雄笠山・雌笠山周回(おんがさやま・めんがさやま)山口県下関市菊川町

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2012年4月1日

中国自動車道小月6ガード →0:15→ 車止め →0:05→ 円座観音

 →0:05→ 林道終点広場 →0:15→ 雄笠山下の峠 →0:08→ 雄笠山

 →0:05→ 峠 →0:12→ 雌笠山

 →0:20→ 行者堂 →0:15→ 登山口の小月6ガード

全歩行時間 1時間40分

 今回は下関市の雄笠山から雌笠山への周回登山へ向かう。登山の起点はJR小月駅。小月駅から北へ進み、国道491号を左折、次の信号のない交差点を右折する。現在交差点の横に西京銀行小月支店が建っているが、間もなくもう少し西へ移転するようだ。

登山起点はJR小月駅 小月駅前から眺める雄笠山と雌笠山
小月駅前の交差点を左折 次の交差点を右折

 そのまま道なりに北西へ向かうと、やがて山陽新幹線の高架下を通過、この交差点の右の角に「↑円座観音 雄笠山へ」の案内が立っている。雄笠山方面へ進路を採り、中国自動車道(小月8)のガードを抜け、民家を横に見ながら北へ進むと、左にため池が見えてくる。

登山口への分岐、駐車地は右 カーブミラーの分岐を左折

 更にこの先へ、車に乗ったまま進入しようとしたら、車止めが設置されていた。左に空き地があるものの、この場所が公共の土地か私有地かの判断がつかず、また、地元の車両の方向転換に使用されているようにも見えたので、駐車地を別の場所に求めることにした。

中国自動車道(小月6)のガードの先に駐車 小月6のガードをくぐって登山開始

 いずれにしても本日は、雄笠山から雌笠山へ周回するため、元来た道を引き返し、円座観音の案内の建つ分岐(山陽新幹線の高架下)まで戻る。次に雄笠山を北に見て、すぐの分岐を右折し、北東へ約400m進む。ここで左に「役の行者尊像」の案内を確認して左折、やがて中国自動車道(小月6)のガードを抜けた右が広くなっているので車を置いて登山を開始する。

民家の先を左折 あぜ道を進む
ため池の横を進む 舗装路の先で小月8のガードをくぐる

 小月6のガードをくぐり、民家の先を右折、あぜ道を西へ向かう。左にため池を眺め、この季節の花、清楚なスズラン水仙等を眺めながら進み、小月7のガードを右に過ごす。間もなく右に現れる小月8のガードを潜り、北西に雄笠山の勇姿を眺めると、山頂にはアンテナが1本建っていることが分かる。

雄笠山を眺める 車止めを通過する

 さて、舗装道を道なりに進むとやがて先ほど確認した車止めを通過する。左に美しい水面のため池を眺め、未舗装道を進めば「円座観音」と「登山口 山頂まで35分」の案内の立つ分岐に到着。この分岐は左の円座観音へ向かって左の道を採る。

円座観音へ向かって分岐を左折 円座観音は左折、林道は右折

 左右に笹の茂る道を進むと、すぐに周囲の植生は植林帯に代わり、左に円座観音の案内が立っている。案内を眺めて少し進むと三つの石が祀られ、左の岩には「薬師如来」、中央の岩には「大慈大悲観世音菩薩」、右には「地蔵尊三界社」と刻まれている。

円座観音(写真をクリックすると案内を表示) 広い場所を通過する

 円座観音へ参拝後、元の道に戻り、上に見える林道へ向かって急な坂を登る。すぐに林道へ着き、北西へ向かって何の心配もない道を進む。間もなく広く平坦な場所を過ごし、左へ続く道へ入る。なお、入口には雄笠の案内が置かれていた。

雄笠山への案内 進路を間違えないように

 植林帯の下、山腹につけられ広い道を進むと、少し左方向に進路が変わり、左の木には雄笠山への案内が掛けられている。この付近からようやく登山道らしくなり、少々ワイルドな道に変わる。

植林帯が続く 岩の多い場所を通過

 足下にはゴロ石が目立つので、滑らないよう慎重に歩を進め、周囲に広がる杉の美林を観賞しながら少しずつ高度を上げる。やがて峠へ着き、左は雄笠山、右が雌笠山の案内を確認する。ここは左の雄笠山へ向かって進路を採る。

