートだ。この分岐を左折し金屋ルートをとる。

千代川に架かる樟原橋を渡る。 丁字路を左折(クリックで案内)

 足下は舗装されているものの、車一台が通るのがやっとのような広さだ。そのうち道幅が広がり、車とすれ違っても安全な道に変わる。しばらく舗装道歩きが続き、やがて右側に洗足山への案内が現れる。この分岐を右折し道なりに進む。

最初は細い道を進む 分岐を右折(クリックで案内)

 要所に洗足山の案内が置かれているので迷う心配は無いが、舗装道歩きが長く感じる。案内に従い緩やかな傾斜の舗装道を進むと、公園のような所の前に着き、この分岐付近に登山届けのポストが置かれていた。

登山届けのポストを通過 目の前に洗足山

 登山道まで1.5kmとも書かれているので、まだまだ山道までは遠いようだ。現在地等が書かれた案内板を眺め、もっと先まで車で入っておけば登山時間が短縮できたかも知れない。少し先に分岐の案内があり左折、この先の橋を渡った所でようやく舗装道が終わった。ただし、足下は踏み固められており、もう少し先まで乗用車で進むことができそうだ。

橋を渡れば未舗装道に変わる 獣除けの柵の中に入る
 堰堤手前には獣除けの金網で柵がしてあり、この中に入って柵を閉める。ここには小さな字で金屋登山口まで約1kmと書かれていた。この先から少し笹が被るものの普通車程度なら進むことができそうだ。傾斜の緩やかな道を進んでいると、石で組み立てられたお坊さんのようなモニュメントを過ごす。なんとも良くできたものである。
石のお坊さん 登山口手前の広場

 そして公民館を出発して45分で登山道入口へ着いた。なんとも長いアプローチだった。入口付近は広くなっており、ここまで車で入っても駐車スペースは充分あるようだ。さて、登山口手前には休憩用のベンチが置かれ、登山口にはケルンが積まれていた。

登山道入口(クリックで案内) 最初から急登

 登山口の案内に「杭の白色番号は、一等三角点を「0」として30m毎に設置しています」と書かれていた。これは登山時に励みになりそうだ。最初に見つけた杭は49、従って山頂までは約1500mと言うことである。

山頂まで1.3kmの案内を通過 山腹に続く道を辿る

 登山口からいきなり急な傾斜に向かう。足下には杉の枝が散乱しており滑り易くなっていた。横木の階段の道を一気に登れば少し傾斜が緩む。すぐに山頂まで1.3kmの案内を通過、山腹につけられた細い道に入る。右下には渓流が見えており、高度差を感じる。

植林帯 尾根を進む

 周囲は植林帯に変わり、谷を渡って対岸の尾根へ向かう。要所に案内が置かれているので案内に従えば自然と山頂へ着くようだ。周囲を見回せば、名残の桜が咲いている。足下に32の杭を過ごす、もう山頂まで千mを切ったようだ。

山頂まで700m 三角山が顔を出す

 岩の多い場所を通過すれば山頂まで700mの案内を見つけた。足下の杭は29、かなりの誤差があるようだ。ミツバツツジを鑑賞しながら少しずつ高度を上げる。途中北に視界が開けると、特徴的な三角山が顔を出す。足下には19の杭を過ごし進路が右(南)方向へ変わり山腹につけられた道を進む。

進路が右(南)方向へ変わる 山頂へ向かう急斜面
 間もなく進路は左(東)へ変わりいよいよ山頂へ向かう急斜面に取り付く。最初は岩海状態の所を直登、なかなか傾斜がきつい。おまけに落石注意の案内通り、石が滑り易くなっている。
岩海状態 足下が細く滑り易い道

 この先から山腹につけられた細い道を折り返し高度を上げる。足下が極端に狭くなり、滑り易くなっているので足に力が入る。路肩注意の案内が置かれており、足下が滑れば急斜面を滑り落ちそうだ。樹間越しに少しずつ展望が開けてくるが、大展望にはほど遠い。

ロープの渡された岩場 足下に細い道が続く

 やがてロープの渡された岩場へ着き、ここで岩に沿って右(東)へ移動、更に細い道を折り返す。足下には7の杭を過ごしたので山頂までわずかになっている。すぐに安全な尾根へ到着、もう山頂は目の前だ。

