鶴見岳(つるみだけ)大分県別府市

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2019年3月24日
登山口 →0:45→ 西登山道分岐 →0:50→ ロープウエイ分岐 →0:25→ 山頂

 →0:12→ 鞍ヶ戸方面分岐 →0:12→ 西登山口分岐

 →0:33→ 一気登山道合流点(西登山道分岐) →0:33→ 登山口

全歩行時間 3時間30分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 大分県の登山も最終日、今日は別府市の国見岳へ登る。別府市の中心街から県道11号やまなみハイウエイを湯布院方面へ進む。途中で鶴見岳へ向かう別府ロープウエイを通過、変則交差点の先で右に別府温泉の総鎮守、火男火売神社(御岳権現社)の案内を確認して鳥居横から北へ続く参拝道に入る。
火男火売神社(御岳権現社)の石鳥居 駐車場

 コンクリート舗装の道を慎重に進み駐車場へ到着、すぐ目の前に火男火売神社の門柱を見て、登山口はこの方向と思っていたら、登山者がさらに舗装道を奥へ向かうので近くの人に尋ねると、奥へ行くと階段があり、階段を登れば神社へ着く事を聞いた。ちなみの聞いた人は、門柱の所から進むと話された。そこで、登山時は階段まで行き、下山時に門柱の所から下りることにした。

門柱手前を右折する 建物の奥を左折

 さてすぐに登山開始、舗装道を奥へ進むと前方上に鶴見岳の山頂付近が現れた。これから明るい山頂へ向かうことになる。間もなく左に社務所のような建物が現れ、この先左側から中央部に手すりの設置された石段が続いていた。急な傾斜の石段を登り、やがて手水鉢の所まで着いた。

石段を登る 手水鉢

 更に石段を登れば火男火売神社へ到着、早速神社へ参拝して左側から続く登山道に向かう。一気登山道の案内には現在地O地点が海抜750m、次のP地点まで230m、6分、ゴールまでは2.3km、1時間25分と書かれていた。これはとても励みになる案内である。鶴見岳山頂への案内を確認して登山道に入る。

火男火売神社へ参拝 登山道に入る

 木の根が張りだし、苔むす岩の点在する道を通って高度を上げる。すぐに「べっぷ鶴見岳一気登山道」の標柱を過ごす。この先で標高800mのP地点へ到着、次のQ地点まで7分180mとなる。足下には火山特有の岩が点在しており、鶴見岳が火山であることがわかる。登山道は明確で、案内もしっかりしているので迷う心配は無い。

案内が多く置かれている 海抜800mのP地点(クリックで拡大)
 間もなくベンチの置かれた休憩所を通過、すぐに標高850mのQ地点に着いた。R地点までは270m、8分で小刻みに高度を上げている。すぐに山頂への標識の置かれた場所を通過、案内がしっかり置かれているので安心だ。由布鶴見岳自然休養林の案内を過ごせばわずかで標高900mのR地点へ到着、S地点まで260m7分と書かれている。R地点からゴールまでは丁度1時間、足下には霜柱が目立っている。
ベンチの置かれた休憩地 明るい登山道

 疎林の中を淡々と進みゆっくり高度を上げる。前方の樹林の先に草原らしき山頂が見えている。標高900mのS地点を通過、次のT地点までは250m8分である。なお、ゴールまでは1.4kmと案内されている。間もなく西登山口への分岐へ到着、鶴見岳から由布岳を眺めながら周回すればこの道に帰り着く筈である。今回の行動予定は全く白紙なので山頂に着いたら決めようと思っている。

霜柱 西登山道への分岐

 海抜1000mのT地点へ到着、次のU地点までは170m7分である。足下には苔むす岩が増えており、これまでほとんど真っ直ぐに登ってきた道はここから折り返しながら登るようになる。背後には樹林越しながら別府湾が広がっている。すぐに海抜1050mのU地点を通過、次のV地点までは190m7分である。

苔むす岩 樹林越しに別府湾

 足下は黒っぽい火山灰で、相変わらず折り返しながら高度を上げると海抜1100mのV地点へ着いた。次のW地点までは190m8分である。高度が上がるにつれ足下には霜柱か増えてきた。更に進めば標高1150mのW地点を通過、次のX地点までは170m8分である。急登になったためか登山道には補助のロープが渡され、霜柱を踏みしめながら高度を上げる。

折り返しながら高度を上げる 補助のロープを使う

 ロープの途中で海抜1200mのX地点を通過、Y地点までは150m7分である。足下には不安定な岩が増えるので、慎重に高度を上げる。やがて海抜1260mのY地点を通過、次のZ地点までは140m6分である。ここまで来ると周囲に点在する岩は大きくなり、足場も岩の所が増えてきた。間もなくロープウエイと山頂への分岐につき、ここで山頂へ向かう道をとったので一気登山道と別れる。