峠へ向かう 峠へ到着
雄笠山へ向かう 急斜面には補助のロープが渡してある

 雄笠山山頂への案内の先は、急な斜面が待っている。少し気を抜けば、ずるずる滑りそうな急斜面。ここには頑丈な補助のロープが渡してあり、とても助かる。登山途中に、周囲を見晴らすような展望は期待できないが、久しぶりの急登に、登山をしているという充実感を味わうことができる。

明るい雄笠山山頂

雄笠山山頂から眺める展望

 坂の傾斜が緩めばもう山頂は近い。間もなくアンテナの建つ雄笠山の山頂へ到着、明るい山頂からは南と西へ展望が開けている。西には周防灘が広がり、南西には長府権現山、四王司山、青山、勝山と続く勝山三山は、少々木の間越しながら美しい山脈を見せている。

勝山三山 鬼ヶ城など

 右には後から登ろうとする表山の三角点峰と山頂にアンテナが立ち、西には鬼ヶ城から狩音山へ続く稜線も美しい。しばらく周囲に広がる展望を眺めた後、雌笠山へ向かって一旦鞍部へ下る。

峠から雌笠山へ向かう 巡視路を進む

 急な斜面を滑り落ちるように下り、雌笠山へ向かって西へ続く中電の巡視路に入る。よく踏まれた道を少し進むと、35番鉄塔への分岐が左に見えてくるが、かまわず山腹につけられた道を直進。この先でも同様の標柱が左に見えてくるが、やはり直進する。

雌笠山へ続く坂 案内を過ごす

 やがて、頭上を植林帯が覆い、美しい木漏れ日の中を進むと、雌笠山と行者尊堂への分岐が現れる。この分岐は、左の雌笠山へ向かうと、すぐにカヤトの原の明るい鉄塔広場に出る。鉄塔下は明るくて気持ちの良い場所だが、周囲は植林に覆われ、全く展望がない。立つ位置を変えながら木の間越しの展望を探すが、やはり展望を得ることはできなかった。

明るい雌笠山山頂 下山を開始

雌笠山山頂から眺める展望

 雌笠山の山頂を出発、次は行者尊堂へ向かって進路を採る。雌笠山から少し下り、先ほど確認した行者尊堂への案内に従い坂を下る。植林帯の下につけられた道を下り、途中で行者尊堂への案内を確認する。

行者尊堂への案内 進路は少し右へ向く

 この案内の先からロープの渡された急な斜面を下るが、中電の巡視路特有の階段が設置してあるため、何の不自由も無く下りることができる。やがて平坦な道に着き、少し安心すると進路は右へ向き、ここでも急な斜面を下る。

急な斜面を下る 山腹につけられた細い道

 更に、谷を巻いた先の山腹につけられた道は、とても狭く滑りやすいので慎重に進む。石杭のある付近で、進路は左へ変わり、ロープの渡された坂を下ると、岩窟に祀られた行者尊堂へ着く。

進路は左へ向く 行者尊堂は間近

 役の行者尊像の案内に寄れば、行者尊像の中の行者は前鬼、後鬼と称する二鬼を伴って鎮座しているそうだ。行者尊像へ参拝し、行者尊堂を出発。水仙などの花の咲く階段を下るとペトログラフ(岩刻文字)の案内の立つ場所へ着く。目の前には文字の刻まれたような大きな岩が横たわっている。

行者尊像へ参拝 ペトログラフ(岩刻文字)

 鳥居を抜けると右に坑道跡を眺める。中に入ってみると奥は深いように見える。また、坑道奥からは水が流れていた。更に下山を続ければ、周囲に植林帯が素晴らしく、整然と植えられた木々を眺めながら進む。

鳥居をくぐる 坑道跡
明るい植林帯 ため池を過ごす

 やがて周囲に沼が目立ち、更に下ると中国自動車道小月6のガード前広場へ到着。一周回りの登山は無事終了した。車に乗り込み、近くの民家の前から雄笠山から雌笠山へ続く稜線を眺める。登山後に、歩いた稜線を確認するのも楽しい作業のひとつである。

円座観音

雄笠山山頂から眺める展望

行者尊堂

ペトログラフ

雄笠山と雌笠山

 前の山 草場山(吉母) を見る

 次の山 表山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市 雄笠山 登山口付近のMAP

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