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→0:20→ 鞍部 →0:10→ 大領寺山 →0:20→ 鍋提峠雨量計
能満寺付近から県道34号下関長門線を木屋川沿いに下り、大羽山交差点を右折、俵山温泉方面へ約1km進むと、左側に「林道金ノ口線」への分岐を確認し左折。なお、この入口には「長門市指定文化財 連理のサカキ」の案内も掲示されているので目印となる。
舗装された林道をそのまま道なりに進むと、途中で「連理の榊」の案内を通過する。この案内には「サカキは日本特有の樹木ではない」ことと、「神樹として尊重されているのは日本だけである」こと等が記載されていた。この案内の先から民家は無くなり、道路上の落石を細心の注意により迂回しながら進むと、ようやくという感じで林道金ノ口線終点の案内のある場所へ着いた。
この先の左側に鍋提峠雨量計があり、この施設手前に駐車して登山を開始する。この場所には鍋下げ峠展望台と案内されているが、展望は望めず、ただ見えたのは南東方面にこれから登る大領寺山くらいだった。
さて、林道を少し引き返すとカーブミラーがあり、左上に続く階段を登ると馬頭観音が祀られていた。大領寺山へはカーブミラーの右横から山道に入り、そのまま尾根道を辿る。
平坦地を抜けた先で坂に向かえば、途中で右に岩を過ごす。坂を越えれば気持ちの良い尾根道歩きとなる。やがて現れる急登を乗り切れば突然明るい切り開きに出る。この平坦なピークが大領寺山で山頂標識が置かれていた。地籍図根三角点の置かれた山頂からは周囲に木々の背が高く展望は望めなかった。
明るい大領寺山を出発し西山へ向かう。急な坂を一気に下り鞍部まで下ったら左(北北東)に続く細い道に入る。ところが当日は尾根道歩きという頭があり、この上の尾根に登ってしまった。どうも様子がおかしいので引き返し、無事に縦走路を見つけることができた。
この先は豊田町の黄色の地籍調査杭を目印に進む。気持ちの良い尾根道が続きスピードアップ。左から上がってきた作業道と出会うが、この付近からの展望はやはり無い。更に進み、足下に県石杭を過ごして坂を登れば、ほとんど傾斜を感じない気持ちの良い道が続く。
木漏れ日を眺めながら北へ進むと平坦な西山山頂へ到着、中央には三等三角点が置かれていた。三角点の横はイノシシのヌタ場になっており、この付近はイノシシたちの憩いの場のようだ。周囲はやはり木々の背が高く、展望は望むことができない。
山頂に着いた喜びだけが収穫で、元来た道を引き返した。鍋提峠を出発、林道途中の落石を慎重に迂回し、俵山温泉街を散策した。ところが温泉街はコロナ禍の真っ最中でほとんど客足が無く、入浴客も少ないようだった。
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