表山(おもてやま)山口県下関市

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2012年4月1日

駐車地 →0:10→ 巡視路入口 →0:10→ 127番鉄塔

 →0:20→ 三角点峰(128番鉄塔) →0:10→ 山頂(129番鉄塔)

 →0:07→ 三角点峰 →0:18→ 巡視路入口 →0:10→ 駐車地

全歩行時間 1時間25分

 山口県下関市の山歩き。下関市小月の雄笠山から雌笠山への縦走を終えた後、次は下関中央霊園を登山口とし、表山へ登る。

 JR小月駅を起点とすれば、国道491号を道なりに南西へ向かって約3km程度進む。ここで小野への案内に従い、県道33号へ向かって交差点を右折、中国自動車道(小月23)のガードを抜ける。そのまま県道を道なりに進むと、進路は南西方向に変わり、進行方向に勝山が見えてくる。

県道33号へ向かって交差点を右折 勝山

 緩やかに右カーブを描きながら更に進むと、右に今回の登山口である「下関中央霊園」が見えてくる。分岐を右折して霊園の中に入り、何の気なしに駐車場に車を置き、登山を開始する。

下関中央霊園 桜の花見には少し早い

 ところが、これは足馴らしには丁度良いが、足を痛めている私には少々きつかった。この霊園内はとても広く、端から端までの移動にはやはり車に乗ったままが原則のようだ。従って、北東方面の表山三角点峰に建つ、赤・白の鉄塔を目印に、車での移動が正解。

仏舎利塔 表山の三角点峰

 霊園の最も北東の駐車場へ置けば、少しでも(片道10分)登山時間を短縮できる。と、言うのは後で分かったこと。私はまず登山の目印となる仏舎利塔を目指し、この塔の前を通過。北東方面へ続く舗装路を進むと、霊園の北東の端へ着き、霊園の右(東)に鉄柵で仕切られた未舗装道が続いている。この地点が表山への登山口であり、背後には霊園の駐車場が整備されている。

表山へ最短の駐車地 鉄柵の左端から巡視路へ入る

 鉄柵の向かって左側が開いており、こちらから未舗装道に入る。この入口には関門連携線の標柱(←126 127→)が立っている。さて、そのまま未舗装道を東へ進むと道祖峠へ着き、右に向かって巡視路が続いており、下関火力山口線(21−1 →)の標柱を確認、この斜め右方向には石碑が置かれている。表山へはこの巡視路を右に過ごし、もう少し奥(東)へ進む。

巡視路を進む 道祖峠
石碑 分岐は左へ向かう

 道祖峠から少し先(東)へ進むと左右の分岐となり、左に標柱(←127 ←126)・下関火力山口線(21)を見る。この分岐は左道を採り、少しの坂を進むと植林帯の中に入り、直進方向と右方向の分岐に着く。ここは直進方向へ進み、鉄製の小さな橋を渡れば大丈夫。右上の木の間越しに、三角点峰に建つ鉄塔をかいま見ることができる。

坂の先の分岐は直進方向へ 鉄の橋を渡る

 すぐに127番鉄塔の広場に着き、背後を見回せば、鉄塔越しに四王司山や勝山の展望が広がる。東には周防灘も見えており、明るい鉄塔下で小休止を採る。登山道は鉄塔の上から更に続き、倒木などにより、障害物競走のように進む場所もあるが、踏み跡も確かなので安心して進むことが出来る。

127番鉄塔から四王司山と勝山 倒木を越えて進む

 足下には春の草花が芽を出し、これから先の新緑の季節が楽しみである。やがて、目の前に急な傾斜が現れ、これから先が少し踏ん張りどころ。急な斜面に取り付き、一気に高度を上げる。足下が滑りやすいので、雨の降った後には少々苦労しそうな場所である。また、周囲には目印が多く、道を外すことは無いので安心して登ることが出来る。

急な斜面へ向かう 大岩を通過

 岩の目立つ場所を通過し、中電特有のプラスチック階段に助けられながら更に高度を上げる。やがて進路は少し右寄りに変わり、傾斜がゆるむと周囲の木々の植生は自然林から植林帯に変わる。この先で一旦坂を下って登り返せば、三等三角点の置かれた表山の三角点峰へ到着する。

プラスチック階段に助けられる 表山三角点峰

三角点峰から眺める風景

 128番鉄塔の下から周囲を見回せば、これはすごい展望。ほぼ周囲360度の大展望が広がっている。眼下に小月の町並み、遠く東には山陽小野田市方面を見晴らし、南東には響灘、右へ向かって長府権現山、四王司山、青山、勝山と続く勝山三山。西には植林によりほんの少し遮られながらも、鋤先山と吉見竜王山、更に鬼ヶ城と狩音山と続く。

小月方面と眼下に広がる展望

 多少霞気味なのはこの季節の特徴だが、それにしても久しぶりの展望はとてもうれしい。北にそびえる表山はやはり三角点峰よりは少し高いようだ。さあ、一旦坂を下って山頂を目指す。途中に続く植林帯は枝打ちされ、とてもすっきりしており、東に小月の町並みを眺めながら進むのも気持ちよい。

展望を眺めながら山頂を目指す 表山山頂

 やがて少しの坂を登ると石組みの上に129鉄塔の建つ表山の山頂に到着した。鉄塔の下からは少し位置を変えながら周囲に広がる展望を眺める。三角点峰で眺めていた小月方面は樹林にさえぎられるものの、南には四王司山、表山三角点峰、青山、勝山と続き、西には吉見竜王山、北西には鬼ヶ城、狩音山を眺める。

竜王山と鬼ヶ城

 更に北にはアンテナの置かれた華山を確認、素晴らしい展望を眺めながら表山山頂にて記念撮影。なお、足下の石杭には宇部八幡宮と刻まれている。表山山頂から更に北へ向かって巡視路は続いているようだが、周回すると遠回りになりそうなのでここで引き返す。

右奥に華山

山頂から周囲に広がる展望

 三角点峰まで引き返すと、地元の人が登ってきており、50年ぶりに登ったことや自分の家が見えること等をお聞きした。三角点峰から急な斜面を滑り落ちるように下る。最近はこんなことが多いような気がする。

麓から眺める表山

 下関中央霊園まで下り立ち、無事表山への登山は終了。約10分掛けて駐車地まで戻った。やはり駐車場所の選定は大切であることを痛感した。霊園を出発、少し西へ移動し表山の全景を眺める。立つ位置によって、山頂の鉄塔は見えないようだ。

三角点峰から眺める小月方面

三角点峰から眺める表山山頂

表山山頂から眺める竜王山

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市 表山 登山口付近のMAP

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