岩が大きくなる 一気登山道との分岐
 山頂へ向かって直進方向に進路をとり、道なりに進めば一気に高度が上がる気がする。頭上が開けてきたので眼下に展望が広がり、今までの苦労が報われるような気がした。さて、前方に青空が開けてきたので一気に高度を上げれば、ベンチの置かれた展望地に着いた。脇には恵比寿さんが祀られ、東側には別府ロープウエイの山頂駅が見えている。
自然林の下を進む 恵比寿様の祀られた展望地
眼下にロープウエイ山上駅 ロープウエイからの道と合流

 小休止の後山頂へ向けて出発、途中で右下にロープウエイへ続く道を通過、この先に付けられた階段を登る。前後には軽装の観光客が多い。階段を登り切れば三等三角点の置かれた鶴見岳山頂へ到着、敷地内には火男火売神社上宮が祀られ、アンテナ施設も建っていた。山頂からは東に別府湾が広がり、西には双耳峰の由布岳が美しい山容を見せている。

山頂へ続く道 鶴見岳山頂
山頂から由布岳 別府湾(クリックで拡大)

 南西に連なる山脈は九重連山だろうか、阿蘇山は久住山より少し低いので見えないものと思われる。周囲に広がる展望をしっかり眺めた後、一気登山道のゴールを確認するためロープウエイと山頂への分岐まで引き返した。ここで、別府一気登山道の案内に従い分岐を右(北東)に進むと海抜1300mのZ地点を通過、ゴールまでは130m5分である。

一気登山道の分岐 海抜1300mのZ地点を通過
ロープウエイへの分岐を通過 一気登山道のゴール地点

 疎林の下を進むとすぐに頭上が開け、右下にロープウエイへの分岐を見送る。更に高度を上げれば大きな建物が見えてきた。距離からするとこの建物がゴールのようだ。建物の横を過ごせばロープウエイから続く道と合流、そのまま階段を登れば再び鶴見岳に山頂だ。2回目の山頂にはやはり観光客が多い。

山頂へ向かう 再度山頂へ

 一気登山道を確認したので元来た道を引き返そうとしたが、先程一気登山道について聞いた方が、鶴見縦走路方面に周回したら由布岳がよく見えるというので、そのまま西へ向かうことにした。奥(西)に建っているアンテナ施設の左下から続く鶴見縦走路を辿る。確かに西には由布岳が美しい山容を見せている。

鶴見縦走路に入る 由布岳

 急な傾斜の道を一気に下り平坦な鶴見展望所に着けば、背後に鶴見岳のアンテナ施設が大きい。しばらく緩やかな傾斜の道を進んでいると、進行方向に内山へ続く山脈が見えてきた。西には由布岳が美しく、この道を下山道にすると、素晴らしい展望を眺めることができるようだ。

鶴見展望所から山頂のアンテナ 北西にそびえる山脈(クリックで拡大)

 間もなく正面に見えている尾根がはっきり見えてきた。どうも岩場が崩落しているようだ。これは地震による被害かも知れない。間もなく左下へ続く分岐が現れ、この分岐を左折して御嶽権現社へ続く道へ入る。案内によれば、鞍ヶ戸・船底・内山を経由して大平山及び塚原方面へ向かう登山道は崩壊しているようだ。

分岐を左折 急な坂を下る
 急な坂を折り返しながら高度を下げる。足下には小石が多いのでスリップしないよう注意が必要だ。 間もなく西登山道と御嶽権現社への分岐が現れたので南東に進路をとる。歩いている場所は平坦で広い場所なので道を間違えやすそうだ。目印と踏跡を確認しながら進まなければならない。東の山上には鶴見岳のアンテナがりりしくそびえている。目印を確認しながら進んでいると南平台の案内が見えてきた。展望が良いのかも知れないので 案内に従い西へ向かってみた。
権現社への案内に従う(クリックで拡大) 鶴見岳
南平台方面へ向かう 展望地から由布岳

 すぐに平坦な場所に着き、前方に由布岳が見えてきた。やはり由布岳は美しいが、もう何回も見てきたので、ここで引き返すことにした。先程の分岐まで戻り、下山を続ける。しばく下っていたら、再度南平台への案内が現れた。南平台とは標高1216mピークのことだろうか。この先で注連縄の渡された大岩を眺め、緩やかな下り傾斜の道を辿っていると、登山時に眺めた西登山口へ続く分岐に着いた。

鶴見岳を見上げる 注連縄の渡された大岩
一気登山道と合流した 海抜900mのR地点

 すぐに海抜950mのS地点を通過、この先はもう明確な登山道を引き返すだけで、火男火売神社へ登山の無事を報告し、登山口の駐車場まで引き返した。楽しい大分県の山旅が無事に終了、山の種類は997山となった。

再び火男火売神社ヘ参拝 登山口の門柱に着いた
火男火売神社(御岳権現社)
鶴見岳山頂
別府湾
由布岳
鶴見岳を振り返る

 前の山 千灯岳 を見る

 次の山 洗足山 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 大分県別府市 鶴見岳   登山口付近のMAP
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