山頂へ続く道 山頂は間近

 ここに鬼の岩屋の案内が立っていたので植林帯の中に入る。同時に前の見えないほどのあられが降ってきた。この避難も兼ねて植林帯の中で小休止、しばらくしてひょうが収まったので元の位置に戻り山頂へ向かう。急登を少し踏ん張ると一等三角点の置かれた洗足山の山頂へ着いた。

一等三角点の置かれた洗足山 樹間越しの展望

 山頂では馬酔木の花が満開で、眼下には樹間越しながら用瀬の街並みを垣間見ることができた。向かいにそびえる山には雲がかかり、北には三角山の特徴的な山頂が印象的である。当日はとても寒い日で、手の感覚がない状態だった。これではいけないと、手を温めて小休止を取る。

山頂に咲く馬酔木 山頂から三角山(左側の尖峯)
 山頂に掲示されている案内により、北に展望地があるそうなので向かってみる。山頂から少し下りると右に三角山への案内があり、しばらく坂を下る。やがて鞍部へ着き、傾斜が緩むと前方に展望が開けた。展望地からは用瀬の町が一望で、千代川が蛇行しながら日本海へ向かっていることが解る。残念ながら三角山は前方の山の陰になって見えないが、充分満足できる展望である。
三角山への案内に従い進む 展望所へ向かう道
展望地 眼下に用瀬の街並みが広がる

 山頂まで引き返し、進路を東にとり鳥居野ルートへ向かう。このルートにも番号の書かれた杭が30m毎に置かれている。なだらかな道をわずかに下って登り返せば743mの隠れ頂上と書かれた案内を見つける。西に山頂を眺めて更に東へ進む。

743mの隠れ頂上 鳥居野へ1.7kmと案内されている

 やがて鳥居野ルートの分岐へ着き右折、直進は智頭と案内されている。鳥居野へは1.7kmと案内されており、距離はそんなに長くないようだ。ミツバツツジの花を眺めながら下山を続ける。洗足山へ0.5kmの案内を通過、順調に高度が下がる。案内が多いので初心者でも全く不安感は無いだろう。

ツツジ 鬼の洗濯岩の上
鬼の洗濯岩から洗足山を眺める 出発地が見える

 鬼の洗濯岩の上に着くと眼下に用瀬の展望が広がる。出発点の公民館も見えており、今日一番の展望を得ることができた。洗足山を振り返り、更に下山を続ける。不安定な岩場を抜ければ鬼の洗濯岩が見えてきた。この岩の上が展望地で、先程まで立っていた場所である。

岩場を下る 鬼の洗濯岩

 更に下っていると、岩場との分岐に着いたが、岩場を下るのは危険なので巻き道を選択、安全な道を慎重に下る。間もなく岩場の起点を通過、ロープが渡されているので登りは楽しそうだ。途中で展望の岩などから景色を眺め、立ち枯れの木なども鑑賞する。

岩場へ向かうコース 岩場コースの起点
立ち枯れの木 岩のテラス

 中国電力の鉄塔の標柱が出てくればこの先は巡視路歩きに変わる。植林帯に入り高度を下げれば石垣の多い場所を通過、案内に従い下っていれば獣除けの柵を通過する。この柵の手前で杭の番号は81、山頂からは約2.4kmとなっている。

巡視路に合流 石垣が現れた
獣よけの柵から出る 鳥井野コース登山道入口

 まもなく登山届け用ポストのある登山道入口の案内の立つ所へ着くと、山頂まで2.1kmと書かれていたが、足下の杭の番号は83だった。ここで舗装道に着き、少し下ると鳥居野登山口の案内板に着いた。登山口から国道53号に下り、千代川沿いを北上、安全な歩道を歩いて登山口の公民館へ帰り着いた。公民館付近からは鬼の洗濯岩が見えていた。これで一周回りの洗足山登山は無事に終了した。

麓から洗足山
石の僧
洗足山山頂
三角山
展望地から用瀬地区
鬼の洗濯岩上から出発地
鬼の洗濯岩上から洗足山
鬼の洗濯岩

 前の山 鶴見岳 を見る

 次の山 鶴尾山(若狭鬼ヶ城) を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 鳥取県鳥取市 洗足山   登山口付近のMAP
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